JPSA「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」のトライアルがスタート。

JPSA「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」のトライアルがスタート。 男女23名がプロ本戦へ. 


会場のクラマスはどんどんリゾート化している。なんとナイトサーフィンの設備も整った。昨晩はビラボンの撮影でジョエル・パーキンソンが入っていたって。

 

2013年4月10日水曜日、バリ島・クラマス:今シーズンのJPSAジャパンプロサーフィンツアー2013 ショートボードの開幕戦となる「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」がスタート。本日はプロトライアルが行われ、男女23名がプロ本戦へ勝ち上がった。明日のメインラウンドにつなげた男子は、大森 海夏人、柏田 滉稀、山中 凛、新名 駿平、西 修司、喜納 海人、小林 直海、鈴木 謙太郎、村上 舜、関口 真央、粟田 海、高松 海璃、安井 拓海、髙塚 康裕といったトライアルのラウンド2の7ヒートにおけるトップ2の14名に加え、ヒートスコア10.35金尾 玲生、8.65の児玉 椋、7.90の野田 修成という3位の上位高得点者3名。女子では、本日のベストスコア15.75をマークした前田 マヒナ田代 凪沙、高田 裕美、砂川 真里子、辻尾 友香里、西本 萌の6名が勝ち上がった。本日のハイエスト・シングル・スコアはハワイのジュニア代表でもある前田マヒナの9.00となった。

 

ハイスコアをマークした前田マヒナ。

 

今回のプロトライアル男子は、明日のプロ本戦のラウンド3を勝ち上がった選手に、女子はプロ本戦のラウンド2を勝ち上がった選手に公認プロ資格が与えられる。果たして今回の開幕戦でプロの資格を獲得するのは誰か。いよいよ明日からプロ本戦がスタートする。サイズアップも期待されており、ラウンド1のヒート3には辻裕次郎が、ヒート4にはハワイのジェイソン・シバタ、ヒート7に大野修聖がスタンバイ。

 

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撮影&フォトキャプション:山本貞彦

 

朝の上げ込みはサイズもあり、チュービーなクラマスだったが、午後になりオンショアになると厳しいコンディションとなった。ただ、うねりは明日からアップの予想。明日は本戦がスタート。エキサイティングな戦いを期待。
喜納海人。今回のトライアルでキレている一人。ねじ込むカットバックはパワフル。ただ、全般的に力が入り過ぎ感が。メリハリがあればなお良し。
大森海夏人。やはりトライアルで目立つ一人。スムースなサーフィンがカナトの持ち味。後はパワーがつけば、間違いない。
前田マヒナ。ハワイのWJCメンバーだけあって、さすがのサーフィン。オンショアの波に苦戦するが、ポテンシャルは未知数。明日も期待大。
田代凪沙。自分のサーフィンが出せずスロースタートだったものの、後半はジャンクな波を読み込んで勝ち上がり。
金尾玲生。リップにチューブなど、見事なサーフィンで今日のベストスコア、14.75ptを獲得。しかし、コンディション悪化のR-2では僅差で3位という結果。しかし、3位の上位3人に入り明日へつないだ。
松下諒大。昨年はプロトライアルを合格したものの、ルーキーオブザイヤーを獲りたいという理由から辞退。今大会で改めて挑戦するものの満足なサーフィンができず、敗退という結果。しかし、実力は間違いない。次回の活躍を望む。
西修司。フロー、つなぎがきれいな選手。非常に上手くなっている。ただ線が細いところが気になるところ。それが課題かな。
村上舜。バックハンドをものともせず、果敢に攻める舜。ハワイでの成果が少しずつ開花し始めている。今年の活躍が期待できる一人。楽しみだ。
安井拓海。この世代では瞬発力とひらめきのサーフィンができる逸材。空回りしなければ、常勝は間違いない。
安井拓海。
村上舜

 

 

大野修聖をはじめ注目選手がJPSAに多数出場。

 

また今回のショートのラウンド1には、ASPを転戦する世界の大野修聖が 出場。大野は2004年と2005年のJPSAグランドチャンピオンであり、JPSAに出場するのは、恐らく彼がJPSAのグランドチャンピオンを獲得し た2005年以来となるだろう。大野は、日本のJPSAのシード権がないため、ラウンド1からの出場となるが,間違いなく優勝候補筆頭である。また大野 同じく世界を回る辻裕次郎も今回のバリには出場。彼のバックハンドによるハイパフォーマンスに注目が集まる。

 

そして、昨年の男子ショート優勝者は、2度のJPSAグランドチャンピオンである林健太。クラマス・マスターの異名を持つ林健太は、2008年、2009年、2010年、2012年と過去4回このイベントで優勝経験を持ち今回5度目のクラマス優勝を狙う。また今回はハワイからジェイソン・シバタやニック・ミタもエントリー。バリ島の波を知り尽くすペペン・ヘンドリックも出場し、ジャパニーズ・サーファーを迎え撃つ。

 

女子ショートの昨年のイベント・チャンピオンは大村奈央。大村は2012年、2011年とクラマスで連勝記録を更新中。ASPを中心に世界を転戦している大村奈央は、大野同様にJPSAのシード権がないため、ラウンド1からの出場し3連勝を狙う。またコンペシーンから遠ざかっていた2010年の優勝者である橋本小百合もエントリー。ラウンド1ではこの橋本が大村、須田と対戦する。またオーストラリアで修行を積む、橋本恋もエントリー。注目の選手が多数出場する注目の2013年度のJPSA開幕戦。

 

 

 

 

大会名称【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSAジャパンプロサーフィンツアー2013 ショートボード第1戦ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ
期日:4月10日(水)~14日(日) ※プロトライアル同時開催
会場:バリ島 クラマス
賞金総額:¥3,000,000 (男子¥2,400,000 / 女子¥600,000)
特別協賛:株式会社 トリップデポ / ガルーダ・インドネシア航空
出場選手:公認プロ / 登録アマ
協力:トラベルシーン / バリサーフィンアソシエーション(BSA)
なみある?/ 国際スポーツ医科学研究所(ISMI)
神戸神奈川アイクリニック / TOKYO FM / キッズ・セーバー
NPO ウォーターリスクマネジメント協会
サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン(S.F.J)
株式会社 OKUTA / 株式会社キューテック
主催:JPSA