エイドリアーノ・デ・スーザとカリッサ・ムーアがハーレー・オーストラリアン・オープンで優勝。

エイドリアーノ・デ・スーザとカリッサ・ムーアがハーレー・オーストラリアン・オープンで優勝。 


Hurley Australian Open of Surfing Adriano De Souza and Carissa Moore - Hurley Australian Open of Surfing Men's and Women's Champions 2014
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マンリー・ビーチ、NSW/AUS(2014年2月16日日曜日)9日間に渡って、オーストラリアのマンリービーチで開催された「ハーレー・オーストラリアン・オープ ン」が終了。エイドリアーノ・デ・スーザ(ブラジル)とカリッサ・ムーア(ハワイ)は、ASP 6スターQSディビジョンのタイトルを獲得した。

 

3フィートのイベント・ベスト・ウェイブは、ファイナル・デイのステージにセットされ、傘やレインコートに身を包んだギャラリーたちにビーチは埋め尽くされた。デ・スーザはエクセレントの8ポイントを2本揃え、ファイナルを最初の数分でシャットダウンした。デ・スーザは、自分自身をパーフェクトなポジションに置き、ウィルソンにプレッシャーを与えた。

 

© ASP / Robertson

 

「ハーレー・オーストラリアン・オープンで優勝した初のブラジリアンになれて本当に嬉しいですね。」と、デ・スーザが言った。「僕は、ジュリアン・ウィルソンのことを本当にリスペクトしています。彼はワールド・ナンバー6であり、イベントのなかのベスト選手でした。ファイナルでジュリアンは何度かワイプアウトして、自分は本当にラッキーでしたね。今回のイベントでは、ビーチのファンをはじめ、ブラジリアン達からサポートしてもらい本当に素晴らしかった。最高のスタートになりましたね。」

 

 

© ASP / Robertson

 

今シーズンに向けた多くの自信をこのイベントで得ることが出来ました。

 

惜しくも2位となったウィルソンは、ハーレー・オーストラリアン・オープンの初日からスポットライトを浴びていた。彼はナンバーワン・シード選手で、自分のスポンサーのイベントだっただけに負けられないイベントだった。そんな彼のサーフィンは完璧に近かったが、ファイナルでは崩れた。デ・スーザは2つのクイック・スコアを手に入れ、その後に南風のスコールがやって来て、会場は激しい風雨に見舞われた。最後まで諦めなかったウィルソンは、ビッグスコアを狙ってハイリスクなエアリアルを試みるが、着地を成功することは出来なかった。

 

「僕は2、3回ワイプアウトしてしまって、それを挽回することができなかった」と、ウィルソンが言った。「ほんとうにイライラしました。全くリズムを掴めなくって、自分が慌てているようにも感じました。今回は、多くのことをポジティブにやれました。厳しいコンディションでしたが、楽しく一週間を過ごせましたね。いくつかのグッド・ヒートはあったし、優勝もあと一歩の所でした。もし僕がここに来て、早くに負けていたら、自分に何ももたらさなかったでしょう。しかし、今シーズンに向けた多くの自信をこのイベントで得ることが出来ました。」

 

カリッサ・ムーア(ハワイ)© ASP / Robertson

 

リラックスして試合を楽しんでって自分に言い聞かせていたんです。

 

ファイナルの中盤戦、セカンド・ポジションを強いられていたASPウイメンズのワールド・チャンピオンに君臨するカリッサ・ムーア(ハワイ)は、アレッサ・クイゾン(HAW)を逆転するためにグッド・スコアが必要だった。そこにスーパー・クリーンなライトハンダーが現れ、ムーアは彼女のムーブをメイクして、スタイリッシュなレール・グラブ・フローターを実行。そこからスピードをビルドアップして、フィンを完全に抜く爆発的なフィニッシュ・ターンをアンロード。そのライディングは9.43をスコア。勝負はそれで決定的なものとなった。

 

「優勝出来るなんて思っていませんでした。」と、ムーアが言った。「試合に久し振りに戻れて嬉しかったです。でも、今朝はちょっと緊張していて、リラックスして試合を楽しんでって自分に言い聞かせていたんです。今日のコンディションは、凄くスムースで、波もスーパー・ファンでした。

 

ファイナルでは、あの9.43を手に入れて、それは素晴しい波でした。でも、あのスコアが出るとは思っていなかった。スピード・フローターをして、それから、最後のターンを出来る限りハードにプッシュし、その波で逆転出来て最高でした。」

 

また来月、ASPウイメンズのワールド・チャンピオンシップのトップ17のサーファーの1人として初舞台を控えているクイゾンは、今回のASP 6-スターQSイベントで初めてファイナルをメイクした。好調だったクイゾンは、ファイナルにおいても7-ポイント-レンジを2本揃えたが、カリッサ・ムーアを止めることは出来なかった。

 

 

オーストラリアン・レッグは会場をマンリーからニューキャッスルへ移し、17日から23日まで開催される、ASP 6-スターのバートン・トヨタ・プロとハンター・ポート・ウイメンズ・クラシックとなる。今回同様、ニューキャッスルは、日本から多くの日本人サーファーが出場する予定。

 

 

がんばれ!日本!

 

明日スタートするASP6スター「バートン・トヨタ・プロ」には、日本から今回も多くの日本人サーファーが出場。ラウンドオブ144には、H-3に辻裕次郎、 H-6 加藤嵐、H-15 仲村拓久未、H-16 には今回6スターで9位となった大原洋人、H-18 村上舜、H-19 大橋海人、新井洋人、H-23 大澤伸幸、ヒート11には、昨日行われたプロジュニアで3位となったカノア五十嵐も出場。

同時開催の女子6スター 「ハンター・ポート・ニューキャッスル」では、ラウンド1のラウンドオブ72の H-2 須田那月、H-3 水野亜彩子、橋本恋、H-4 宮坂桃子、北澤麗奈、H-6に庵原美穂、武知実波、ラウンド2のラウンドオブ60のH-2に大村奈央、H-5に野呂玲花がクレジット。サーフィン大国オーストラリアでの彼らの戦いは続く。頑張れ日本!

 

http://www.surfest.com/live/

 

 

ハーレー・オーストラリアン・オープン・オブ・サーフィン結果

 

メンズ・ファイナル:
エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)17.20 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)
SF 1:ジュリアン・ウィルソン(AUS)15.00 def.トーマス・ヘルメス(BRA)14.33
SF 2:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)17.40 def.パトリック・グダスカス(USA)10.53

 

QF 1:ジュリアン・ウィルソン(AUS)13.63 def.ピーターソン・クリサント(BRA)13.03
QF 2:トーマス・ヘルメス(BRA)13.33 def.ジェレミー・フローレス(FRA)13.17
QF 3:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)15.77 def.フレデリック・パターチア(HAW)14.33
QF 4:パトリック・グダスカス(USA)16.53 def.ビード・ダービッジ(AUS)16.16

 

ウイメンズ
ファイナル:カリッサ・ムーア(HAW)17.10 def.アレッサ・クイゾン(HAW)15.80
SF 1:カリッサ・ムーア(HAW)9.94 def.マウド・ル・カー(FRA)9.56
SF 2:アレッサ・クイゾン(HAW)14.90 def.マリア・マニュエル(HAW)12.60

 

QF 1:カリッサ・ムーア(HAW)16.33 def.レイラ・ハースト(HAW)5.10
QF 2:マウド・ル・カー(FRA)12.70 def.ジョージア・フィッシュ(AUS)12.67
QF 3:アレッサ・クイゾン(HAW)15.50 def.ネイジ・メラメド(HAW)12.60
QF 4:マリア・マニュエル(HAW)17.90 def.ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)12.00

 

 

Hurley Australian Open of Surfing 2014
開催期間:2月8日から16日までの9日間
開催場所:シドニー、マンリー・ビーチ

▼Australian Open of Surfingのオフィシャルサイト。

http://australianopenofsurfing.com/