ASP5スターVolcom Pipe Proがついにスタート。大野、田嶋、大原、加藤は敗退。

ASP5スターVolcom Pipe Proがついにスタート。大野、田嶋、大原、加藤は敗退。 


Tom Dosland - Photo: Carey

2014 Volcom Pipe Pro

ボルコム・パイプ・プロ
ASP 5-スターWQSイベント
パイプライン、オアフ、ハワイ
2014年1月26日-2月7日

 

photo:Bielmann

 

バンザイ・パイプライン、オアフ/ハワイ(2014年1月30日木曜日)現地時間1月26日からウエイティング期間に入ったものの、コンディション不良で、4日連続のレイデイが続いていたASP5スターWQSイベント「ボルコム・パイプ・プロ」がついに火蓋を切った。コンディションは、明らかに皆が望んでいた ものでなかったが、北からのスウェルにクリーンなコンディションが提供された。

 

アスリート達は、ラフなストーム・サーフ&ウインドが治まるのを待ち続けたが、その結果、多くの砂がショアラインから侵食され、変わったサンドバーを沖に作り、今日の好ましくない北のスウェル・ディレクションに相まって、コンテストは本来のパイプラインから北のエフカイよりの「ガムズ」で開催となった。選手達は、想定外のオーバーヘッドのサンドバー・ウェイブに戦略とエクイップメントの変更を余儀なくされた。

 

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ローカル・サーファーのジェイミ・オブライアンは、元パイプ・マスターで2010年のボルコム・パイプ・プロの勝利者。パイプラインの波を誰よりも知り尽くし、ボルコム・ワイルドカードのスペシャル・ヒートを勝ち上がって、ラウンドオブ96へ勝ち進んだ。

 

「波を見た時に世界のどにでもあるような波だと思ったよ。」と、オブライアンが言った。「でも、ガムズはいつもサーフィンしている場所。ファン・ウェイブでワクワクするね。ヒートでは沢山パドルをしたけど、それが報われた感じだよ。それには全く異なるアプローチと異なるボードが必要。沢山パドルして、スモールウェイブ用のボードで必要だね。

 

ジェイミ・オブライアンPhoto: Bielmann.

 

でもスウェル予報は良い感じなんだ。良い方向から、いくつかのソリッド・サーフが来ているのを見たよ。風が良くないかもしれないけど、我々はそれで良いヒートができると思う。ハワイ・イベントで争うのは最高さ。それが今の自分のメイン・ゴールだからね。」

 

今日のハイエスト・ウェイブ&ヒート・スコアは、もう一人のノースショア・ローカルであるルーク・シェパードソンによってスコアされた。残念なことに、彼はセカンド・ラウンドの犠牲者となったが、ガムズのライトハンダーのバレルを見つけ出し、8.9をスコア。13.57ポイントのヒート・トータルをマークした。

 

ブレント・ドーリントン(オーストラリア)

 

その他に今日のきわだった選手は、ブレント・ドーリントン(オーストラリア)、ルーク・デイビス(カリフォルニア)、デージ・オコーネル(ハナ、マウイ)、クリストバル・デ・コル(ペルー)。明日以降コンペティションが再開するとき、ケリー・スレーター(USA)、ジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)、タナー・グダスカス(USA)、イズキール・ラウ(ハワイ)、ダスティー・ペイン(ハワイ)といったイベントのトップ・シード選手が登場する。

 

予報では、明日はサイズダウン。しかし、土曜日遅くに新しい強烈なスウェルが到着し、それは月曜日まで続く見込み。

 

ボルコム・パイプ・プロはローカル・ハワイアン・コンペティターにとってのエクストラ・スペシャル・イベントで、ワールド・ツアー・サーファーでない サーファーに、パイプ・マスターズへの出場を可能にする唯一のイベントとなる。ボルコム・パイプ・プロのトップ8のハワイアン・コンペティターは、12月 に行われるトリプル・クラウン・シリーズの最終戦でもある2014年のパイプ・マスターズへのローカル・シードが与えられる。

 

加藤嵐

 

本日は、日本の大野修聖、大原洋人、田嶋鉄兵 が、ラウンド2となるラウンドオブ96から出場。またオートネだった加藤嵐がラウンドオブ112から出場した。ラウンドオブ96のヒート7から急遽変更になって、ラウンドオブ112最終ヒートに登場した加藤嵐は、カヘア・ハート(HAW)、リーフ・マッキントッシュ(HAW)、マイルス・パダカ(HAW)といった強烈なハワイアンと対戦。レイトドロップからのクリーンなカーヴィングを披露し、6.33をスコアするも、バックアップを見つけられず惜しくも3位で敗退となった。

 

 

ラウンドオブ96のヒート5では、田嶋鉄兵が、ハワイのディラン・グッディール、ブラジルのシドニー・ギマライス、ステファン・コーヘン(HAW)と対戦するも思うような波を掴めず3位で敗退。ヒート6では昨年のWJCで3位となりプライムイベントへのシード権を獲得した大原洋人が、ブラジルのヘイター・アルベス、ハワイのアレックス・スミス、カラニ・デビッド(HAW)と対戦したが、全く彼らしいサーフィンを見せられるまま4位の惨敗となった。

 

 

まさかの逆転負けを食らったマー大野。

 

またヒート9には、昨年のイベントではバックドアで9.53をスコアし、クオーターファイナル進出して13位でフィニッシュした大野修聖が再び世界へのチャレンジを再開。対戦相手は、リカルド・ドス・サントス(BRA)マイケル・フェブラリー(ZAF)ビリー・ケンパー(HAW)だ。ライトの波に的を絞った大野。スタートからバックハンドで鋭いトップターンで4.67をマーク。スコアを重ねてトップを行く。一度はケンパーにトップの座を許すも、終始ヒートをリードした大野。

 

しかし、後半にヒートが動き、僅差のケンパーがトップへ。2位でそのまま終了かと思った瞬間。3位のフェブラリーが小さいながらもバレルをメイク。大野は3位に転落し、まさかの逆転負け。 2014年世界への再出発を切った大野はファーストヒートを落とした。サーフィンのレベルではダントツだった大野だが、最後の詰めが悔やまれる。

 

本日はヒート10までだったため、ヒート12の大橋海人と村上舜のヒートは明日以降に持ち越しとなった。

 

世界を目指し挑戦を続ける日本のサムライ達に今年もエールを送り続けたい!  毎年クオリティの高い波で素晴しいドラマが生まれるボルコム・パイプ・プロ。今シーズンは、どんなドラマが待ち構えているのか! 下記のオフィシャルサイ ト ではライブ中継も行われるので要チェック!

 

ネクストコールは現地時間で明朝7時30分

オフィシャルサイトのヒートオンデマンドでは見逃したヒートもチェック可能です。

『Volcom Pipe Pro』公式サイトhttp://www.volcompipepro.com/

 

 

RESULTS:
Top 2 advance from each heat. All surfers from Hawaii unless noted otherwise.

Round of 112:
H1: Dege O’Connell; Gregg Nakamura; Landon McNamara; Charlie Herr
H2: Luke Shepardson; Tom Dosland; Nathan Florence; Anthony Walsh
H3: Stephen Koehne; Kalani David; Isaiah Moniz; Keala Naihe
H4: TJ Barron; Kaoliopuuwai Kahokuloa; Koa Rothman; Kevin Sullivan
H5: Billy Kemper; Kaito Kino; Imaikalani Devault; Christ Foster
H6: Sean Moody; Mikey Bruneau; Eala Stewart; Jonah Morgan
H7: Kekoa Bacalso; Miguel Tudela; Koa Smith; Ulualoha Napeahi
H8: Kahea Hart; Reef McIntosh; Arashi Kato; Myles Padaca

Wildcard Heat:
Jamie O’Brien; Kaimana Henry; Gavin Beschen; JD Irons; Bruce Irons; Kawai Lindo

Round of 96:
H1: Dege O’Connell; Brent Dorrington (AUS); Gavin Gillette; Matt Pagan (USA)
H2: Joel Centeio; Bino Lopes (BRA); Joshua Moniz; Gregg Nakamura
H3: Cristobal De Col (PER); Ian Gentil; Balaram Stack (USA); Luke Shepardson
H4: Leandro Usuna (ARG); Adrien Toyon (FRA); Seth Moniz; Tom Dosland
H5: Sidney Guimaraes (BRA); Dylan Goodale; Teppei Tajima (JPN); Stephen Koehne
H6: Alex Smith; Kalani David; Heitor Alves (BRA); Hiroto Ohhara (JPN)
H7: Thiago Camarao (BRA); Chris Ward (USA); Kylen Yamakawa; TJ Barron
H8: Luke Davis (USA); Makai McNamara; Kaoliopuuwai Kahokuloa; Manuel Selman (CHL)
H9: Michael February (ZAF); Billy Kemper; Masatoshi Ohno (JPN); Ricardo Dos Santos (BRA)
H10: Kaito Kino; Evan Geiselman; Kaimana Jaquias; Jeremy Johnston (USA)