ASP-WCT第5戦「オークリー・プロ・バリ」がバリ島クラマスで開始。番狂わせが続出

ASP-WCT第5戦「オークリー・プロ・バリ」がバリ島クラマスで開始。番狂わせが続出 


Yadin Nicol (AUS),. Image Credit: ASP / HAYDEN-SMITH
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クラマス、バリ/インドネシア(2013年6月18日火曜日)ASP-WCT第5戦「オークリー・プロ・バリ」がスタート。プライマリ会場であるクラマスのリッパブルな3~5フィートのコンディションでラウンド1が完了。クラマスはイベントのオープニング12ヒートを通してメジャーな番狂わせとマンモス・スコアが続出。そんな中で、ASPワールド・チャンピオンに君臨するジョエル・パーキンソン(AUS)、11-タイムASPワールド・チャンピオンでカレントASP WCT No.1のケリー・スレーター(USA)、タジ・バロウ(AUS)といった選手がラウンド2へ回る番狂わせが発生した。

 

ASPワールド・チャンピオンに君臨するジョエル・パーキンソン(AUS)を下したのは、フレデリック・パターチア(HAW)。このヒートは、前回のフィジーの時に怪我をしたトラヴィス・ロギー(ZAF)が欠場したため、異例のマンオンマンとなった。ロギーは、ラウンド2には間に合うように到着す予定。ヒートは、パーキンソンの十八番のパワー・フォアハンド・アプローチは見られず、ハワイアンが猛烈なバックハンド・アタックで勝利を手に入れた。

 

クラマスは難しい波ですね。多くの選手が悩んでいたと思います。

 

「ヒート終盤にプライオリティを持っていて本当に良かったです。でもプライオリティは、どの波を望むか決めるのが難しくなることもあるんです。」と、パターチアが言った。「クラマスは難しい波ですね。多くの選手が悩んでいたと思います。僕はフィジーで早くに負けてしまったので、直ぐにここに来て波に慣れるように努力していました。ジョエル(パーキンソン)はASPワールド・チャンピオンであり、素晴らしいサーファーです。エイドリアーノ(デ・スーザ)も同様に苦戦していたので、ここが如何にタフであるかということが分かると思います。」

 

もう一つの大きなな番狂わせを引き起こしたのは、ダミアン・ホブグッド(USA)。彼は、ケリー・スレーター(USA)をラウンド2へ送り込んだ。「不思議なヒートでしたね。ケリーが彼のところに来た波を乗らないなんて滅多にない。僕は、より良い波を掴んで、そこでベストを尽くしただけです。」また、リプレイスメントで出場のヤイディン・ニコル(AUS)も、センセーショナルなフォームで、タジ・バロウ(AUS)とコロヘ・アンディーノ(USA)を下した。

 

二度のASPワールド・チャンピオンでカレントASP WCT No.2のミック・ファニング(AUS)は、オープニング・デイのコンディションを上手く利用し、ブレット・シンプソン(USA)とワイルドカードで出場のブルース・アイアンズ(HAW)を下した。「バリに戻って来られて、本当にワクワクするね。」と、ファニングが言った。「この何年間か、このクラマスで試合をやっていたジュニアの選手は本当に最高だったね。ツアーのすべてのボーイズは、うらやましがっているはず。波は凄くパワーがあって、バラエティなセクションを持つ。世界中で最もハイパフォーマンス・ウェイブだと言えると思うよ。」

 

 

カレントASP WCT No.3のジョディ・スミス(ZAF)は、彼のエアリアル・アビリティの高さを披露。期待を裏切らない素晴しいパワー・ゲームを演じた。「それは、かなりエキサイティングなヒートだった」と、スミスが言った。「オニー(アンワー)はかなり強烈なスタートを切った。僕はミッド・ヒートで徐々に調子を取り戻すことが出来たんだ。全ての波に高得点のチャンスがある。クラマスはパーフェクトだからね。」

 

 

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ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)がパーフェクト10

 

怪我からの復帰第2戦となるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)。夕方の本日のラストヒートにおいて、素晴らしいパフォーマンスでパーフェクトに近い19.87をマークした。対戦相手の同じハワイアンのセバスチャン・ジーツ(HAW)も、いくつかの焦げつくようなターンとバレルのコンビネーションで19.37をスコア。しかし、コンペティション過去最大のエアリアルとまで言われたフローレンスの巨大なアリウープがパーフェクト10をマーク。圧倒的な強さで勝利を決めた。

 

「僕は空中に居る時にボトムを見ました。すべてが非常に速かったので、それに合わせました。」と、フローレンスが言った。「それを掴むのは苦労しましたけど、最高でしたね。足首はサポーターで固定してあって、そのお陰で、思い切り出来るんです。良い気分ですよ。クラマスに来れて最高です。みんなハードにリッピングしていますよ。」

 

イベント主催者は明朝、現地時間で午前6時30分に再びコール。午前6時45分のスタートを目指し、コンディションをチェックする。コンペティションが再開するとき、11-タイムASPワールド・チャンピオンでカレントASP WCT No.1のケリー・スレーター(USA)が、ラウンド2のオープニング・ヒートで、15歳のジャック・ロビンソン(AUS)と対戦する。

 

オフィシャルサイト:http://www.oakleyprobali.com/

 

OAKLEY PRO BALI ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Adriano de Souza (BRA) 12.93, Bede Durbidge (AUS) 12.17, Dusty Payne (HAW) 8.60
Heat 2: Fredrick Patacchia (HAW) 12.67, Joel Parkinson (AUS) 12.00, Travis Logie (ZAF) 0.00
Heat 3: Yadin Nicol (AUS) 14.56, Kolohe Andino (USA) 12.93, Taj Burrow (AUS) 12.63
Heat 4: Jordy Smith (ZAF) 15.46, Oney Anwar (IND) 11.93, Matt Wilkinson (AUS) 9.03
Heat 5: Mick Fanning (AUS) 14.56, Brett Simpson (USA) 6.83, Bruce Irons (HAW) 5.50
Heat 6: Damien Hobgood (USA) 14.10, Kelly Slater (USA) 12.00, Jack Robinson (AUS) 5.83
Heat 7: Nat Young (USA) 17.03, Willian Cardoso (BRA) 13.90, Kai Otton (AUS) 13.40
Heat 8: Filipe Toledo (BRA) 16.07, Kieren Perrow (AUS) 15.50, Josh Kerr (AUS) 11.67
Heat 9: C.J. Hobgood (USA) 16.43, Adrian Buchan (AUS) 15.17, Raoni Monteiro (BRA) 8.17
Heat 10: Michel Bourez (PYF) 17.30, Adam Melling (AUS) 14.10, Gabriel Medina (BRA) 12.93
Heat 11: Jeremy Flores (FRA) 16.94, Julian Wilson (AUS) 16.77, Alejo Muniz (BRA) 13.90
Heat 12: John John Florence (HAW) 19.87, Sebastian Zietz (HAW) 19.37, Miguel Pupo (BRA) 13.60

 

OAKLEY PRO BALI ROUND 2 MATCH-UPS:
Heat 1: Kelly Slater (USA) vs. Jack Robinson (AUS)
Heat 2: Taj Burrow (AUS) vs. Bruce Irons (HAW)
Heat 3: Joel Parkinson (AUS) vs. Oney Anwar (IND)
Heat 4: Josh Kerr (AUS) vs. Dusty Payne (HAW)
Heat 5: Gabriel Medina (BRA) vs. Willian Cardoso (BRA)
Heat 6: Sebastian Zietz (HAW) vs. Kieren Perrow (AUS)
Heat 7: Julian Wilson (AUS) vs. Raoni Monteiro (BRA)
Heat 8: Adrian Buchan (AUS) vs. Adam Melling (AUS)
Hea t 9: Kai Otton (AUS) vs. Alejo Muniz (BRA)
Heat 10: Bede Durbidge (AUS) vs. Miguel Pupo (BRA)
Heat 11: Travis Logie (ZAF) vs. Brett Simpson (USA)
Heat 12: Kolohe Andino (USA) vs. Matt Wilkinson (AUS)