ASP-WCT第1戦クイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストが開幕。

ASP-WCT第1戦クイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストが開幕。 


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▲Quiksilver Pro Gold Coast 2013 ラウンド1ハイライト映像

レインボー・ベイ、クイーンズランド/オーストラリア(2013年3月5日火曜日)今シーズンのASP-WCT開幕戦となる「クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト presented by Land Rover」が、クリーンな2~3フィートのレインボー・ベイでスタート。ラウンド1の12ヒートが完了した。このイベントは、全10戦予定されているWCTの開幕戦であり、今シーズンのワールド・ベスト・サーファーを方向づける大事な一戦。今日のパフォーマンスがそれを示すものであるならば、今年のASPトップ34のタレントプールは歴史的に濃い面子といえそうだ。

 

サウス・アフリカのベテラン・グーフィー・フッターのトラヴィス・ロギー(ZAF)は、一連のクリティカル・バックハンドのコンビネーションで、本日のハイエスト・ヒート・トータル18.20をスコア。今朝のトップオナーをとった。「今年初めてのヒートを勝利でスタート出来て、とても気分が良いよ。」と、ロギーが言った。「ここ数シーズン、僕のスタートは首尾一貫しなかった。しかし、僕は体調も良く、良いボードも手に入れた。自分のキャリアのハイエスト・レベルでサーフィンをしているように感じているよ。この頃のヒートは危険だよね。エイドリアーノ(デ・スザ)とダスティ(ペイン)のような選手はツアーのどんな会場ででも素晴らしいパフォーマンスを見せる。勝てて嬉しいね。今週、良い波が続いてくれることを願うよ。」ロギーはダイレクトにラウンド3へ勝ち上がった。

ミック・ファニング(AUS)© ASP/ HAYDEN-SMITH

 

2度のASPワールド・チャンピオン(2007、2009)で、2度のクイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストの勝者(2005、2007)であるミック・ファニング(AUS)は今日、波質を知り尽くしたレインボー・ベイのライトハンダーを見事に使い、鋭く正確なサーフィンで圧倒的な勝利を記録した。「ニューイヤーで、みんな新鮮に感じている」と、ファニングが言った。「僕が若い時は、ほとんどがスナッパー・ロックスかキラだった。砂が埋まるようになってからは、レインボー・ベイでサーフィンをすることが多くなったね。それはファン・ウェイブで、素晴らしいウォールが様々なマニューバーに提供する。スナッパーとキラと比較して、レインボーのほうが多分ローカル・アドバンテージが少ないと思う。かなりユーザーフレンドリーなキャンバスだからね。」

 

2012年の世界ランク3位でフィニッシュしたファニングは、2013年に彼のフォーカスをリセットして、ASPワールド・クラウン獲得を目指し歩き始めた。「タイトルを獲得することは、毎年の目標だよ。」と、ファニングが言った。去年、ジョエル(パーキンソン)の勝利を見ることが出来たのは素晴しかった。彼は親友だからね。でも今シーズンは自分の目の前にある仕事に戻る。簡単なヒートなんてない。ツアーのみんなが脅威だよ。」

ケリー・スレーター(USA)© ASP/ HAYDEN-SMITH

11タイムASPワールド・チャンピオンで、2012年の世界ランク2位でフィニッシュしたケリー・スレーター(USA)は、アップカマーのコロヘ・アンディーノ(USA)とワイルドカードのデーン・レイノルズ(USA)に対し、強烈な大逆転勝利を収めた。「良いサーファーとサーフィンすることは、いつも刺激的だよ。」と、スレーターが言った。「デーン(レイノルズ)は地球上のベストサーファーの1人だし、コロヘ(アンディーノ)は本領を発揮し始めているね。といっても、それはみんな同じだと思う。我々は、それぞれのオフシーズンを楽み、そして、ここへ戻って来て、再びゲームが始めるのさ。」

 

完璧なアリーウープを決め9.67をスコアしたフリーペ・トリード

2012年のASP WCT No.4でドリーム・ツアー2年目のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、昨シーズンからの彼の勢いを続けた。そして、ソリッドなラウンド1の勝利を記録するために、スタイルとプログレッションを併せ持ったパフォーマンスを見せた。「新しい年で、みんなエキサイトしていると思いますよ。」と、フローレンスが言った。「素晴しいオフシーズンでしたね。あっという間に終わってしまいました。でもこれまで経験してないことをたくさんしましたよ。ニューヨークへ旅行に行ったり。今シーズンのための充電も出来て準備はバッチリです。ツアーのサーフィンレベルは過去最高ですね。そんなツアーの一員にいられて嬉しいです。」

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)は、彼のラウンド1つの勝負で今日、キーレン・ペロー(AUS)、35とティアゴ・ピレス(PRT)(32)に対して印象的な大逆転勝利を手に入れた。ヒート中盤で、メディーナは左足首の怪我によって一時試合を中断してビーチに戻った。明らかに痛みがある様子だったメディーナだったが、ラインナップに戻ると一連のクリティカル・バックハンド・マニューバー で9.50をスコア。大逆転でラウンドアップを決め、診察のため病院へ向った。

 

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▲Wave of the Day – Matt Wilkinson

今日の番狂わせを引き起こしたのはマット・ウィルキンソン(AUS)。彼は、ASPワールド・チャンピオンに君臨する、ローカル大本命のジョエル・パーキンソン(AUS)をラウンド2へ追いやった。ウィルキンソンは大胆なバックハンド・フローで、本日のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア9.93をスコアした。「ジョエル(パーキンソン)のような選手に勝つと気分が良いね。」と、ウィルキンソンが言った。「彼は明らかに、 誰よりもこのバンクのことを知っている。自分的には、この2、3年、良い感じでサーフィン出来ていると思うんだけど、運が悪い感じだなんだ。今回もバックハンドで強烈にサーフィン出来たと感じたよ。波も自分に味方してくれた。ラウンド3に勝ち上がれて最高だね。このままプッシュし続けたいよ。」

 

コンペティションが再開する、ラウンド2のオープニング・ヒートではイベント・ワイルドカードのブレント・ドーリントン(AUS)が地元の大先輩であるパーキンソンが対戦。イベント主催者は、明日の現地時間午前6時30分にファーストコール。午前8時のスタートを目指す。

 

 

 

QUIKSILVER PRO GOLD COAST ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Bede Durbidge (AUS) 14.50, Raoni Monteiro (BRA) 12.70, Taj Burrow (AUS) 11.94
Heat 2: Travis Logie (ZAF) 18.20, Adriano de Souza (BRA) 17.10, Dusty Payne (HAW) 12.07
Heat 3: John John Florence (HAW) 15.00, Kai Otton (AUS) 14.80, Patrick Gudauskas (USA) 12.40
Heat 4: Mick Fanning (AUS) 17.24, Willian Cardoso (BRA) 14.57, Sebastian Zietz (HAW) 12.10
Heat 5: Kelly Slater (USA) 16.04, Kolohe Andino (USA) 15.73, Dane Reynolds (USA) 12.34
Heat 6: Matt Wilkinson (AUS) 17.76, Joel Parkinson (AUS) 17.73, Brent Dorrington (AUS) 15.37
Heat 7: Gabriel Medina (BRA) 15.67, Kieren Perrow (AUS) 14.97, Tiago Pires (PRT) 13.20
Heat 8: Alejo Muniz (BRA) 15.60, Nat Young (USA) 11.90, Josh Kerr (AUS) 10.13
Heat 9: Julian Wilson (AUS) 12.15, Adam Melling (AUS) 11.63, Damien Hobgood (USA) 11.40
Heat 10: Michel Bourez (PYF) 16.43, Owen Wright (AUS) 15.67, Filipe Toledo (BRA) 14.50
Heat 11: Brett Simpson (USA) 15.13, Jeremy Flores (FRA) 14.76, Adrian Buchan (AUS) 13.23
Heat 12: Jordy Smith (ZAF) 17.93, C.J. Hobgood (USA) 16.63, Glenn Hall (IRL) 15.07

 

QUIKSILVER PRO GOLD COAST ROUND 2 MATCH-UPS:
Heat 1: Joel Parkinson (AUS) vs. Brent Dorrington (AUS)
Heat 2: Adriano de Souza (BRA) vs. Dane Reynolds (USA)
Heat 3: Taj Burrow (AUS) vs. Willian Cardoso (BRA)
Heat 4: Josh Kerr (AUS) vs. Patrick Gudauskas (USA)
Heat 5: Owen Wright (AUS) vs. Dusty Payne (HAW)
Heat 6: Jeremy Flores (FRA) vs. Raoni Monteiro (BRA)
Heat 7: C.J. Hobgood (USA) vs. Tiago Pires (PRT)
Heat 8: Adrian Buchan (AUS) vs. Nat Young (USA)
Heat 9: Damien Hobgood (USA) vs. Adam Melling (AUS)
Heat 10: Kieren Perrow (AUS) vs. Filipe Toledo (BRA)
Heat 11: Kai Otton (AUS) vs. Glenn Hall (IRL)
Heat 12: Sebastian Zietz (HAW) vs. Kolohe Andino (USA)

 

ROXY PRO GOLD COAST QUARTERFINAL MATCH-UPS:
Heat 1: Tyler Wright (AUS) vs. Courtney Conlogue (USA)
Heat 2: Stephanie Gilmore (AUS) vs. Alana Blanchard (HAW)
Heat 3: Bianca Buitendag (ZAF vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
Heat 4: Carissa Moore (HAW) vs. Pauline Ado (FRA)

 

 

 

日本語中継及びコンテンツサイト

quiksilverlive.com/progoldcoast/2013/

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