ASP 4スター「ブレイカ・バーレー・プロ」加藤嵐、大原洋人、大橋海人、林健太はR64敗退。

ASP 4スター「ブレイカ・バーレー・プロ」加藤嵐、大原洋人、大橋海人、林健太はラウンドオブ64敗退。 日本勢はここで敗退となる。 


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▲大会4日目ハイライトムービ/メンズラウンド3 ヒート1の新井洋人のライディングが収録されている。

 

バーレー・ヘッズ/オーストラリア:2013年2月7日木曜日:ASP 「ブレイカ・バーレー・プロ」大会5日目は、3フィートのコンディションで男子のラウンド4であるラウンドオブ64がスタート。2度のASPワールド・チャンピオンのミック・ファニング、2度のASPワールド・ジュニア・チャンピオンのジャック・フリーストーン、オッキー、ビード・ダービッジ、オーエン・ライトなどワールドツアーで活躍するトップシード選手多数登場。イベントが一気に盛り上がりを見せた。そんな中で、日本のサムライ4名は、サムライ・ブルーのゼッケンを着てトップシードの壁に挑んだ。

 

加藤嵐

 

 

ヒート10では、加藤嵐が、サーフレジェンドのマーク・オクルーポ、ニュージーランドのビリー・ステアメンド、ポルトガルのフレデリコ・モライスと対戦。ヒートはビリー・ステアメンド、フレデリコ・モライスの二人がハイスコアをマークしてヒートを支配。後半に入り、加藤はグッドウェイブを掴み5.90を掴むも、逆転には8.36が必要な状況に追い込まれる。残り時間10分を切り、再びセットをキャッチする加藤。ハイスコアが必要な加藤はハイリスクな技を試みるがワイプアウト。2位のモライスとの差が9.67と広がる。ラストウェイブでもヴァーティカルなりエントリーを見せ6.43をスコア。最後まで諦めず攻める姿勢を貫いた加藤嵐だったが惜しくもここで敗退となった。

 

大橋海人

ヒート11では大橋海人がグレン・ホール、デイヴィ・キャスルズ、ダニエル・ロスと対戦。派手さはないが確実にスコアを出す元WCTサーファーのダニエル・ロスが6.00をスコア。大橋海人もバックハンドの鋭いリエントリーを連発して5.50をスコアして応戦する。しかしバックアップも4.83を揃えたロスがヒートをリード。ヒート中盤に入りグレン・ホールもバックハンド7.33をスコアして2位へ。大橋は再びバックハンドでチャージして4.50をスコアして3位に付ける。しかし、再びホールが5.93をスコアしてトップへ。キャッスルズも6.50をスコアして3位に浮上。大橋は4位と追い込まれる。激しいバトルが展開されたが、最終的に試合巧者のダニエル・ロスがエクセレントを2本揃え、他の選手をコンビネーションで快勝。大橋は惜しくも4位で敗退となった。

 

大原洋人

ヒート12では、大原洋人がフランスのジョアン・ドゥルー、オーストラリアのヒース・ジョスキ、ブレント・ドーリントンと対戦。ヒートはドーリントンがスタートからエクセレントをスコア。ジョアン・ドゥルーもバックハンドでハイスコアをマーク。大原洋人も力強いボトムターンから激しくリップを叩き、4.00をスコアする。ドーリントンとドゥルーがハイスコアを重ねヒートを支配。その後ヒース・ジョスキもスコアを重ね、大原洋人は4位を強いられる。ハイスコアを求め、リスクの高い技にチャージする大原洋人だったが4位で敗退となった。

 

林健太

 

ヒート15で、林健太がディオン・アトキンソン、ステュー・ケネディ、デール・ラヴロックと対戦。スタートから激しいバトルが展開。林健太は5.00、3.83をスコアして幸先の良いスタートを切る。スピーディでヴァーティカルなサーフィンが光るステュー・ケネディーは、2本の4ポイント、更に5.83をスコアしてヒートをリード。林健太はエアリアルを決めて4.00をスコアし2位をキープする。しかしヒート中盤に、パワーハウスのディオン・アトキンソンがエクセレントな9.17をスコアして一気にトップへ。林健太は3位を強いられる。残り時間10分を切り、カーヴィングのコンビネーションで4.20をスコアする林健太。さらにエアリバースを決めて5.03をスコア。ヒート終盤に追い上げを開始するも林健太に逆転に必要なスコアは7.17だった。そのまま逆転出来る波は林健太の前に現れず、惜しくも4位で敗退となった。

 

 

4スターイベントとはいえ、WCTサーファーが多数参加する今回の「ブレイカ・バーレー・プロ」。バーレーヘッズという特別な場所で開催される場所だけにオージーのトッププロの参加が非常に多い。そんな中でジャパニーズサーファー達が多数参戦し、4名のサムライが勝ち進んだ。しかしラウンドオブ64の壁に行く手を阻まれた。しかし、今回の試合でも彼らは多くの事を学んだに違いない。彼らはこのあと、2013年2月18日-24日でニューキャッスルのミアウェザーで開催される賞金総額$155,000のASP6スター「バートン・トヨタ・プロ」に参戦。今回R64まで残った加藤嵐、大橋海人、林健太、大原洋人をはじめ、大澤伸幸、北田力也、仲村拓久未、川畑大志、オールタネイトに小椋暁人が引き続きエントリー。ハワイにいる田嶋鉄兵、辻裕次郎もクレジット。女子も6スターの「ハンター・ポーツ・ニューキャッスル」が同時開催。こちらには大村奈央、オールタネイトに武知実波、北沢麗奈、高橋みなとがクレジット。サーフィン大国オーストラリアでの彼らの戦いは続く。頑張れ日本!

 

 

オフィシャルサイトのライブ中継はこちら。http://breakaburleighsurfpro.com.au/live.php