ASP4スターイベント海南クラシックがスタート。大橋海人がラウンド3進出。

ASP4スターイベント海南クラシックがスタート。大橋海人がラウンド3進出。 新井洋人がセカンド・ハイエスト・ヒート・スコア16.77をマーク。 


エクセレントをマークした新井洋人/Gonzales
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(万寧、海南、チャイナ、2013年1月28日月曜日)中国の海南島で開催中の「海南万寧日月ベイ・インターナショナル・サーフィン・フェスティバル」。昨日までISA チャイナカップが開催され、男子ではブラジルのマイケ ル・ロドリゲス(BRA)、女子はフィリッパ・アンダーソン(AUS)が優勝。オーストラリアが2年連続でチーム・ゴールド・メダルを獲得した。そして、本日からメンズASP4スターイベントである賞金総額 95,000ドルの海南クラシックがスタート。このイベントは本日から30日まで開催される。

 

ISAチャイナカップは、2日間ともスモールコンディションで、メイン会場のレフトのポイント・ブレイクである日月ベイでは行われなかったが、ようやくスウェルが到着し、メイン会場でコンテストが開催出来る様になった。そんななかで、本日のハイエストスコア17.50をマークしたのはカルロス・サパタ(PER)。そして、セカンド・ハイエスト・ヒート・スコア16.77を日本の新井洋人がマーク。サード・ハイエスト・ヒート・スコアをマークしたマキシム・フスナット(FRA)は、9.47のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアもマークした。

 

村上舜/Tweddle

 

本日はラウンドオブ96からスタートし、その後ラウンドオブ64のヒート4までが行われた。今回のイベントには日本から多くの選手が出場。ヒート2に日本勢の先陣を切って登場した仲村拓久未は、ヒートスコア11.70で2位でラウンドアップ。ヒート3の高橋健人は得意のエアリバースで、ヒートスコア10.90で1位でラウンドアップした。ヒート7の村上 舜もヒートスコア12.00で1位でラウンドアップ。

 

新井洋人が、セカンド・ハイエスト・ヒートスコア16.77をマーク
エクセレントをマークした新井洋人/Gonzales

ヒート13に登場した新井洋人は、キレのあるパワフルなバックハンドで9.10をスコア。セカンド・ハイエスト・ヒートスコア16.77をマークして圧倒的な勝利を決めた。スムーズでシャープなバックハンド・アタックを見せた新井洋人。ラウンド2ではヒート13でメッシアス・フェリクス(BRA)、ソリ・ベイリー(AUS)マシューズ・ナヴァロ(BRA)と対戦する。「僕はオーストラリアでのコンテストに参加する事に多くの時間を費やしています。それが僕のサーフィンを助けてくれています。」と、新井が言った。「ウェイブは小さかったが、僕のヒートは素晴らしかったですね。スローでしたけど、セットを掴めれば、ダブルアップして、いくつかのターンが可能でした。良い波も何本か乗れました。」

 

惜しくもラウンド1で姿を消したのはヒート4の渡辺寛と、ヒート5の川畑友吾。

 

川畑友吾/Gonzales

 

そして、続けて行われたラウンドオブ64では、ヒート1にISAチャイナカップで5位となり調子を上げている大橋海人と、ラウンド1を勝ち上がった仲村拓久未。ヒート2に林健太、ヒート3に勝ち上がった高橋健人が登場した。大橋と仲村は、リンコーン・テイラー(AUS)、エドゥアルド・フェルナンデス(PRT)と対戦。大橋海人は、スタートから果敢に波を掴み、アベレージスコアを次々と叩き出す。そしてヒート中盤にはリエントリーとカーヴィングのコンビネーションで7.00、6.33をスコア。ヒートスコア13.33として、圧倒的なサーフィンでラウンド3へ勝ち上がった。パワフルなバックハンドで4.53をスコアした期待の仲村だったが、4.85のスコアリング・ウェイブを掴めず、惜しくもここで敗退となった。

 

快調にラウンドアップを続ける大橋海人/Tweddle
悔しい敗退となった仲村拓久未/Tweddle

 

ヒート2の林健太は、デイヴィ・キャスルズ(AUS)、クリス・ウェアリング(USA)、アダム・ゴールドストーン(USA)と対戦。ヒート前半から快調に飛ばし、一度はリードをとった林だったが、ヒート中盤にキャスルズとウェアリングの二人がエクセレントを連発。昨年のイベントでは、5位という素晴しい結果を残し た林健太だったが、ニード9.54に追い込まれ、3位で敗退となってしまった。

 

惜しくも敗退となった林健太/Tweddle

 

ヒート3の高橋健人は、マキシム・フスナット(FRA)、カノア五十嵐(USA)、ジェフリー・ルカシック(USA)という強豪と対戦。フォアハンドのリバースを決めて4.33、4.23を揃えるも、マキシム・フスナット(FRA)が本日のベストスコアとなる9.47をスコアすると他の選手をコンビネーションに追い込み圧勝。鋭いバックハンドが冴えるカノア五十嵐(USA)が6ポイントを2本揃えて2位でラウンドアップ。高橋健人は惜しくもここで敗退となった。4スターといえどもトップシードが登場するラウンドオブ64の壁の厚さを思い知らされる結果となった。

 

高橋健人/Tweddle
カノア五十嵐/Gonzales

 

明日は、ラウンド2であるラウンドオブ64のヒート5からスタート。ヒート6には大澤伸幸、ヒート7に村上舜、ヒート13に新井洋人、ヒート14に加藤嵐がクレジットされている。

 

渡辺寛/Tweddle

 

今回も大会の模様はライブ中継されている。みんなで応援しよう。

今年もサーフメディアは日本人サーファーを応援します!頑張れ日本!

 

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