トリプルクラウン第1戦「リーフ・ハワイアン・プロ」大会3日目。ジョン・ジョンがまさかの敗退。

トリプルクラウン第1戦「リーフ・ハワイアン・プロ」大会3日目。ジョン・ジョンまさかの敗退 


ジャドソン・アンドレ
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ノースショア、オアフ、ハワイ ― (2013年11月16日土曜日)VANSトリプルクラウン第1戦となるASPプライム「リーフ・ハワイアン・プロ」は大会3日目。元VANSトリプルクラウン・チャンピオンでASP世界ランキング13位のジョン・ジョン・フローレンスが、リーフ・ハワイアン・プロでのオープニング・ヒートで破れる番狂わせが発生した。

 

ハワイアン・ウインター・サーフとは思えないスモールコンディションでのコンテスト開催の犠牲者となったフローレンス。波数も少ない中での厳しいパドルバトルの末、彼にインタフェアがコールされた。ASPプライム「リーフ・ハワイアン・プロ」は、3戦あるVANSトリプルクラウンの第1戦で、その3戦の総合得点で競われるタイトル争いにおける大事な開幕戦での早すぎる敗退は、フローレンスが再びタイトルを獲得することが難しい状況だと言わざるを得ない。

 

ナット・ヤング

 

20フィートクラスのビッグサーフだったハレイワも、ついに腰胸といった感じまでサイズダウンした。サーフラインの予報によれば、今後5日間はスモールコンディションが続く予想のため、主催者はサイズのあるセットが入る今日の開催に踏み切った。大会3日目は、トップ・シード、ワイルドカード、ラウンドアップで勢いに乗るサーファー達によるラウンドオブ64。多くのドラマチックなイクスチェンジやリザルトが発生。スモール・サーフは、ラインナップとテイクオフ・ゾーンが集中し、多くのインタフェアが発生した。

 

 

今日のコンディションの犠牲者となったのは、CJホブグッド(フロリダ)、ブレット・シンプソン(カリフォルニア)、ビード・ダービッジ(オーストラリア)、ラオニ・モンテイロ(ブラジル)など。地元ハワイアンにとっても厳しい状況で、ラウンドオブ64が終了した時点で、昨年のトリプルクラウン・チャンピオンであるセバスチャン・ジーツを含む5名のハワイアンだけが勝ち上がった。

 

ミック・ファニング

 

ワールド・タイトルを争う、ミック・ファニング(オーストラリア)は、今朝のヒートに登場。そして、ワイルドカードのデーン・レイノルズ(カリフォルニア)、コナー・コフィン(カリフォルニア)、マキシム・フスナット(フランス))と対戦した。このヒートは、今日の中でも最も静かなヒートの1つで、ファニングはレイノルズに次いで2位で勝ち上がった。

 

エクイップメントの調整や、パイプラインでのケリーとのショウダウンへ向けたコンペティション・モードをキープするために、いつもより早くからハワイ入りした。「実際のところ本当のヒートでサーフィンをする以上の良い練習はないね」と、ファニングが言った。

 

自然の成り行きに任せようとしたんだ。

 

「ハワイの良い波でサーフィン出来て最高だよ。波が小さくなってしまって残念だけど、ここでサーフィン出来て嬉しい。今年は全てに関して、かなりリラックス出来た感じだった。年の初めはワールド・タイトルを獲得しようと試みるものだけど、今年は、やる事を改善して、自然の成り行きに任せようとしたんだ。自分に何が出来て何が出来ないのかもわきまえている。若いサーファー達と戦うのはワクワクするよ。彼らと戦い、彼らの全く違ったサーフィンスタイルは自分のとって本当に刺激になるんだ。」

 

いきなりトップシードと戦うわけだから。かなり手強いよ。

 

デーン・レイノルズ

 

ASPワールド・ツアーの元メンバーであり、世界中で最も革新的でオリジナリティのあるサーフィンをするデーン・レイノルズ。彼は最近では様々なイベントへワイルドカードで出場している。「今回のイベントと言うよりは、WCTへワイルドカードで出場するのはかなりタフだね。最初のラウンドから、いきなりトップシードと戦うわけだから。かなり手強いよ。」と、レイノルズが言った。「実際のところ最初のいくつかのやりとりの後、考えていた…僕はWQSで食い物にされると。僕はポジショニングとパドリングが最悪なんだ。それが4人ヒートでは間違いなくキーエレメントになる。」

 

ヒートの中で、これまで出来なかった自分の見せ方を学んでいます。

 

ラムジィ・ボウカム

 

昨日はパーフェクト10をスコアしたモロッコのラムジィ・ボウカム。今日はイベントのハイエスト・ヒート・スコアをマークした。「僕は自分のスモール・ショートボードを使ったんです。ここ数日はこの板ではサーフィンしませんでした。だから最初は、ちょっとしっくり来ませんでしたね。でも、幸運とグッドレフトを手に入れることができました。」と、ボウカムが言った。「僕はヒートの中で、これまで出来なかった自分の見せ方を学んでいます。」

 

セバスチャン・ジーツ

 

ディフェンディングVANSトリプルクラウン・チャンピオンのセバスチャン・ジーツは、彼の初舞台をリラックスしたベテランのように、完全にヒートをコントロールした。「 僕が昨年、優勝して担がれてから、ハレイワでサーフィンしたのは、これが初めてなんです。」と、ジーツが言った。「鳥肌ものでしたね。本当に自信が付きました。僕は、本当にハワイ全ての波が好きなんです。気合いを入れて、出来れば来年と同じような流れで行きたいですね。」

 

フリッペ・トリード

 

スモール・ウェイブは、多くのエアリアル・チャンスがあり、ブラジリアンがシーンを支配した。ジャドソン・アンドレ、メッシアス・フェリクス、ミゲール・プポといったエアリスト達が、ビーチのギャラリー達を沸かせた。彼らは、VANSトリプルクラウンのトップ・エアリアル・マニューバーに250,000のハワイアン航空マイルが提供される、「ハワイアン・エアライン・エア・ショー賞」を完全に狙っている。

 

コンテストは少なくとも数日間、レイデイが続くと主催者は見ていて、ラスト・スウェルは、このイベントのためのウエイティング・ピリオドの最後の11月22日、23日あたりに予想されている。

 

オフィシャルサイトでは、ライブ中継も行われる。

http://vanstriplecrownofsurfing.com/reefhawaiianpro2013

また見逃したヒートもヒートアナライザーでチェック!

http://vanstriplecrownofsurfing.com/reefhawaiianpro2013/heat-analyzer

 

RESULTS:
REEF HAWAIIAN PRO 2013 RESULTS
Round of 64
(1st & 2nd advance; 3rd=33rd; 4th=49th)
H1: Nat Young (USA) 12.93pts ; Tanner Gudauskas (USA) 11.86pts ;Granger Larsen (USA) 11.34pts ; Brian Toth (PRI) 6.60pts
H2: Fredrick Patacchia (HAW) 15.00pts ; Patrick Gudauskas (USA) 13.93pts ; Kolohe Andino (USA) 13.73pts ; Nathan Hedge (AUS) 9.20pts
H3: Jeremy Flores (FRA) 14.20pts ; Dylan Goodale (HAW) 12.10pts ; Ezekiel Lau (HAW) 11.70pts ; Damien Hobgood (USA) 10.66pts
H4: Ramzi Boukhiam (MAR) 18.26pts ; Aritz Aranburu (EUK) 14.43pts ; CJ Hobgood (USA) 11.43pts ; Sean Moody (HAW) 7.27pts
H5: Dale Staples (ZAF) 17.46pts ; Matt Banting (AUS) 15.70pts ; John John Florence (HAW) 10.27pts ; Raoni Monteiro (BRA) 9.30pts
H6: Filipe Toledo (BRA) 15.63pts ; Mitchel Coleborn (AUS) 15.60pts ; Gavin Gillette (HAW) 15.53pts ; Marc Lacomare (FRA) 11.48pts
H7: Travis Logie (ZAF) 14.50pts ; Yadin Nicol (AUS) 12.43pts ; Brett Simpson (USA) 11.77pts ; Kai Barger (HAW) 9.59pts
H8: Dane Reynolds (USA) 12.44pts ; Mick Fanning (AUS) 11.77pts ;
Maxime Huscenot (FRA) 11.16pts ; Conner Coffin (USA) 9.84pts
H9: Dion Atkinson (AUS) 16.50pts ; Evan Valiere (HAW) 14.67pts ; David do Carmo (BRA) 13.46pts ; Luke Davis (USA) 11.66pts
H10: Miguel Pupo (BRA) 13.20pts ; Leandro Usuna (ARG) 11.10pts ; Messias Felix (BRA) 10.63pts ; Bede Durbidge (AUS) 10.63pts
H11: Adriano De Souza (BRA) 14.84pts ; Nathan Yeomans (USA) 13.16pts ;
Ian Walsh (HAW) 11.70pts ; Dusty Payne (HAW) 6.40pts
H12: Jadson Andre (BRA) 14.00pts ; Cooper Chapman (AUS) 12.67pts ; Wigolly Dantas (BRA) 12.43pts ; Kieren Perrow (AUS) 5.90pts
H13: Michel Bourez (PYF) 16.90pts ; Hodei Collazo (EUK) 16.40pts ; Mitch Crews (AUS) 14.23pts ; Ibelli Caio (EUK) 8.69pts
H14 : Sebastian Zietz (HAW) 14.16pts ; Wade Carmichael (AUS) 10.30pts ; Billy Kemper (HAW) 10.07pts ; Alejo Muniz (BRA) 9.68pts
H15: Jesse Mendes (BRA) 14.50pts ; Adam Melling (AUS) 14.10pts ; Matt Wilkinson (AUS) 11.17pts ; Nic Von Rupp (PRT) 10.37pts
H16: Josh Kerr (AUS) 13.77pts ; Ho Mason (HAW) 13.00pts ; Tomas Hermes (BRA) 12.06pts ; Jay Thompson (AUS) 10.84pts