ASP4スターVans Proで大橋と大原がR32へアップ。ジュニアで大原が19.00をマーク!

ASP4スターVans Proで大橋と大原がR32へアップ。ジュニアで大原が19.00をマーク! 


Costa Rica's Carlos Munoz, 20, dominated on day two of the ASP 4-Star Vans Pro. Credit: ASP/SHADLEY

 

ヴァージニアビーチ、ヴァージニア/USA(2013年8月20日火曜日)ASP4スターVans Proは大会2日目は、ピーキーな1~3フィートのコンディションで、フロリダの神童エヴァン・ガイゼルマン(ニュー・スマーナ・ビーチ、FL)と、セントラル・アメリカン・スタンドアウトのカルロス・ムニョス(CRI)がラウンド3のハイエスト・スコアをスコアした。ガイゼルマンはバックハンドで焦げつくようなバックハンドのコンビネーションで 9.77というイベント・ハイ・シングル・ウェイブ・スコアと17.50のハイ・ヒート・トータルを手に入れ、ラウンドオブ 32へ勝ち進んだ。

 

また、昨年のバンズ・プロ・ジュニア・チャンピオンであるキアヌ・アシンも、リズムを掴んでラウンドオブ64を勝ち上がり、元ASP WCTサーファーであるナザニエル・カラン(オックスナード、CA)は、豊富な大会経験を上手く活かし、難しいロー・タイド・コンディションで彼のフォアハンドとバックハンドでスコアをメイク。ラウンドアップした。

 

今回のコンテストは、借り物のサーフボードで出場する選手でハイパフォーマンスを見せる選手が続出。パトリック・グダスカス(サン・クレメンテ、CA)もそんな中のひとりだった。彼は、シームレスのトランジションをパーカー・コフィンのバックアップ・ボードでメイクして、豪快なフロントサイド・アタックでラウンド3の勝利を手に入れた。

 

ラウンドオブ64終了後に、プロジュニアのラウンド1がスタート。16歳のジャパニーズ・コンペティター、大原洋人(JPN)は抜きん出たパフォーマンスを披露した。バンズ・プロのラウンド4へ勝ち進んだ大原は、バンズ・プロ・ジュニアのラウンド1で、信じ難いフォームを見せた。大原洋人は、見事なエア・ゲームと洗練されたレイルワークで、20点満点中のほぼパーフェクトと言える19点のヒートスコアをマークした。「あのヒートは本当にハッピーでした」と、大原が言った。「波は凄くファンで、波に慣れていたので両方のディビジョンでサーフするのを助けてくれたと思います。波は日本の自分のホームブレイクのようでした。ヒートを勝ち上がるのは簡単ではないですが、2ラウンドを勝ち上がれて嬉しいですね。」とコメントした。

 

 

ASP4スターVans Proでは、大橋海人、大原洋人がラウンドアップ。 


 

大橋海人

 

ハイタイドでタフなコンディションの中、大橋海人はヒート3で、ジェレミー・ジョンストン、ベン・ブルジョア、テイラー・クラークといったUSAチームと対戦。ヒートは、ベテランのベンがスタートからフォアハンドで7.33をスコアしてヒートをリード。大橋海人はバックハンドでスモール・バレルにリエントリーを決めて5.57をスコア。レフトでは3.73をスコアしてヒートスコア9.30で前半を2位で折り返す。後半に入り再びバックハンドでチャージする大橋は6.37をスコア。ヒートスコアを11.94として2位をキープ。ベンは後半に更に6.77をスコアしてリードを広げる。大橋海人もヒート終了間際にレフトの波を掴み、リエントリーを3発決めて7.50をスコア。見事2位でラウンドアップを決めた。

 

大原洋人

 

 

ヒート4の大原洋人は、パトリック・グダスカス、カイマナ・ハキアス、セス・モニーツと対戦。パットがスタートからフォアハンドで7.50のハイスコアをマーク。モニーツもバックハンドで6.00をスコア。激しいデットヒートが繰り広げる。大原洋人も4.57をスコアして3位につける。スコアを重ねるパットはヒートスコア14.00としてトップのポジションをキープ。後半に入り、左側のライトに的を絞った大原洋人は、フォアハンドでクリティカルなボトムターンからのシャープなオフザトップで6.87をスコア。逆転に成功して2位に浮上する。3位のセス・モニーツの追い上げを振り切り、大原洋人は2位でラウンドアップした。

 

 

加藤嵐

 

 

ヒート5の加藤嵐は、ゲイブ・クリング、ジェイク・ケリー、フィリップ・グールドと対戦。加藤嵐はファーストウェイブでフォアハンドで5.00をスコア。更にバックハンドのカーヴィングのコンビネーションで5.63をスコアしてヒートスコア10.63として、2位をキープする。しかし、3位だったクリングがフォアハンドとバックハンドでハイスコアをマーク。ヒートスコア12.07でトップとなると3位に押し出される加藤。しかし、後半に入り、加藤は続けて5.43、6.33をスコア。大逆転に成功して2位に浮上する。残り時間5分を切り、3位のケリーを完全にマークする加藤。パドルバトルを見せる2人。ケリーがレフトをゲット。バックハンドで激しくチャージするが僅かに逆転ならず。安心したのも束の間、ノーマークだった4位のフィリップ・グールドがグッドウェイブをゲット。6.77をスコアして大逆転。加藤は3位で悔しい敗退となった。

 

 

稲葉玲王

 

 

稲葉玲王は、マイケル・ダンフィ、マット・ペイガン、ライアン・ブリッグスと対戦。かなりのスロースタートの中、ライアン・ブリッグスが2本のスコアを揃え、リードを奪う。このヒートは、波数が極端に少ないヒートとなり、ヒート中盤にひとつの波に3人が波を奪い合いテイクオフ。ダンフィがインターフェアを取られる。稲葉はバックハンドで5.07をスコア。更にフォアハンドで3.53をスコアして辛うじて3位。稲葉は、終了間際に掴んだレフトで4.40 をスコアするも逆転には僅かに足らず、 リズムが掴めないなままヒート終了となり、3位で敗退となった。

 

まさかのインタフェアで破れた大澤伸幸

 

ヒート14では大澤伸幸が登場。アーロン・コーミカン(USA)ジョシュア・モニーツ(HAW)ジョルジョ・ゴメス(USA)と対戦。大澤伸幸はオープニングライドから5.83をスコア。コーミカンがエアリアル・マニューバーで2本の7ポイントを揃えてヒートをリード。後半に入り、大澤はサードウェイブをバックハンドのシャープなリエントリーで4.53をスコア。ヒートスコア10.36で2位に浮上する。しかし、ヒート終了間際に大澤伸幸がモニーツに対してインターフェアをとられ、まさかの3位転落。痛恨のインターフェアでの敗退となった。

 

辻裕次郎

 

 

辻裕次郎が登場したヒート16ではキアヌ・アシン(HAW)カム・リチャーズ(USA)コリン・モラン(USA)と対戦。ヒートスタートと同時に激しいデッドヒートが展開。キアヌ・アシンがファーストウェイブで5.83をスコア。続けてキアヌはパワフルなトラックを刻み4.50をスコア。ヒートスコア10.33としてアーリーリードを奪う。辻裕次郎もバックハンドの2マニューバーで3.57をスコアしてヒートをスタートする。絶好調なキアヌ・アシンは、ヒート中盤に再びセットを掴み、ビッグリエントリーのカーヴィングのコンビネーションで7.83をスコア。完全にヒートを支配する。2位にはバックハンド高得点をマークするカム・リチャーズ。3位で辻が追い上げる。しかし、思ったような波が入らない。ヒート終盤に入り、バックハンドで5.50をマークした辻裕次郎だったが4位で敗退となった。

 

大原洋人がジュニアで19.00をマーク 。加藤嵐も2位でアップ。 


大原洋人

 

続けて行われたプロジュニアでは、大原洋人と加藤嵐がラウンドオブ72のヒート2に登場。マイケル・フェブラリー(ZAF)ルーカス・シルベイラ(BRA)と対戦。スタートからフォアハンドで7.83をスコアした大原洋人は、直ぐさま8.27をスコア。ヒートスコア16.10で2位以下の選手をコンビネーションに追い込んだ。今ひとつリズムを掴めなかった加藤も後半に入り、スコアを重ねて2位に浮上。絶好調の大原洋人の勢いは止まらず、ビッグセットでエアリバースからのカービングのコンビネーションを見せる大原洋人は、9.37のパーフェクトに近いスコアをマーク。リードを更に広げて最後も駄目押しの9.57をマーク。大原は最終的に19.00という素晴しいスコアで圧勝、2位の加藤嵐とともにラウンドアップを決めた。

 

 

ASP4スターVans Proラウンドオブ32のヒート1には、大橋海人と大原洋人が同じヒートとなり、パーカー・コフィンとイアン・ゴウベイヤと対戦。プロジュニアでは、ラウンドオブ64のヒート3に大原洋人、ヒート11に加藤嵐が登場する。

世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!

 

今回のバンズ・プロとバンズ・プロ・ジュニアは、イースト・コースト・サーフィン・チャンピオンシップが同時開催され、BMX、スケート、ミュージックなどのフル・アクション・スポーツ・フェスティバルとなる。

 

オフィシャルサイトではヒートオンデマンドもあり、見逃したヒートもチェック出来る:http://www.vans.com/eventsites/ecsc2013/

 

Watch the event LIVE via www.vans.com/ecsc

 

 

VANS PRO ROUND OF 64 RESULTS:
Heat 1: Parker Coffin (USA) 10.43, Michael Powell (USA) 7.03, Chase Wilson (USA) 6.20, Noah Schweizer (USA) 5.08
Heat 2: Ian Gouveia (BRA) 14.20, Kanoa Igarashi (USA) 12.96, Dylan Goodale (HAW) 12.60, Jeremy Carter (USA) 8.40
Heat 3: Ben Bourgeois (USA) 14.70, Kaito Ohashi (JPN) 13.87, Jeremy Carter (USA) 11.97, Taylor Clark (USA) 10.80
Heat 4: Patrick Gudauskas (USA) 14.50, Hiroto Ohhara (JPN) 12.87, Seth Moniz (HAW) 11.43, Kaimana Jaquias (HAW) 10.50
Heat 5: Gabe Kling (USA) 12.73, Phillip Goold (USA) 12.14, Arashi Kato (JPN) 11.96, Jake Kelley (USA) 11.94
Heat 6: Matt Pagan (USA) 10.84, Ryan Briggs (USA) 9.50, Reo Inaba (JPN) 9.47, Michael Dunphy (USA) 6.94
Heat 7: Nathaniel Curran (USA) 15.40, Chris Foster (HAW) 11.67, Jake Halstead (USA) 7.37, Oney Anwar (IND) ns
Heat 8: Tanner Gudauskas (USA) 13.50, Jonah Carter (USA) 10.60, Victor Done (USA) 8.97, Brogie Panessi (USA) 7.53
Heat 9: Brian Toth (PRI) 14.80, Brad Ettinger (USA) 14.20, Asher Nolan (USA) 12.87, Dane Gudauskas (USA) 7.10
Heat 10: Italo Ferreira (BRA) 15.56, Chris Waring (USA) 14.43, Ryan Callinan (AUS) 11.93, Manuel Selman (CHL) 6.10
Heat 11: Carlos Munoz (CRI) 17.40, Deivid Silva (BRA) 15.16, Nils Schweizer (USA) 13.44, Matheus Navarro (BRA) 12.67
Heat 12: Cory Arrambide (USA) 15.34, Evan Thompson (USA) 13.90, Breyden Taylor (USA) 11.84, Michael February (ZAF) 9.50
Heat 13: Evan Geiselman (USA) 17.50, Wesley Santos (BRA) 11.13, Miguel Tudela (PER) 9.57, Balaram Stack (USA) 3.87
Heat 14: Aaron Cormican (USA) 14.20, Joshua Moniz (HAW) 9.73, Nobuyuki Osawa (JPN) Giorgio Gomez (BRA) 5.93
Heat 15: Rafael Texeira (BRA) 15.17, Cody Thompson (USA) 12.60, Keoni Yan (PYF) 12.33, Matt-Lewis Hewitt (NZL) 11.74
Heat 16: Keanu Asing (HAW) 16.03, Cam Richards (USA) 11.07, Colin Moran (USA) 9.86, Yujiro Tsuji (JPN) 9.07

VANS PRO JUNIOR ROUND OF 72 RESULTS:
Heat 1: Trevor Challenor (USA) 11.83, Brandon Manguso (USA) 8.50, Myles Laine-Toner (USA) 7.89, Mitchell Salazar (MEX) 5.23
Heat 2: Kiroto Ohhara (JPN) 19.00, Arashi Kato (JPN) 12.86, Michael February (ZAF) 10.17, Lucas Silveira (BRA) 9.03
Heat 3: Rafael Teixeira (BRA) 16.17, Miguel Tudela (PER) 11.03, Colin Deveze (USA) 9.17, Jack Duggan (AUS) 7.04
Heat 4: Slade Prestwich (ZAF) 10.13, Chris Robertson (AUS) 9.04, Addison Miles (USA) 5.87, Matt Passaquindici (USA) 5.16