ASP-WCT第9戦「リップ・カール・プロ・ポルトガル」再開。ケリーがまさかの最下位。

ASPリップ・カール・プロ・ポルトガル。ケリーがまさかの最下位。どうなるタイトル争い。 


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Kelly Slater returns to the beach after being eliminated by Portuguese wildcard Frederico Morais.

 

 

スーパーチューボス、ペニシェ/ポルトガル(2013年10月14日月曜日)レイデイを強いられていたASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第9戦「リップ・カール・プロ・ポルトガル  presented by Moche」が、ウインディな2~3フィートのコンディションで再開。ラウンド2の最初の4ヒートのみが行われた後、コンディションの悪化で再びオンホールド。そのままコンテストの続きは明日以降へと持ち越しとなった。

 

 

Kelly Slater.

 

 

早ければ今回のポルトガルで今シーズンのワールドチャンピオンが決定するという中で、ケリー・スレーター(USA)のラウンド2敗退というショッキングな番狂わせは、3度目のワールド・タイトル獲得を目指す、カレントASP WCT No.1のミック・ファニング(AUS)に大きくドアを開く結果となった。

 

 

ASPワールドランキング96位のフレデリコ・モライス(PRT)は、11タイムASPワールド・チャンピオンをラウンド2で破る大番狂わせを引き起こした。カスカイスのモライスはトリッキーなモーニング・コンディションで、多くのエアリアル・マニューバーを披露し、キャリア最高の結果を残した。

 

「信じられないです。もちろんタフなヒートでしたよ。ケリー(スレーター)が、そのスコアを出せることは分かっていましたから。」と、モライスが言った。「ケリーと戦って、これで安心なんて言うのはないんです。でも2本目のグッドスコアを掴んで、勝てるかもと思いましたね。それで自分の出来ることにフォーカスして、それが上手く行ったんです。」

 

Frederico Morais.

 

スレーターは今朝のスーパーチューボスのシフトするラインナップでベスト・チャンスを見つけられず、今年初の25位を手渡された。アップ&ダウンの激しかった今シーズンのスレーターを象徴するかのような今日の結果は、タイトル争いがハワイに向っていることを示す。

 

「フレデリコ(モライス)は、より良い波を掴んで、それをうまく使って2つのビッグムーブをメイクした」と、スレーターが言った。「タイトルを掴むには、ハワイで優勝、少なくともファイナルに残らなくてはならないと思っている。残り2ヶ月間、心と体を復活させるために取り組むつもりだよ。今週、上手くいったとしても、ダメだとしても、ミック(ファニング)は、今年の最も素晴らしいパフォーマーだった事には変わりない。あらゆるイベントで素晴らしい結果を残していた彼のような選手を倒すのは本当に難しいね。」

 

一方、2013年のASPワールド・タイトルを目指す、現在ランキングで第1位のポジションに居るファニングは、今日のオープニング・ヒートとなるスレーターの前のヒートで、イベント・ワイルドカードのフランシスコ・アルベス(PRT)を倒した。

 

難しいコンディションにもかかわらず、ファニングは彼の十八番のスピードとパワーを示し、ラウンド3へ勝ち上がり、3度目のワールド・タイトル獲得へ一歩近づいた。「今朝のコンディションは問題ないと感じたね。少し潮が上げて来てパワーがない感じだった。勝ち上がれて嬉しいよ。ワイルドカードと戦う時、ギャラリーの人は弱者が勝つことを期待する。特にポルトガルの人は熱狂的だからね。でも今回はみんなクールだった。フランシスコ(アルベス)は、本当に良いサーフィンをしたね。」

 

また、ミシェル・ボウレズ(PYF)は、ヒート前半に14.50のヒート・トータルを手に入れ、ワイルドカードのディロン・ペリロー(USA)を下し、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)もプログレッシブ・エアリアルでラオニ・モンテイロ(BRA)を下して、ラウンド3へ勝ち上がった。

 

イベント主催者は明日、午前7時45分にファーストコール。午前8時のスタートを目指す。現地8時00分は日本時間16時00分

 

 

ライブ中継はこちら:http://www.live.ripcurl.com/portugal-live-webcast.html

 

リップ・カール・プロ・ポルトガル:ラウンド2結果

ヒート1:ミック・ファニング(AUS)13.00 def.フランシスコ・アルベス(PRT)8.93
ヒート2:フレデリコ・モライス(PRT)12.34 def.ケリー・スレーター(USA)10.13
ヒート3:ミシェル・ボウレズ(PYF)14.50 def.ディロン・ペリロー(USA)8.26
ヒート4:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.60 def.ラオニ・モンテイロ(BRA)11.03

 

残っているリップ・カール・プロ・ポルトガル:ラウンド2ヒート

ヒート5:C.Jホブグッド(USA)対ヤイディン・ニコル(AUS)
ヒート6:エイドリアン・バカン(AUS)対キーレン・ペロー(AUS)
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)対アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート8:ジェレミー・フローレス(FRA)対ダミアン・ホブグッド(USA)
ヒート9:フレデリック・パターチア(HAW)対パトリック・グダスカス(USA)
ヒート10:ブレット・シンプソン(USA)対ミゲール・プポ(BRA)
ヒート11:トラヴィス・ロギー(ZAF)対アダム・メリング(AUS)
ヒート12:ビード・ダービッジ(AUS)対コロヘ・アンディーノ(USA)