ノースショア・サーフ・ショップ・プロ・ジュニアでイアン・クレーンとモアナ・ジョーンズが優勝。

ノースショア・サーフ・ショップ・プロ・ジュニアでイアン・クレーンとモアナ・ジョーンズが優勝。 ジャパニーズ・キッズも健闘。 


ノースショア、オアフ、ハワイ(2013年1月24日木曜日)ノースショアのプロサーファーであるリアム・マクナマラが、ハワイのジュニアサーファーの未来を考えて主催する「第2回ノースショア・サーフ・ショップ・プロ・ジュニア presented by Rusty and Da Hui」が終了。サンクレメンテのイアン・クレーンとハワイのモアナ・ジョーンズが優勝した。二人は、6−8フィートのサイズアップするサンセットで行われたコンテストで初のASP勝利を手に入れた。このイベントには世界中からの100人を超えるインターナショナル・サーファーがノースショアに集結しバトルを繰り広げ、日本からも稲葉玲王、安井拓海、脇田泰地、佐藤 魁らが参戦。チャージを見せた。

 

ボーイズで優勝したイアン・クレーンは、ASPノース・アメリカ・プロ・ジュニア・シリーズで活躍する選手。ファイナルではハワイアンのセス・モニーツとキアヌ・アシンに対し、終了間際の波で勝利を手に入れた。クレーンは、一連のカーヴィング・ターンをリンクさせ8.50をマークして勝利を掴んだ。

 

「最初はワイプアウトして失敗してしまったんですけど、最後にパーフェクトな波を掴むことができました。その波は自分のところにストレートに入って来て、そうなる運命だったんですよ。」と、クレーンが言った。ガールズで優勝したモアナ・ジョーンズは、ファイナルで最年少のコンペティターで、ビルドアップするサンセット・ビーチで、同じハワイアンのベイリー・ネイジとマヒナ・マエダを破って優勝した。今回のイベントは、リアム・マクナマラによってオーガナイズされ、多くのカンパニーの協力やドネーションなどによりイベントは素晴らしい成功で幕を閉じた。

 

写真、キャプション:木本直哉   surfday.tv

 

タートルベイでのトライアルから本戦に勝ち進んだ稲葉玲王だったが、サンセットで行われたラウンドオブ64で敗れてしまった。
ラウンドオブ64を1位で勝ち上がった安井拓海だったが、次のラウンドをメイクすることが出来ず、次への課題を残した。
オートネント待ちで、ラウンドオブ64、ヒート12に入る事が出来た脇田泰地。1位で勝ち上がったが、次のラウンドでは波に乗れず敗退してしまった。
得意のバックサイドでサンセットを攻め込んだ佐藤 魁だったが、サンセットポイントのチューブにやられ、ラウンドオブ62で負けてしまった。
ホノルル在住のジャパニーズ/キノカイトは、セミファイナルまで進出したが、ここまでの勢いが出し切れず、ファイナリストに残る事が出来なかった。
ケアヌ・アシン。彼らしいコンプリートのサーフィンで勝ち上がって来たが、ファイナルではバレルを意識しすぎ、メイクできずポイントをあげる事ができず3位に甘んじた。
今大会のウイナーは、カリフォルニア/サンクレメンテ出身のイアン・クレーン。ソリッドなバックハンドリップを炸裂させ、ファイナルでも見事な逆転劇を見せ付けた。
ストロングなバックサイドで、兄/コナー・コフィンも敗り、清々しいファイナリストとなったパーカー・コフィンだったが、ファイナルでは精彩を欠いてしまい4位。
ファイナルのラストミニッツまで優勝するかと思われたセス・モニーツ。サンセット・ポイントのチューブを巧みにメイクするなど、そのポテンシャルを証明し準優勝となった。
ウーメンズのウイナーは、14歳、ロコガールのモアナ・ジョーンズ。この日とすればアンリアルなセットの波をとらえ、サンセットプロジュニアの栄冠を奪取した。
優勝候補の一角にいたマエダ・マヒナだったが、サイクルが合わず、まさかのランナーアップに甘んじてしまった。次のパイプ/プロジュニアでの健闘に期待したい。
メンズウイナーのイアン・クレーン。
ウーメンズウイナーのモアナ・ジョーンズ。
タートルベイで一日、そしてサンセットで2日行われた、ノースショアサーフショップ/サンセットビーチ/プロジュニア。サンセットでは、3~4~のポイントから、4~6~のビーチまで、エクセレントなコンディションでの戦いとなった。
これまでハワイではプロジュニアが開催されなかったが、リアム・マクナマラのオーガイズによって、サンセット、そしてパイプという大舞台で行われる様になった。