ASP-WCT「ボルコム・フィジー・プロ」が4~6フィートのバレルコンディションでスタート。

ASP-WCT「ボルコム・フィジー・プロ」が4~6フィートのバレルコンディションでスタート。 


Fredrick Patacchia (HAW), 31, blitzing through Round 1 of the Volcom Fiji Pro. Image Credit: ASP / SCHOLTZ
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クラウドブレイク、タヴァルア/フィジー(2013年6月4日火曜日)スモールコンディションのため2日連続でレイデイとなっていた、ASP-WCT第4戦「ボルコム・フィジー・プロ」がスタート。4~6フィートのバレルコンディションで、ラウンド1の10ヒートを消化した。コンペティションの初日は、トップ・シード選手が下位の選手に破れる多くの番狂わせが続出した。

 

ミッチ・コルボーン(AUS)がイベント初のパーフェクト10ポイント・ライドをスコア

 

そんなコンディションで、先日ブラジル行われたASPプライム・イベントの勝利者である、今回ボルコム・フィジー・プロへワイルドカードで出場のミッチ・コルボーン(AUS)が、クラウドブレイクのラインナップで素晴らしいパフォーマンスを披露。イベント初のパーフェクト10ポイント・ライドをスコアした。コルボーンはヒート開始数秒で完璧な波にロックオン。2つの波打つバレル・セクションをドライブしくぐり抜けた。バックアップでもエクセレントな9.33をスコアしたコルボーンは、本日のハイ・ヒート・トータルもマークした。

 

「僕は良いリズムを掴んでいて、先週ブラジルで優勝した勢いをキープしたいと思っています。」と、コルボーンが言った。「ファーストウェイブが10で言葉が無いですね。最高です。ラウンド3でもこの勢いを続けたいですよ。」昨年のフィジーでは、11-タイムASPワールド・チャンピオン・ケリー・スレーター(USA)を下したコルボーン。今回もそのマジックを再現し、ASPワールドNo.1のエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)とアレホ・ムニーツ(BRA)を下して、ラウンド3へ勝ち上がった。

 

Mitch Coleborn © ASP/Scholtz

 

「僕にワイルドカードを与えてくれたボルコムに本当に感謝したい」と、コルボーンが言った。「これは一年の中で最も素晴らしいイベントである。波はサイズアップし、再びワイルドカードをゲット出来た僕は本当に最高です。ラウンド1でプライオリティを得て、次のラウンドではリラックスしてやれそうです。ファースト・ウェイブを掴めてラッキーでした。そして、それが10だった。主導権争いなどありませんでした。あの波を掴んだあとは自信が付きましたね。小競り合いも無かった。本当に自分はラッキーでした。」

 

シリアスな足首の怪我を負っていたフレッド・パターチア(HAW)は、ボルコム・フィジー・プロのラウンド1で勝利する事によって復活をアピールした。クラウドブレイクの経験豊富なパターチアは、容易にラインナップをナビゲートし、フォアハンド・バレルをメイクして、カレントASPワールドNo.2のジョディ・スミス(ZAF)と仲間のハワイアン、セバスチャン・ジーツ(HAW)をラウンド2へ追いやった。

 

「これは、カムバックするには最高のイベントです。」と、パターチアが言った。「僕はタヴァルアが大好きで、15才の時から来ているんです。自分の足首は、だいぶ良くなっていると感じている。でも足はサポーターで固定して、バレルになる波を探していました。まだ自分のターンは思うようには出来ないのですから。イベントの前までにはあまり波が無くて、練習出来なかったんです。でも勝てて最高ですね。」

 

彼が6ポイントをマークするのも見ていたし、彼に良い波を渡す分けにはいかなかった。

 

2004年と2006年に2度のフィジーイベントで優勝しているダミアン・ホブグッド(USA)は、テクニカル・バレルで、2度のASPワールド・チャンピオンのミック・ファニング(AUS)とワイルドカードのアレックス・グレー(USA)とのハイ-スコアリング・バトルを制した。「ミックは素晴らしいコンペティターなので、タフなヒートになると思っていました。 」と、ホブグッドが言った。ヒートの前はかなり緊張していましたね。ヒート終盤には、僕のボードにクラックが入っていたのが分かったんですが、プライオリティのあるミックを一人でラインナップに残しておく分けにはいかなかったのです。彼が6ポイントをマークするのも見ていたし、彼に良い波を渡す分けにはいかなかった。」

 

ASPワールド・チャンピオンでカレントASP WCT No.8のジョエル・パーキンソン(AUS)は、ファーストコール前の早朝から釣りに出ていき、彼のラウンド1に出場する事が出来なかった。「僕は昨夜、コンテストが今日オフであると、100%確信していた。だから、我々は早朝から釣りをしに行った」と、パーキンソンが言った。「スウェルが予定より早く来て、クラウドブレイクのコンディションは良かったから、コンテストを開催するしか仕方がなかったと思う。コンテストがオンされていた頃には、自分は携帯の圏外にいて、戻るにはあまりに遠い場所だった。自分は朝の第3ヒートだったからね。ヒートをミスして本当に残念だった。明日は絶対に釣りには行かないよ。

 

11-タイムASPワールド・チャンピオンでカレントASP WCT No.4のケリー・スレーター(USA)もまたラウンド1の欠席者だった。スレーターは彼の甥の出生のためにフロリダに残ることを選んだが、コンペティションのラウンド2前に到着する予定である。

 

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また本日、同時開催の「VQS GLOBAL CHAMPS」のラウンド1が行われ、ヒート1には日本代表の村上舜が出場。バレルにチャージしたが、ポジショニング、ウェイブ・セレクションをミスして3位で敗退となってしまった。

 

イベント主催者は、明朝午前7時に再びファーストコール。(日本とフィジーの時差は+3時間)午前8時のスタートを目指す。

 

The Volcom Fiji Pro will be webcast LIVE via volcomfijipro.com
For more information, log onto www.aspworldtour.com

 

 

 

VOLCOM FIJI PRO ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Fred Patacchia (HAW) 15.20, Sebastian Zietz (HAW) 14.50, Jordy Smith (ZAF) 11.00
Heat 2: Travis Logie (ZAF) 10.06, Yadin Nicol (AUS) 6.67, Taj Burrow (AUS) 4.90
Heat 3: Heitor Alves (BRA) 18.63, Matt Wilkinson (AUS) 15.33, Joel Parkinson (AUS) ns
Heat 4: Mitch Coleborn (AUS) 19.33, Alejo Muniz (BRA) 6.60, Adriano de Souza (BRA) 5.77
Heat 5: Damien Hobgood (USA) 17.47, Mick Fanning (AUS) 17.23, Alex Grey (AUS) 6.23
Heat 6: Miguel Pupo (BRA) 12.00, Aca Lalabalavu (FIJ) 8.50, Kelly Slater (USA) ns
Heat 7: Kai Otton ( AUS) 17.43, Dusty Payne (HAW) 14.36, Gabriel Medina (BRA) 7.96
Heat 8: Kieren Perrow (AUS) 12.57, Julian Wilson (AUS) 8.50, Bede Durbidge (AUS) 7.60
Heat 9: Josh Kerr (AUS) 17.66, Adam Melling (AUS) 13.36, Filipe Toledo (BRA) 13.27
Heat 10: C.J. Hobgood (USA) 16.34, Glenn Hall (IRL) 13.67, Michel Bourez (PYF) 10.63