イスラス・カナリアス・サンタ・プロはエクセレントなコンディションでスタート。辻、大澤がラウンドアップ。

イスラス・カナリアス・サンタ・プロはエクセレントなコンディションでスタート。大澤伸幸、辻裕次郎はラウンドアップ。 


David Do Carmo (BRA)

サン・ファン、ランサローテ/カナリア諸島(2012年10月23日火曜日)ASP 6-スター「イスラス・カナリアス・サンタ・プロ」のオープニング・デイは、クリーンな4-5フィートのレフトハンダーでスタート。ラウンド1のラウンドオブ144のヒート20までが終了した。そんな中で、デビッド・ドゥ・カルモ(BRA)はラディカルなターンとバレルのコンビネーションによるリーサル・フォームを見せ、2本のエクセレントをスコア。本日のハイエスト・ヒート・トータルとなる17.04をマークした。「それは、本当に良いヒートでした。」と、ドゥ・カルモが言った。「自分の最初の波が本当に良いレフトでラッキーでしたね。最初のターンは失敗したんですが、ボードが調子良くて助かりました。そのあと小さいバレルを掴んで、ヒート終了間際にも良いバレルをメイク出来て8ポイント台をスコアできたんです。」

 

オークリー・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・バリで17位となったマキシム・フスナット(FRA)は、初めてのカナリーアイランドにも関わらず、すぐにリズムを見つけ、本日の第2位となる8.67のエクセレントスコアをマークして勝ち上がった。「今日は本当に素晴らしいコンディションでした。」と、フスナットが言った。「この波は僕のホームであるリユニオン島に似ています。ここでバックサイドのサーフィンが出来て嬉しいですよ。僕はバックサイドが得意なんです。バリでは思うように結果を出せなかったので、今回は納得いく今シーズンのベストの結果を出したいと思っています。」

 

yujiro tsuji(JPN)

大澤伸幸、辻裕次郎はラウンドアップ。

 

今回のイベントには、日本から田嶋鉄兵、大澤伸幸、辻裕次郎の3名が出場。ラウンド1の H-7 で田嶋鉄兵は、タイ・ワトソン(AUS)、ボルハ・アゴーテ(EUK)、カルロス・モデル(ESP)、H-9で大澤伸幸は、マキシム・フスナット (FRA)、ハンター・リザート(USA)、H-10で辻裕次郎はデビッド・ドゥ・カルモ(BRA)、アブドル・エル・ハリム(MAR)、ルーカ・ディオガ ルディ(CNY)と対戦した。

 

田嶋はスタートから思うような波を掴めず、苦戦を強いられた。しかし後半に入りリズムを掴み、スコアを重ね、5.00をスコアして1位に浮上。直ぐに2位に逆転されるも、これでラウンドアップかと思った。しかし最後の最後にタイ・ワトソン(AUS)が7.00をスコアしてトップとなり、田嶋は3位へ押し出されて、ファーストラウンドで敗退となってしまった。

 

大澤伸幸は、マキシム・フスナット (FRA)、ハンター・リザート(USA)の3人ヒート。スタートから6.83をスコアして幸先の良いスタートを切る大澤。ヒート後半には8.40をスコアして、マキシム・フスナット (FRA)に次いで2位でラウンドアップした。辻裕次郎のヒートは、本日のハイエスト・ヒート・トータルとなる17.04をマークしたデビッド・ドゥ・カルモ(BRA)がダントツの強さを見せた。辻はリズムを掴めないなかでもスコアを重ねて2位をキープ。4.17、5.17をスコアしてヒートスコア9.34をマークし2位でラウンドアップを果たした。

 

大会2日目のトップシード選手が登場するラウンド2のラウンドオブ96では、辻裕次郎がヒート9でジーン・ダ・シルバ、ジャノ・ベロ、マキシム・フスナットと対戦。大澤伸幸は、フレデリック・パターチア、ビリー・ステアメンド、デビッド・ドゥ・カルモといった強豪との対戦となる。このイベントは2010年に大野修聖が、日本人として初めてプライムイベントで9位入賞を果たしたイベント。彼らの活躍を期 待しエールを送ろう! 頑張れ日本! 大会2日目のファーストコールは現地午前8時30分の日本時間16時30分。ラウンド1の残りヒートから再開される予定だ。

 

ASP 6-スター・イスラス・カナリアス・サンタ・プロは、2012年10月23~28日の日程でカナリア諸島で予定されている。

オフィシャルサイトではライブ中継が行われる予定。カナリー諸島の時差は日本より-8時間。現地時間朝8時が日本時間の16時となる。

http://lanzarote.aspeurope.com/live/