ASP4スターイベント「Vans Presents HICプロ」大会2日目。大澤、佐藤、川畑は敗退。

ASP4スター「HICプロ」が6′-8フィートのサンセットで再開。大澤、佐藤、川畑は敗退。 


ケオニ・ヤン(PYF)photo:LaSerena Media
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サンセット・ビーチ、オアフ、ハワイ ― (2013年10月31日木曜日) ―ハワイアン・ウインター・シーズンの到来を告げるASP4スターイベント「Vans Presents HICプロ」は大会2日目。新しい6′-8フィートのWNWスウェルで再開。ラウンドオブ128のヒート8からスタート。ラウンドオブ96のヒート10までが行われた。

 

イアン・ウォルシュphoto:LaSerena Media

 

ハワイでのプロコンテスト初出場のタヒチアン・ティーンエイジャー、ケオニ・ヤンは、完全にダークホースだった。なぜなら、ここは経験とローカル知識を必要とするサンセットだから。そして、対戦相手は、前バンズ・トリプルクラウン・チャンピオンのマイルス・パダカと、元HICプロ・チャンピオンのハンク・ギャスケル。誰もが勝ち目がないと思った。

 

ボードキャディのビッグウェイブ・チャージャ「ビッグベン」ウィルキンソン(Aus)がチャンネルからコーチする。サーフボードはHICシェーパーのエリック・アラカワの7’2を借りて出場した。4位を強いられていたケオニは残り時間6分で2本のソリッドなスコアが必要だった。終了間際に大逆転。ケヴィン・サリバン(HAW)に次いで2位でラウンドアップした。

 

アレックス・スミス photo:LaSerena Media

 

「サンセットでの初の試合なのでビッグベンと一緒にトレーニングしてきました。良い経験が出来ましたね。良いヒートでしたがハードでした。」と、ハワイで生まれで小さい時にタヒチへ引っ越したヤンが言った。

 

「僕は、6’6だけしか持っていなくて、それをコンテストの前の日にサーフィンして折ってしまったんです。それでエリックとコンタクトして、この板を借りました。昨日から使っているんですが、凄く調子が良くって、今日のヒートでも使わせてもらいました。最初に掴んだ波で落ちてしまったので、もっと大きな波を狙っていました。自分の板は7’2″だったので、パドルも楽勝でしたよ。」

 

今回のイベントで、パダカとギャスケルは、優勝候補の一角であったが、前HICプロ・チャンピオンのビリー・ケンパー(マウイ)と共に早くもイベントから姿を消した。本日は素晴しい多くのクオリティ・ウェイブが提供され、クリーンなコンディションの6フィートのレンジでのコンテストとなった。本日のトップスコアは、イアン・ジャンティル(マウイ)、アレックス・スミス(カウアイ)、イアン・ウォルシュ(マウイ)、エヴァン・バリエール(カウアイ)。

予報では今夜、新しいスウェルが入り、さらにサイズアップが期待されている。明日はハイ・サーフアドバイザリー・レベルに達する見込みでコンテストは続行されるだろう。コンテストは残り2日間で終了する。

 

 

大澤伸幸

 

 

今回日本から出場の 澤伸幸は、RD 96ヒート10に登場。ヒートスタートから10分が経って、ようやくファーストライドをゲットした。ヒート後半にはドライビング・ボトムターンからクリティカルセクションでのビッグフローターを決めて5.80をスコア。対するカヘア・ハートは、サンセットを知り尽くしたベテランらしいバレルライドも披露してトップでラウンドアップ。2位にはトレバー・ソートンが入った。サンセットでの素晴しいボトムターンで日本のチャンピオンとして意地を見せた大澤だったが、惜しくもここで敗退となった。

 

佐藤魁

 

 

昨日、印象に残るパフォーマンスでラウンドアップした 佐藤魁は、RD 96ヒート5に登場。ヒート前半にクリティカルなセクションへバックハンドで板を当て込み、インサイドセクションまで上手く繋ぎ4.83をスコア。しかし、ミッチェル・ジェームズ、スキップ・マカラがフォアハンドでハイスコアを2本揃えて、佐藤は3位を強いられる。

 

ヒート後半に掴んだビッグセットでは素晴しいドロップからのビッグターンで大きなスプレーを上げて5.50をスコアする佐藤。しかし僅差で逆転ならず、敗退となった。昨年か辺りらノースでのパフォーマンスに輝きを見せる佐藤。敗退はしたものの、このサンセットでも、そのポテンシャルの高さを充分に証明した。

 

川畑大志

 

 

 

また、ラウンドオブ128を見事2位で勝ち上がった川畑大志は、ラウンドオブ96のヒート9では、ハワイのアイゼア・モニーツらと対戦。モニーツがバックハンドで素晴しいチャージを見せて圧倒的なパフォーマンスで勝利。2位をキープしたカイレン・ヤマカワを3位のリアム・マクナマラが終了間際に逆転。川畑は4位敗退となった。

 

大会が明日再開されれば、ラウンドオブ96H-15に田嶋鉄兵、H-16に村上舜、R-64ではH-10に大橋海人が出場予定。今年もサンセットで更なるサムライ・スピリットを見せてくれ! 頑張れ日本!

 

TJバロン photo:LaSerena Media
喜納海人 photo:LaSerena Media
エヴァン・バリエール(カウアイ)photo:LaSerena Media

HICプロのコンテストの模様は、www.vans.com/hicproのウェブキャスト・ライブとハワイのオーシャニック・タイム・ワーナー・ケーブルで放送予定。

 

LIVE WEBCAST: www.vans.com/hicpro

 

TODAY’S RESULTS:
(Surfers are from Hawaii unless noted otherwise)

Round of 96: (1st & 2nd advance; 3rd=65th; 4th=81st)
H1: Alex Smith; Kalani Chapman; Colin Moran (USA); Ty Watson (AUS)
H2: Ian Walsh; Kaimana Jaquias; Saxon Lumsden (AUS); Mikey Bruneau
H3: Dylan Goodale; Breyden Taylor (USA); Marcus Hickman; Ricky Whitlock (USA)
H4: Evan Valiere; Jonah Morgan; Jeronimo Vargas (BRZ); Nils Schweizer (USA)
H5: Mitchell James (AUS); Skip McCullough (USA); Gai Sato (JPN); Micah Moniz
H6: Kevin Sullivan; Keoni Yan (PYF); Hank Gaskell; Myles Padaca
H7: Ian Gentil; Dylan Kowalski (USA); Nick Mita; Makai McNamara
H8: Jake Davis (USA); Taylor Clark (USA); Cahill Bell-Warren (AUS); Jeremy Carter (USA)
H9: Isaiah Moniz; Liam McNamara; Kylen Yamakawa; Taishi Kawabata (JPN)
H10: Kahea Hart; Trevor Thornton (USA); Mihimana Braye (PYF); Nobuyuki Osawa (JPN)
(Heats 11-16 held over to next day of competition.)

 

 

Continuation of Round of 128, from Tuesday:
(1st & 2nd advance; 3rd=97th; 4th=113th)
H8: Jake Davis (USA); Nick Mita; Bruce Quinn (AUS); Brad Ettinger (USA)
H9: Isaiah Moniz; Mihimana Braye (PYF); Will Hunt; James Fazio (USA)
H10: Trevor Thornton (USA); Taishi Kawabata (JPN); Imaikalani Devault; Landon McNamara
H11: Kelly Norris (AUS); Sean Moody; Love Hodel; Scott Weinhardt (USA)
H12: Kaito Kino; Nathan Carvalho; Flynn Novak; Stephen Koehne
H13: Makuakai Rothman; Kilian Garland (USA); Robert Patterson; Jake Kelley (USA)
H14: Pancho Sullivan; Noa Mizuno; Billy Kemper; Benji Brand (ZAF)
H15: TJ Barron; Tai Van Dyke; Charlie Carroll; Cheyne Willis
H16: Tom Dosland; Kekoa Bacalso; Jason Harris (USA); Chris Foster