ASP史上初の台湾イベント「Taiwan Open of Surfing 」で、椎葉順が台湾初の勝利者となる。

ASP史上初の台湾イベント「Taiwan Open of Surfing 」で、椎葉順が台湾初の勝利者となる。 


YouTube Preview Image

 

 

台東、台湾(2013年11月17日日曜日)台湾で史上初の開催となったASPスターイベント「Taiwan Open of Surfing hosted by Taitung.」は大会最終日を迎え、日本の椎葉順が、台湾で行われたASPイベントに優勝した初のサーファーとして歴史に刻まれた。午前中の早い時間から、会場のジンズン・ハーバー(金樽港)は風の影響を受け面を乱した。それでもファイナル・デイのためにクリーンなライトハンダーがプロデュースされた。

 

ファイナルは、オールジャパニーズの戦いとなり、椎葉順は、辻裕次郎ともにイベントで最もエキサイティングなヒートを演じた。ファイナルは、レギュラー対グーフィー・フッターの対決で、両者共にエクセレントをスコアする激しいデッドヒートが繰り広げられた。残り時間5分を切り、椎葉はセカンド・ポジション。逆転するためにはソリッドなスコアを必要としていた。

 

椎葉順

 

この風がエアリアルには好都合で、自分を勝利に導いてくれました。椎葉順

 

セットを待った椎葉順。そして、リエントリーとカーヴィング・ターンの集中砲火と、モンスター・エア・リバースをアンロードして、8.30のエクセレントをマーク。大逆転で彼にとって2度目のASPイベント優勝を手に入れた。「信じられないですね!」と、椎葉が言った。「優勝出来て本当に驚いています。最高に幸せです。このイベントには、素晴しいサーファーがたくさんいたので、そんな中で優勝出来て本当に嬉しいです。

 

他のヒートをずっと見ていて、ベストウェイブを掴んだ選手が勝っていましたから、良い波を掴むという事にフォーカスしていました。風が強いコンディションでしたが、波は本当に良かったです。この風がエアリアルには好都合で、自分を勝利に導いてくれました。台湾は最高ですね。来年も絶対に戻って来たいです。」

 

辻裕次郎

 

勝敗は気にせずに、1本1本の波に集中してやりたかったんです。辻裕次郎

 

惜しくも2位となった辻裕次郎。彼は電光石火のバックハンド・アタックでファイナルまで勝ち上がって来た。ファイナルのヒート中盤でも、掘れたセットを掴み、深いボトムターンからクリティカルセクションへハードに当て込むリエントリーを2発決めて、8.17のエクセレントスコアをマークした辻裕次郎。ヒートスコアを14.00として椎葉順を逆転した。しかし、ヒート終盤に追い上げて来た椎葉に2本のエクセレントを決められ、2位でフィニッシュとなった。

 

「ファイナルは本当に楽しめましたね。勝敗は気にせずに、1本1本の波に集中してやりたかったんです。」と、辻が言った。「彼はいくつかのビッグエアリアルを決めていました。彼は素晴しいサーファーです。彼にお祝いを言いたいですね。自分のホームブレイクは、ここ台湾のライトハンダーに凄く似ています。だから僕は自分のバックサイド・サーフィンが大好きなんです。今回が今年の最後の試合となりますが、2位になれて本当に嬉しいです。ありがとう。」

 

デデ・スリアナ(IND)

 

風が早くから強まって、ポジションをキープするのが大変でした。デデ・スリアナ(IND)

 

3位となったのは、日本の加藤嵐とデデ・スリアナ(IND)。デデ・スリアナ(IND)は2013年の台湾オープンで最後まで残ったインドネシア・サーファーとなったが、セミファイナルで破れ3位タイとなった。「完全な負けでした。」と、スリアナが言った。「風が早くから強まって、ポジションをキープするのが大変でした。日本のサーファーは、このようなコンディションで凄く上手いですね。ホームがこんな波なのでしょう。3位は良い結果です。これはASPイベントでの自分のベスト結果です。嬉しいです。来年は更なる上位を目指します。」

 

 

加藤嵐

 

 

加藤嵐は、朝の第1ヒートで椎葉順とのセミファイナルを戦った。ヒートはスタートから椎葉順が6.00をスコアして、幸先の良いスタートを見せる。加藤はプライオリティを持って波を待つが、思うような波が来ない。ヒート後半に加藤嵐はバックハンドで5.27をスコア。その差を縮めるも逆転出来ず、3位でフィニッシュとなった。

 

 

北澤麗奈

 

ASPは今年、ASC(アジアン・サーフィン・チャンピオンシップ)と手を組み、ASP初の台湾イベント「Taiwan Open of Surfing 」を開催。ASP 1スターイベントに加えてウィメンズ・ショートボード、メンズとウィメンズのロングボードとジュニアクラスのイベントも同時開催され、ASCに積極的に参戦している北澤麗奈が日本から参戦。チェルシー・ウイリアムズをはじめとする強豪オージーを抑えて見事優勝。ASC年間チャンピオンにも輝いた。

 

 

「Taiwan Open of Surfing 」結果

優勝:椎葉順(JPN)
2位:辻裕次郎(JPN)

セミファイナル

SF 1:椎葉順(JPN)def.。加藤嵐(JPN)
SF 2:辻裕次郎(JPN)def.。デデ・スリアナ(IND)

 

オフィシャルページ

For more information logon to TaiwanOpenofSurfing.com

The 2013 Taiwan Open of Surfing is supported by ASP Australasia, ASC, Stream trail, TOOLS & HULA HAWAII, Hurley, Dragon, BABI, Toblerone, Holiwa, BenQ, Carrefour, O’Neill & JingCai Good MG.