JPSAショートボード第2戦「伊豆下田 CHAMPION PRO」は男女ともベスト8が決定。

JPSAショートボード第2戦「伊豆下田 CHAMPION PRO」は男女ともベスト8が決定。 


(静岡県下田市白浜、2013年6月29日土曜日)JPSAショートボード第2戦「伊豆下田 CHAMPION PRO」は大会2日目。今朝は更にサイズダウンが進み、ヒザからモモ前後。北東風のオンショアが面を乱す、トリッキーでタフなコンディションで今エストは男子のラウンド4からスタート。男女ともクオーターファイナルまでが行われ、セミファイナルを戦う男女のベスト8が決定した。

 

厳しいコンディションのなか、昨日まで絶好調でハイスコアをマークしていた稲葉玲王が、ラウンド4のヒート3で深川 達哉、仲村拓久未、高橋健人と対戦。ヒートは深川 達哉が6.25、4.10をマークしてヒートスコア10.35で2位以下の選手を大きくリード。仲村拓久未と稲葉玲王が2位争いを演じた。後半追い上げる稲葉だったが僅かに逆転出来ないままヒートは終盤。激しいパドルバトルも演じ、完全に仲村にマークされた稲葉は、そのままゲームセット。惜しくも3位で敗退となった。

 

昨日から素晴しいパフォーマンスでラウンド1から勝ち上がっている大野修聖は、本日も10.50、10.15というハイスコアをマークして明日のセミファイナルに勝ち進んでいる。一方で、昨年のグランドチャンピオンである林健太や、中村昭太、高梨 直人、山中 海輝、小野 嘉夫、深川 達哉、田中 譲、善家 尚史がクオーターファイナルで敗退。また、女子では開幕戦のバリ島クラマスで圧倒的なサーフィンで優勝した橋本小百合が、今日の厳しいコンディションでリズムを掴めず、まさかのクオーターファイナル敗退を喫した。

 

明日はいよいよファイナルデイ。明朝6:30AM集合だ。

 

男子セミファイナル

ヒート1:仲村 拓久未、田中樹、田中英義、田中海周
ヒート2:大野 修聖、小川直久、加藤嵐、和光大

女子セミファイナル

ヒート1:庵原 美穂、 宮坂 桃子、武知 実波、田原 啓江
ヒート2:並木 今日子、川邉 聡美、齋藤 ユリ、野呂 玲花

 

写真、キャプション:山本貞彦

 

JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/

ライブ中継サイトはこちら。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa2013_02/

 

臨機応変に自分をコントロールできるようになった加藤嵐。今大会も一人で参戦。
和光大。逆転のバックハンドの切れ味は練習のたまもの。
マイペースな印象の田中英義。迷いもあるようだが、ハマれば優勝もある。
ヒート時間の使い方が上手い田中樹。タクティクスはピカイチ。
ブルーヘッドの田中海周。派手な見た目と違い、サーフィンは堅実。
大野修聖。さすがにこのプアーコンディションに手こずったか。
ベテランらしくきっちりまとめた小川直久。お手本です。
今日は積極的に攻めに攻めた仲村拓久未。メンタルも強くなってきたか。
中村昭太。スピードがつけられない波でもこのぶっ飛び。エアーの高さは一番。
武知実波。演技にメリハリつけてラウンドアップ!
庵原美穂。負けられない!という気持ちがこちらにも伝わるほど力の入ったサーフィン。
海外での経験が着実に身に付いてきた宮坂桃子。日本のスケールに合わせないことを望む。
このヒートで唯一、張る波を見つけた野呂玲花。キメなきゃいけない時に、キメルことができるのも実力のうち。
玲王と拓久未。厳しいコンディションでの波の取り合い。玲王が奪うも勝ち上がったのは拓久未。