ASP 6スター「ロス・カボス・オープン」大会2日目。田嶋、加藤、大原はR96で敗退。

ASP 6スター「ロス・カボス・オープン」大会2日目。田嶋、加藤、大原はR96で敗退。 


ヘイター・アルベス(BRA)

 

ジッパーズ、ロス・カボス/メキシコ(2013年6月19日水曜日)ASP 6-スター・ロス・カボス・オープンは大会2日目。コンテストは、ラウンド2となるラウンドオブ96がスタートし、トップシードが登場。元ASP WCTサーファーのヘイター・アルベス(BRA)も、バックハンドでエレクトリック・パフォーマンスを見せた。また、ハワイのマウイ島のグレンジャー・ラーセンは、グラッシーな午後のコンディションで素早くリズムを見つけ、フォアハンドのマニューバーを組み合わせて、本日のハイエスト・スコアをマーク。タナー・グダスカス(USA)やディラン・グッディール(HAW)もハイスコアをマークしてラウンドアップした。

 

ラウンド2に勝ち上がっているサムライ3名は、ヒート5で田嶋鉄兵は、ジェイ・トンプソン(AUS)、ヒズノメ・ベテーロ(BRA)、ゴ ニー・スビサレッタ(ESP )と対戦。ヒート16で加藤嵐は、ブライアン・トス(PRI)、ベイリック・デ・ブリース(ZAF)、マイケル・フェブラリー(ZAF)と対戦。大原洋人 は、ジェシー・メンデス(BRA)、コリー・アランバイド(USA)、ギャビン・ジレット(HAW)と対戦した。

 

 

田嶋鉄兵

 

 

田嶋鉄兵のヒートは、ゴニー・ズビザレッタが6.00をスコアして、ヒートをリード。オンショア・コンディションのマッシーなコンディションにウェイブセレクションに苦戦する各選手。田嶋は、小振りながらショルダーのはった波を見つけ出し、インサイドまで乗り繋ぐもハイスコアに繋げられない。後半に入り、オーストラリアのパワーハウス、ジェイ・トンプソンもフォハンドでスコアを重ね2位へ。田嶋は後半に4.30をスコアするも3位を強いられる。4位のヒズノメ・ベテーロがレアなレフトブレイクでエアリバースをメイク。2位に浮上し、田嶋は4位を強いられる。目紛しく上位が入れ替わり、ラストウェイブで起死回生のエアマニューバーにチャージした田嶋だったがタイムアップ。田嶋は4位で敗退となった。

 

加藤嵐

 

 

加藤嵐は、ヒートのオープニングライドで、セットを掴みフォアハンドでカービングからのホワイトウォーターへの見事なアプローチで6.5をスコア。それに対抗するかのように、レフトブレイクでバックハンドのリバースを決めるマイケル・フェブラリー(ZAF)が7.50をスコア。そのあとも6.17をスコアしたフェブラリーがヒートをリードする。バックアップを探す加藤は2位に付ける。しかし、その後、ブライアン・トス(PRI)が7.17。さらにベイリック・デ・ブリース(ZAF)が5.43、6.60を続けてスコアして2位に浮上。加藤は3位を強いられる。ヒート終盤にバックアップを5.07に塗り替えた加藤嵐だったが4位で敗退となった。

 

 

大原洋人のヒートはコリー・アランバイド(USA)、ジェシー・メンデス(BRA)がバックハンドで4.00をスコアしてスタート。大原洋人は波とリズムが合わず、スコアリングウェイブを見つけられない。ヒート中盤にセットが入り、各選手がハイポイントをスコア。ギャビン・ジレット(HAW)がコミットしたパフォーマンスで7.53をスコアして一気にトップスポットへ。ジェシー・メンデス(BRA)も6.67をスコアして2位に付ける。大原洋人は4位のまま後半戦へ。厳しいウェイブセレクションを強いられる中、メンデスはバックハンドで見事なリエントリーを見せて、8.73のエクセレントをスコア。全く自分のサーフィンを見せないまま大原洋人は4位で敗退。大会2日目をして、日本人選手は全員姿を消した。

 

ASPノース・アメリカは、今年ラテンアメリカの4ヶ所でコンテストを開催。今回のはロス・カボス・オープンは、その第2戦。ASPノース・アメリカは、この後、コパカバーナ、エルサルバドルという場所でコンテストを開催予定で、7月2~7日にメキシコのコパカバナで開催されるASP4スター「サーフ・オープン・アカプルコ」。これには、大澤伸幸、大橋海人、辻裕次郎の3名の日本人の名前がクレジット。7月9~14日にエルサルバドルのプンタ・ロカで開催されるASP6スター「リーフ・エルサルバドル・プロ」には、辻裕次郎のみが参戦予定となっている。辻裕次郎はラテンアメリカに約1ヶ月間滞在となる。
彼らの活躍を期待してエールを送り続けよ う。頑張れ!日本。

 

 

オフィシャルサイトではコンテストの模様がライブ中継される。 www.loscabosopenofsurf.com