ASP-WJC「HDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ 」開始。仲村拓久未と大原洋人がR3進出。

ASP「HDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ 」開始。仲村拓久未と大原洋人がR3進出。 


 

ジョアキナ・ビーチ、フロリアノポリス/BRA(2013年10月29日火曜日)ワールドベスト・アンダー21によるASP-WJC「HDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ 」がスタート。本日は4~6フィートのフロリアノポリス、ジョアキナ・ビーチで、メンズのラウンド1が行われた。

 

この名声のあるASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・タイトルは、ジョエル・パーキンソン(AUS)、アンディ・アイアンズ(HAW)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ポーリーン・アドゥ(FRA)といったサーフィン界で活躍する素晴しい選手が勝利者リストに名を連ねている。このジュニアタイトルを獲得することは、ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)ステージへの大きな足掛りとなる。

 

ガブリエル・メディーナ。地元の大会だからこそのエントリー。スタートはスタックしてたものの、乗ればWCTサーファーの違いを魅せつける。

 

18歳のバスコ・リベイロ(PRT)は、朝のチャレンジング・コンディションで行われた本日のファーストヒートで、すぐにリズムを掴み、素晴しいウェイブ・セレクションとパワフルなパフォーマンスでエクセレントな8.00と9.00をスコア。17.00という本日のハイ・ヒート・トータルをマークした。

 

また、エアリアル・アタックで注目されるカルロス・ムニョス(CRI)も絶好調。パワフルなターンで16.70のヒート・トータルを集めた。ムニョスは、先日ポルトガルで行われたASPプライム・イベントで3位という自己最高の結果を残した。彼はその勢いのままワールド・ジュニア・キャンペーンを続ける。そして、メンズASPワールド・ランキングNo.55のマット・バンティング(AUS)も、ビッグヒートに勝利。前ASPワールド・ジュニア・チャンピオンのカイオ・イベリ(BRA)をラウンド2へ追いやった。

 

仲村拓久未と大原洋人がラウンド3進出。 


ラウンド3へ勝ち上がった仲村拓久未
トップ通過の大原洋人

 

 

今回WJC日本代表選手としてブラジル入りをしているのは、メンズが、仲村拓久未、大原洋人、新井洋人、加藤嵐、稲葉玲王、渡辺寛。女子が高橋みなと、野呂玲花。チームジャパンも最強の布陣で世界に挑む。本日のタフなコンディションの中,6名のサムライが世界に挑んだ。

 

渡辺寛 H-1。大会運営の準備もバタバタなまま試合開始。選手にとっては厳しい状況でのスタートだったがこれも経験。次につなげよう。

 

第1ヒートに登場した渡辺寛は、バスコ・リベイロ(PRT)とベヒアトゥア・プリュニエ(PYF)と対戦。ヒートはリベイロがスタートからハイスコアを揃え,9.00のエクセレントをスコアし、ヒートを完全にコントロール。フォアハンドのバレルをメイクし4.67をスコアした渡辺寛だったがコンビネーションで2位となり、ラウンド2へ回った。

 

稲葉玲王 渡辺寛に続きH-2。まだコンテスト自体が落ち着かない中でも、レオらしい物怖じしない波乗り。ISA、KOGで戦っている経験が役立っているのか。

 

ヒート2には、稲葉玲王がジェイク・シルヴェスター(AUS)、オニー・アンワー(IND)と対戦。4.00、4.17をスコアし、ヒート後半にトップに躍り出た稲葉玲王だったが、ヒート終盤にシルヴェスターが6.00をスコアして逆転。惜しくも2位でラウンド2へ。

 

仲村拓久未 ヒート前は緊張気味であったものの、作戦どおりレフトに絞り1位で通過。WJC初のR-3にジャンプアップ!

 

ヒート7の仲村拓久未は、ビクター・ベルナルド(BRA)、ディラン・カリアン(ZAF)と対戦。スタートから掘れたレフトを掴み際どいセクションにリエントリーを2発決めて6.33をスコアする仲村拓久未。ヒート中盤にバックハンドで3.80をスコアした仲村はトップに躍り出て、更に後半に入り,再びバックハンドでシャープなリエントリーを連打。7.23をスコアし、ヒートスコアを13.56として1位でラウンド3へ勝ち上がった。

 

新井洋人 ガブリエル・メディーナにエアー、マニューバーで真っ向勝負。一歩及ばなかったものの印象はすごく良かった。

 

ヒート10の新井洋人は、WCTサーファーであるガブリエル・メディーナ(BRA)とレオナルド・フィオラバンティ(ITA)と対戦。メディーナは余裕の試合運びで7.33、7.67をあっという間に揃え、下位をコンビネーションへ追い込む。6.00をスコアし2位となった新井だったが、そのままラウンド2を強いられた。

 

大原洋人 午後に入りコンディションが大きく変わる。張る波が来ない中、波を選ぶ選ぶ。チューブ、リエントリーで差をつけ僅差ながら1位でラウンドアップ。

 

 

ヒート12では大原洋人が、ジュニーロ・ウシア(PER)、スティーブン・ソーヤー(ZAF)と対戦。大原は、フォハンドのバレルをメイクして,5.17をスコア。一旦はヒートをリードするも、ジュニーロに逆転され2位で後半戦へ。残り時間10分を切り、クリーンなグッドレフトを掴んだ大原洋人は、深いボトムターンからのフルレール・ターンで4.60をスコアすると、トップに躍り出て、そのままトップでラウンドアップを果たした。

 

加藤嵐。 攻めのサーフィンを見せるものの、波の難しさにやられた。股関節の故障で満足な練習もできなかったことも響いたか。

 

ラウンド1の最終ヒートに登場した”ビンビンボーイ”加藤嵐。午後からサイドが強くなりラフなコンディションへ変貌していた。トム・クローラック(FRA)、スレード・プレストウィッチ(ZAF)と対戦した加藤。ヒートはプレストウィッチがオープニングライドで8.00のエクセレントをマーク。続けて6.33をスコアして下位の選手をコンビネーションに追い込む。加藤はヒート中盤にビッグなライトを掴み,フォアハンドで4.50をスコアするも、ヒート終盤に駄目押しとなる7.70をスコアして圧勝。加藤は3位でラウンド2を強いられた。

 

イベント主催者は、ローカル・タイムで明朝午前7時30分の日本時間18時30分にファーストコールする。

 

写真,キャプション:山本貞彦

 

 

 

For additional ASP information log on to www.aspworldtour.com

HD WORLD JUNIOR CHAMPIONSHIPS PRES. BY DEVASSA ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Vasco Ribeiro (PRT) 17.00, Kan Watanabe (JPN) 8.04, Vehiatua Prunier (PYF) 4.70
Heat 2: Jake Sylvester (AUS) 9.40, Reo Inaba (JPN) 8.17, Oney Anwar (IND) 7.06
Heat 3: Keanu Asing (HAW) 15.70, Michael Rodrigues (BRA) 13.27, Daniel Glenn (USA) 5.73
Heat 4: Jesse Mendes (BRA) 15.10, Samuel Igo De Souza (BRA) 10.50, Joshua Moniz (HAW) 4.97
Heat 5: Matt Banting (AUS) 14.74, Caio Ibelli (BRA) 9.50, Ian Crane (USA) 4.37
Heat 6: Carlos Munoz (CRI) 16.70, Mitchell Parkinson (AUS) 10.83, Lucas Silveira (BRA) 8.93
Heat 7: Takumi Nakamura (JPN) 13.56, Victor Bernardo (BRA) 10.74, Diran Zakarian (ZAF) 8.34
Heat 8: Kanoa Igarashi (USA) 14.94, Ramzi Boukhiam (MAR) 13.20, Tales Araujo (BRA) 12.36
Heat 9: Joao Abreu (BRA) 10.37, Rafael Teixeira (BRA) 9.53, Jorgann Couzinet (REU) 6.03
Heat 10: Gabriel Medina (BRA) 15.00, Hiroto Arai (JPN) 10.00, Leonardo Fioravanti (ITA) 9.83
Heat 11: Cam Richards (USA) 10.73, Dylan Lightfoot (ZAF) 9.53, Luan Wood (BRA) 9.50
Heat 12: Hiroto Ohhara (JPN) 10.57, Juninho Urcia (PER) 7.83, Steven Sawyer (ZAF) 7.16
Heat 13: Seth Moniz (HAW) 11.30, Jake Halstead (USA) 11.20, David Van Zyl (ZAF) 8.87
Heat 14: Michael February (ZAF) 13.33, Enrique Ariitu (PYF) 9.40, Jack Duggan (AUS) 6.27
Heat 15: Nome Mignot (FRA) 12.33, Matheus Navarro (BRA), Igor Moraes (BRA) 7.44
Heat 16: Slade Prestwich (ZAF) 15.70, Tom Cloarec (FRA) 8.93, Arashi Kato (JPN) 7.50

UPCOMING HD WORLD JUNIOR CHAMPIONSHIPS PRES. BY DEVASSA ROUND 2 MATCH UPS:
Heat 1: Ramzi Boukhiam (MAR) vs. Tales Araujo (BRA)
Heat 2: Caio Ibelli (BRA) vs. Jorgann Couzinet (REU)
Heat 3: Oney Anwar (IND) vs. Leonardo Fioravanti (ITA)
Heat 4: Dylan Lightfoot (ZAF) vs. Diran Zakarian (ZAF)
Heat 5: David Van Zyl (ZAF) vs. Mitchell Parkinson (AUS)
Heat 6: Matheus Navarro (BRA) vs. Samuel Igo De Souza (BRA)
Heat 7: Arashi Kato (JPN) vs. Daniel Glenn (USA)
Heat 8: Rafael Teixeira (BRA) vs. Vehiatua Prunier (PYF)
Heat 9: Hiroto Arai (JPN) vs. Luan Wood (AUS)
Heat 10: Lucas Silveira (BRA) vs. Juninho Urcia (PER)
Heat 11: Ian Crane (USA) vs. Jack Duggan (AUS)
Heat 12: Joshua Moniz (HAW) vs. Victor Bernardo (BRA)
Heat 13: Michael Rodrigues (BRA) vs. Tom Cloarec (FRA)
Heat 14: Reo Inaba (JPN) vs. Igor Moraes (BRA)
Heat 15: Kan Watanabe (JPN) vs. Enrique Ariitu (PYF)
Heat 16: Steven Sawyer (ZAF) vs. Jake Halstead (USA)

HD WORLD JUNIOR CHAMPIONSHIPS PRES. BY DEVASSA WOMEN’S ROUND 1 MATCH UPS:
Heat 1: Frankie Harrer (USA), Reika Noro (JPN), Melanie Giunta (PER)
Heat 2: Tatiana Weston-Webb (HAW), Chelsea Tuach (BRB), Minato Takahashi (JPN)
Heat 3: Bianca Buitendag (ZAF), Miluska Tello (PER), Lucia Cosoleto (ARG)
Heat 4: Mahina Maeda (HAW), Carol Fernandes (BRA), Marina Rezende (BRA)
Heat 5: Joanne Defay (FRA), 
Ella Williams (NZL), Emma Smith (ZAF)
Heat 6: Stephanie Single (AUS), Leticia Canales Bilbao (EUK), Dax McGill (HAW)

 

ASP-WJC「HDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ presented by Devassa.」は、ウイメンズが10月27日から11月3日までウエイティング・ピリオドを保持。メンズのウエイティング・ピリオドは10月29日から11月5日までとなる。

 

HDワールド・ジュニア・チャンピオンシップのコンテストの模様はhttp://www.hd-wjc.com/でライブ中継される。