ASP6★「ハーレー・オーストラリアン・オープン」で大原洋人がR24進出。女子ベスト8決定。

ASP6★「ハーレー・オーストラリアン・オープン」で大原洋人がR24進出。女子ベスト8決定 


16歳のカイ・ヒング© ASP / Robertson

 

マンリー・ビーチ、NSW/AUS(2014年2月14日金曜日)オーストラリアのマンリービーチで開催中の「ハーレー・オーストラリアン・オープ ン」は、スモールコンディションが続くなか、ウイメンズの6-スター・ディビジョンのR12からスタート。続けてメンズの6スターのR48 が行われ、ウイメンズはクオータファイナルのベスト8。メンズは24名の選手に絞られた。

 

明日はメンズ・ディビジョンのラウンド4と5を行う予定で、日曜日のファイナルデイに向けたクオーターファイナルのベスト8までを決定する予定。

 

ハーレー・オーストラリアン・オープンにワイルドカードで出場している16歳のカイ・ヒング(サンシャイン・コースト、QLD/AUS)は、ワールド・ベスト・サーファーに対して、シャープなターンと巨大で非常に難しいエア・リバースでヒートを勝ち上がった。

 

このようなコンディションでは、運が勝敗を大きく左右すると思うんです。

 

「僕はあのヒートに勝てるとは思っていなかったので、最高に嬉しくて、信じられない気分です。」と、ヒングが言った。「僕はこのイベントで、まだエアをしていなかったのですが、良いエアを成功できて嬉しかったです。このようなコンディションでは、運が勝敗を大きく左右すると思うんです。僕は、あのエアで苦境から抜け出す策を見つける事が出来ました。」

 

カリッサ・ムーア ASP/Will H-S

 

ASPウイメンズのワールド・チャンピオンに君臨するカリッサ・ムーア(ハワイ)は、グッド・フォームを続け、クオーターファイナル進出を決めた。ムーアは、2本のエクセレントの8ポイントをスコア。他の選手をコンビネーションに追い込んで勝利を掴んだ。ムーアは、明日のクオーターファイナル、ヒート1で仲間のハワイアン、レイラ・ハーストと戦う。今回のイベントではムーアをはじめとするハワイアン達が大活躍。クオーターの8名の5名がハワイアンとなった。

 

波がとてもスモールでしたから、ハワイアンが活躍するなんて予想もしていませんでした。

 

「ハワイアンが活躍するなんて予想もしていませんでした。私たちのホーム・グラウンドではないし、波がとてもスモールでしたから。」と、ムーアが言った。「ハワイアンとして本当にハッピーで素晴らしいです。私たちにとってエキサイティングな一年になりそうですね。今年ウイメンズのASP WCTに5人のハワイアンがいて、そして、今年の最後のイベントはマウイ島なんです!スタート前からワクワクしますね。」

 

その他に、ピーターソン・クリサント(ブラジル)が、彼のトレードマーク・エアリアルを披露してラウンドアップ。イベントのフォーム・サーファーのうちの1人であるエヴァン・ガイゼルマン(USA)も、9.00と8.17の2本のエクセレントをマーク。ミッチ・コルボーン(サンシャイン・コースト、QLD/AUS)はビッグでパワフルなカーヴィング・ターンでスモール・サーフを粉砕した。

 

一方で、注目の選手のひとりであったデーン・レイノルズ(CA/USA)はここで敗退となった。

 

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大原洋人が6スターのラウンドオブ24に進出 


 

大原洋人は、ラウンドオブ48のヒート11でミッチ・クルーズ、コナー・オリアリー、バスコ・リベイロと対戦。波数も少ないスモール・コンディションでもWCTルーキーのミッチ・クルーズは、スタートからチャージを見せて、ヒートをコントロール。大原はじっくりと波を待ち、スコアリング・ウェイブを探す作戦だ。

 

 

柄沢明美プロの息子であるコナー・オリアリーはフォハンドとバックハンドでスコアを揃えトップを奪う。後半に入り大原洋人はライトブレイクでチャージを見せて、ビッグリエントリーで2位に浮上する。しかし、4位だったバスコ・リベイロが2つのビッグターンで7.33をスコアして一気にトップへ。残り時間5分を切り、4位を強いられる大原。

 

しかし、最後まで諦めなかった大原は、残り時間2分を切り、インサイドでダブルアップするライトを見つけ、フォアハンドの2つのビッグリエントリーを決めてガッツポーズ。5.77をスコアし大逆転で2位でラウンドアップを果たした。

 

今回も糟谷修自がコーチとしてサポート。大原洋人に指示を出す。

 

新井洋人は、ラウンドオブ48のヒート12でカイオ・イベリ、ウエイド・カーマイケル、アレホの弟サンチァゴ・ムニーツと対戦した。新井洋人は、スタートから果敢に波を掴み、4.83、3.30をスコアしてヒートスコア8.13でヒートをスタートする。ヒートは前半に12.00を集めたサンチャゴ・ムニーツがヒートをリード。7.50のハイスコアを持っていたカーマイケルがバックアップを4.27をスコアすると2位に浮上。新井は3位を強いられ後半戦へ。

 

波を最大限に利用し、ビッグマニューバーを見せるカーマイケルは5.10でバックアップを塗り替え、トップへ踊り出る。残り時間5分を切り4位を強いられていた新井は、満身の力を込めてエアリバースを披露。4.30をスコアして3位に浮上。更に最後に6.90をスコアし追い上げ3位に浮上するも、サンチャゴはエクセレントの8.10をスコア。そこでタイムアップとなり、新井洋人はここで敗退となった。

 

明日行われる予定のメンズラウンドオブ24は3人ヒートで、大原洋人は、ヒート8でWCTサーファーのビード・ダービッジとウエイド・カーマイケルという強豪オージー2名と対戦する。

 

ソチ・オリンピックでの日本代表選手のメダル獲得に沸く日本だが、今回の「ハーレー・オーストラリアン・オープン」での大原洋人の活躍を期待し、エールを送ろう!頑張れ日本!

 

 

 

Hurley Australian Open of Surfing 2014
開催期間:2月8日から16日までの9日間
開催場所:シドニー、マンリー・ビーチ

▼Australian Open of Surfingのオフィシャルサイト。

http://australianopenofsurfing.com/