ASP-WCT「オークリー・プロ・バリ」はラウンド5までが終了。ベスト8が決定。

ASP-WCT「オークリー・プロ・バリ」はラウンド5までが終了。ベスト8が決定。 


Michel Bourez (PYF), . Image Credit: ASP / SCHOLTZ
YouTube Preview Image

 

クラマス、バリ/インドネシア(2013年6月26日水曜日)ASP-WCT第5戦「オークリー・プロ・バリ」は、エクセレントな6~8フィートのバレルコンディションとなったクラマスで、ラウンド4とラウンド5が行われ、クオーターファイナルを戦うベスト8が決定した。誰よりも早くクオーターファイナル進出を決めたのは、カレントASP WCT No.4のタジ・バロウ(AUS)。多くのインプレス・フォアハンド・バレルによって、エクセレントなヒート・トータル18.30をマーク。ダイレクトにクオーターファイナルに勝ち進んだ。「次のラウンドをスキップ出来て、かなり嬉しいね」 と、バロウが言った。「ここのところラウンド5で掴まってしまって、9位が多かった。クオーターまで勝ち上がれたって事は、かなり良い成績だよね。」

 

あれより良いヒートの筋書きはないですよ。CTイベント初のパーフェクト10でした。

 

ジョシュ・カー(AUS)は、ソリッドなバレルを何本もメイク。ビッグ・フォアハンドのターンをブレンドして、ヒート・トータル19.20という彼のキャリアにおけるベスト・ヒートを演じた。カーがラウンド4のヒートでつかんだ5つの波は、全てがパーフェクト10を含むエクセレント・レンジ(8ポイントから10ポイント)だった。「あのヒートは間違いなく、これまでのベストヒートでした。」と、カーが言った。「自分にプライオリティがあるとき、あの波が入ってきて、最高でしたね。あれより良いヒートの筋書きはないですよ。そして、あれは僕にとって‘CTイベント初のパーフェクト10でした。長い間ずっと待ち望んでいて、あの1本があることで、そのヒートを更に特別なものにしてくれました。」

 

YouTube Preview Imageオークリー・プ ロ・バリ・ラウンド4:ヒート2:ジョシュ・カー(AUS)19.67、ケリー・スレーター(USA)18.60、ジョン・ジョン・フローレンス (HAW)17.10

 

「バリは最高ですね。予報も良い感じで、波はパンピングしています。自分は他のものより少し長くて良い波を掴んだんです。他の選手も9点や8点を出していました。次のラウンドをスキップ出来てラッキーですよ。みんな手強いですからね。」今シーズンは予想よりも緩やかなスタートを切ったカーだが、前回のフィジーでは5位となり、今回オークリー・プロ・バリのクオーターファイナルへ勝ち進み、ツアー後半に向けて巻き返しを見せる。「今年は13位、9位、13位とスローなスタートで少しショックでした。でもフィジーで5位になれてポジティブになっています。」と、カーが言った。「家族を連れてきたことが好結果に繋がっています。楽しんでいることで良い結果が出ているんだと思います。」

 

 

 

ミシェル・ボウレズ(PYF)は、ラウンド4のエレクトリック・パフォーマンスで18.50 というエクセレント・スコアを手に入れた。 パワフルなタヒチアンは、大胆なチューブ・ライディングとパワーフルなフォアハンドのカーヴィングをブレンドし、ダイレクトにクオーターファイナルへ勝ち上がった。「だから僕はこの仕事が大好きなんです。」と、ボウレズが言った。「最高のバレル・ライドを楽しんで、それが報われましたね。僕はファースト・ウェイブで本当に良いスコアをゲットしました。そしてフレディー(パターチア)が9.8をゲットして、自分にも9.8が必要だと思っていました。セミファイナルをメイクすることがハードなのは知っていますが、今ここに居られてハッピーです。楽しんでやりたいですね。」

 

ジョエル・パーキンソンがパーフェクト20

 

凄まじいハイパフォーマンスの連続となったラウンド4に続き、ラウンド5のマンオンマンでも、今年の最も感動的なパフォーマンスが届けられた。ASPワールド・チャンピオンでカレントASP WCT No.7のジョエル・パーキンソン(AUS)は、絶好調のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とのセンセーショナルな激しい銃撃戦を繰り広げた。フローレンスは多くのエクセレント・バレルと素晴しいカーヴィングでパーフェクトに近いヒート・トータル19.20をマークした。しかし、そんなハイパフォーマンスに負けじとばかりチャンピオンが魅せた。彼は2本のロングチューブを続けてメイク。パーフェクト10を2連続でマークした。「長年にわたって、ここに来ているので、あのような波に出会うことは時折あるが、あのヒートのように、あんな波が頻繁に入って来ることは決してなかった。あれはマジックだね。」と、パーキンソンが言った。

 

YouTube Preview Image
Kelly Breaks Down Rounds 4 & 5

 

C.J.ホブグッド(USA)は、ラウンド5で、11-タイムASPワールド・チャンピオンでカレントASP WCT No.1のケリー・スレーター(USA)を下す、番狂わせを引き起こした。彼らのヒートは、ロータイドに向う中でコンディションが著しく変わっていた。ホブグッドは一連のみごとなバックハンドのマニューバーを実行し、17.00をスコアし、スレーターを下した。「今日の中で間違いなく最もトリッキーなヒートだった」と、ホブグッドが言った。「素晴らしい波でいくつかのクレージーなヒートがあった。そして、 我々のヒートでコンディションが変化したんだ。」 今日、ケリー・スレーター(USA)が破れ、ランキング2位だったミック・ファニング(AUS)がラウンド5を勝ち上がることによって、暫定的ながらもファニングは2013年のASPワールド・タイトル・レースのトップに立った。

 

 

イベント主催者は、明朝午前6時30分に再びコール。現地時間の午前6時45分のスタートを目指してコンディションをチェックする。コンペティショ ンが再開するとき、クオーターファイナルのヒート1では、ジョエル・パーキンソン(AUS)がタジ・バロウ(AUS)と戦う。

 

 

オフィシャルサイト:http://www.oakleyprobali.com/

 

 

オークリー・プロ・バリ・ラウンド4結果:
ヒート1:タジ・バロウ(AUS)18.30、ジョエル・パーキンソン(AUS)17.90、C.J.ホブグッド(USA)11.57
ヒート2:ジョシュ・カー(AUS)19.67、ケリー・スレーター(USA)18.60、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)17.10
ヒート3:ジュリアン・ウィルソン(AUS)14.00、ナット・ヤング(USA)13.86、ミック・ファニング(AUS)12.50
ヒート4:ミシェル・ボウレズ(PYF)18.50、フレデリック・パターチア(HAW)17.23、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)13.87

 

オークリー・プロ・バリ:ラウンド5結果
ヒート1:ジョエル・パーキンソン(AUS)20.00 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)19.20
ヒート2:C.J.ホブグッド(USA)17.00 def.ケリー・スレーター(USA)14.33
ヒート3:ナット・ヤング(USA)16.93 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)15.94
ヒート4:ミック・ファニング(AUS)13.46 def.フレデリック・パターチア(HAW)12.90

 

アップカミング・オークリー・プロ・バリ・クオーターファイナル・マッチアップ:
QF 1:タジ・バロウ(AUS)対ジョエル・パーキンソン(AUS)
QF 2:ジョシュ・カー(AUS)対C.J.ホブグッド(USA)
QF 3:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対ナット・ヤングQF(USA)
QF4:ミシェル・ボウレズ(PYF)対ミック・ファニング(AUS)