ビラボン・プロ・タヒチのワイルドカードはアライン・リオウとアンソニー・ウォルシュに決定。
チョープー、タヒチ（2013年8月11日日曜日）：エア・タヒチ・ヌイ・ビラボン・トライアルが行われ、開催が迫るビラボン・プロ・タヒチへの2つのファイナル・ワイルドカード・スポットが、ローカルのアライン・リオウ（PYF）とオージーのアンソニー・ウォルシュ（AUS）に決定した。リオウはこれまで8回トライアルに挑戦し2度目の優勝。そして、ビラボン・プロ・メイン・イベントヘクオフィファイしたのは3度目となる。昨年のトライアルでリオウは、ブラジリアンのリカルド・ドス・サントス（BRA）に破れ、第2位でフィニッシュすることによってメイン・イベントへのスポットを手に入れた。
「再びビラボン・プロに出場出来て最高です。僕は10年前にトライアルに勝ち、今また優勝できたなんて信じられないですね。」と、リオウが言った。「いつもワイルドカードとして、ハイ・シード選手と当たることになり、前回は2回ともミック（ファニング）と戦いました。彼は僕の親友で、僕の家に滞在して、昨年のイベントでは優勝しているんです。でも、やってみなきゃ分からない。今年も彼と当たるかもしれないですが、僕は彼を倒せたらと思いますよ」と、リオウが言った。
また、第2位となったのは、シリアスなチョープー・トライアル・キャンペンナーであるアンソニー・ウォルシュ（AUS）。オーストラリアはNSW州、レノックス・ヘッド出身の激しくチャージするグーフィーフッターは、常にチョープーの大本命で、これまで3度もセミファイナルまで勝ち上がるも、僅差でチャンスを逃して来た。しかし昨日は疫病神を振り払い、８／１５からのメイン・ドロー・スロットを固めた。
「メインラウンドへ勝ち上がれて最高です。メイン・イベントをメイクして、自分が力をみんなに見せることが目標でしたからね。」と、ウォルシュが言った。「アライン・リオウの様に、僕もこれまで8回、トライアルにでています。今回は2度目のクオリファイで、これまで3度セミファイナルで破れました。だからワイルドカードをゲット出来て凄くうれしいです。良い波になって欲しいですね。」
今回、セミファイナルで破れたのは、前ASPワールド・ナンバー6のネイザン・ヘッジ（AUS）と、ローカルのポウラウ・ジョセリン（PYF）。ASP WCTサーファーのオーウェン・ライト（AUS）、ダスティー・ペイン（HAW）、ティアゴ・ピレス（PRT）が怪我によりビラボンプロ・メイン・イベントを欠場することが決まったため、彼ら2名のメインラウンドへのスポットがほぼ確定となった。
コンディションがあまり良くなかった今年のトライアル。優勝候補の一角であったリカルド・ドス・サントス（BRA）とジェイミ・オブライアン（HAW）が、ラウンド1のヒート終了間際に同じ波に乗り、一悶着あったようで、ウォーター・パトロールが２人の仲裁に入ったものの、2位だったドス・サントス、4位だったオブライアンはラウンド1で姿を消す結果となった。また今回日本から出場した堀口真平も、ラウンド2で惜しくも敗退となった。
残念ながら、トライアル・トーナメントのコンディションは、イベントの13年の歴史のなかでも最悪の一つとなった。パワーの無い南東スウェルは、やっとオーバーヘッドのサイズをプロデュース。しかも20ノットプラスの南東ウインドに見舞われた。ベストスコアは８ポイント止まり、パーフェクト10などは1本も見ることは無かった。
しかしながら、本番が始まる今週はコンディションが上向く予報が出ている。オフィシャルの波予報によれば、クリーンなミドルサイズのバレル・ウェイブが期待されており、ワールドトップ34のサーファーたちを出迎えることとなりそうだ。ASP-WCT第6戦「ビラボン・プロ・タヒチ」は8月15日－26日で開催される。
エア・タヒチ・ヌイ・ビラボン・トライアル
ファイナル結果：
優勝：アライン・リオウ（PYF）（ビラボン・プロ・タヒチ・ワイルドカード+ US $1500 +エア・タヒチ・ヌイ・トラベル）
第2位：アンソニー・ウォルシュ（AUS）（ビラボン・プロ・タヒチ・ワイルドカード+ US $1000）
セミ・ファイナル
SF1アンソニー・ウォルシュ（AUS）9.33 defポウラウ・ジョセリン（PYF）7.53
SF2アライン・リオウ（PYF）9.00 defネイザン・ヘッジ（AUS）7.97
http://billabongpro.com/tahiti13
