ジョエル・パーキンソンがビラボン・パイプ・マスターズで優勝。2012年ASPにワールド・タイトルも獲得!

ジョエル・パーキンソンがビラボン・パイプ・マスターズで優勝。2012年ASPにワールド・タイトルも獲得! 


Joel Parkinson (AUS), 31, claimed the 2012 ASP World Title at the Billabong Pipe Masters in Memory of Andy Irons. Image Credit: © ASP/ SCHOLTZ
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バンザイ・パイプライン、オアフ/ハワイ(2012年12月14日金曜日)ジョエル・パーキンソン(AUS)は今日、2012年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)最終戦でバンズ・トリプルクラウンの最終ステージでもある「ビラボン・パイプ・マスターズ・イン・メモリー・オブ・アンディ・アイアンズ」で初のASPワールド・タイトルを獲得した。

 

今日のファイナルデイで、パーキンソンと11タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)だけが、ワールド・タイトルを争っていた。過去12年間、無縁だったタイトルを勝ちとるために、パーキンソンは、スレーターより一つでも多く勝ち上がらなければならなかった。そして、シーゾーバトルの末、セミファイナルで、スレーターがジョシュ・カー(AUS)に敗れ、パーキンソンの夢が現実になった。

Joel Parkinson (AUS) © ASP/ Kirstin

「一貫性が成果をあげました」とパーキンソンが言った。「ここは僕がずっと望んでいたポジションです。そして、これまでの人生で、ずっと挑んで来たことなのです。いまの気持ちを上手く説明することは出来ないですね。僕は何度も2位になり、浮き沈みを繰り返して来ました。地獄を見た時もあったから、この嬉しさがより大きいものになっている。ハワイとオーストラリア、世界中からのすべての愛と、僕に対するサポートは、本当に感謝してもしきれないものです。パイプマスターとワールドチャンピオンなんて、あまりにも素晴らしくて夢のようだ。」と、パーキンソンが言った。

 

Joel Parkinson (AUS) © ASP / Cestari

 

「僕は数年前のような抑圧された状態になると思っていた。出来ることは何もないということは分かっていたし。彼がやらなければならないのではなくて、僕がやらなければならない状況になったのさ。僕は考えた。シェーン(ドリアン)とのヒートで、彼(スレーター)が必ずピークを迎えるはずだと。そして、カーが彼にとって危険人物であるということを僕は知っていた。カーが、あの波を掴んだとき、もう吐きそうになっていたんだ。そこで僕の感情をおさえることができなかった。朝、目が覚めたとき、気分が良くても、次の日は敗者のような気分で目が覚めることがある。今朝は、チャンピオンの気分で目が覚めた。これは自分の家族に捧げたい。父は、僕が10歳の頃よくコンテストに連れて行ってくれた。僕の家内と母と子供たち、これは私たち皆のものである」と、パーキンソンが言った。

 

Joel Parkinson (AUS) © ASP / Cestari

 

パーキンソンは、過去4回(2002、2004、2009、2011)ワールド・タイトル争いに敗れ2位を強いられていた。彼のビラボン・パイプ・マスターズでの勝利は、彼のキャリアにおける11回目のワールドツアー・イベントの勝利である。そして、ASPワールド・タイトル獲得よって、空前絶後の最も素晴らしいサーファーの1人として彼自身を証明した。

Joel Parkinson (AUS) © ASP / Cestari

 

パーキンソンの2012のASP WCT結果:
クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト:第5位
リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ:第3位
ビラボン・リオ・プロ:第2位
ボルコム・フィジー・プロ:第9位
ビラボン・プロ・タヒチ:第2位
ハーレー・プロ:第2位
クイックシルバー・プロ・フランス:第3位
リップ・カール・プロ・ポルトガル:第3位
オニール・コールドウォーター・クラシック:第5位
ビラボン・パイプ・マスターズ:優勝

 

 

Kelly Slater (USA) © ASP / Cestari

今日の午後に行われたセミファイナルでの敗北で、スレーターは、満員の観客を前にステージに立ち、パーキンソンの勝利を称えた。「僕はかかとに怪我をしてターンすることができなかったのでブラジルを欠場した。」と、スレーターが言った。「休んで集中できればと思ったんだ。おそらく最悪の事態にしたのはチョープーだと思う。僕は、何度か続けてミステイクをして、残り時間7秒でリカルド(ド・サントス)に9.8をゲットされた。そのあと数ヵ月の間、続けて起こる間違った一連の出来事があった。フランスのあと、ちょっとバラバラになったんだ。ポルトガルはタフで、サンタクルーズで僕は本当に気持ちがぐらついていた。しかし、いかなる理由であっても、勢いはパーコの方にあった。ファイナルで戦えたらクールだったけど、彼はツアーをスタートして以来ずっと10年以上、追い求めていたんだ。彼は素晴らしいサーファーだよ。」

 

Josh Kerr (AUS). © ASP/ Kirstin

 

ジョシュ・カーは今日、キャリア初のASP WCTファイナル進出を果たすまでに、ハードなバトルを繰り広げた。スレーターとガブリエル・メディーナ(BRA)と対した彼のラウンド4のヒートでヘビーなワイプアウトを喰らい病院に行くことになった。しかし、メディカル・クリアランスの後にカーは見事に復活してファイナルまで勝ち上がった。「てんてこ舞いの日でしたね」と、カーが言った。「今日の最初のヒートでのワイプアウトで、首にダメージを受けて、落ちた時は左半身が麻痺したようになっていました。レントゲンで診てもらって、次のヒートに戻って、ファイナルをメイクできたんです。パーコにはお祝いを言いたいですね。来年はもうひつ上に上がりたいですよ。」カーは、ASP WCTランキングNo.8で2012年のASPシーズンをフィニッシュした。

 

これで本年度プロサーフィンツアーは全て終了。来年度はパワーアップした新生ASPによるツアーがスタートするだろう。

 

ビラボン・パイプ・マスターズ最終結果:
優勝:ジョエル・パーキンソン(AUS)17.17
2位:ジョシュ・カー(AUS)14.83

 

ビラボン・パイプ・マスターズ・セミファイナル結果:
SF 1:ジョエル・パーキンソン(AUS)17.30 def.ダミアン・ホブグッド(USA)14.63
SF 2:ジョシュ・カー(AUS)11.13 def.ケリー・スレーター(USA)4.90

 

ビラボン・パイプ・マスターズ・クオーターファイナル:
QF 1:ダミアン・ホブグッド(USA)9.83 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)9.17
QF 2:ジョエル・パーキンソン(AUS)12.50 def.C.J.ホブグッド(USA)9.40
QF 3:ジョシュ・カー(AUS)15.00 def.ヤイディン・ニコル(AUS)12.17
QF 3:ケリー・スレーター(USA)18.73 def.シェーン・ドリアン(HAW)18.20

 

ビラボン・パイプ・マスターズ:ラウンド5
ヒート1:ダミアン・ホブグッド(USA)8.23 def.キーレン・ペロー(AUS)3.26
ヒート2:C.J.ホブグッド(USA)13.94 def.デーン・レイノルズ(USA)8.00
ヒート3:ヤイディン・ニコル(AUS)13.00 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)12.00
ヒート4:ケリー・スレーター(USA)19.27 def.ミゲール・プポ(BRA)10.66

 

ビラボン・パイプ・マスターズ:ラウンド4
ヒート3:ジョシュ・カー(AUS)14.57、ガブリエル・メディーナ(BRA)14.10、ケリー・スレーター(USA)8.10
ヒート4:シェーン・ドリアン(HAW)6.53、ミゲール・プポ(BRA)5.83、ヤイディン・ニコル(AUS)4.23

 

 

2012のASP WCTトップ5:
1位:ジョエル・パーキンソン(AUS)58,700pt
2位:ケリー・スレーター(USA)55,450pt
3位:ミック・ファニング(AUS)47,000pt
4位:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)44,350pt
5位:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)42,350pt

 

 

 

 

http://vanstriplecrownofsurfing.com/billabongpipemasters2012