ジャック・フリーストーンは、2度目のASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得

ジャック・フリーストーンは、オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップで、2度目のASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得。 


 

クラマス、バリ/インドネシア(2012年10月16日火曜日)オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・バリは、大会最終日。ジャック・フリーストーン(AUS)は、イベントのフォーム・サーファー同士のファイナル・バトルで、ハワイアンのイズキール・ラウ(HAW)を下し優勝。オンショアが吹き、サイズダウン傾向にあるクラマスの2~3フィートのコンディションのなか、2010年にもASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得したフリーストーンは、カレントASP WCT No.1ジョエル・パーキンソン(AUS)とパブロ・パウリーノ(BRA)に続き、複数回のジュニア・タイトルを獲得した3人目のサーファーとなった。

 

インディグラブ

 

「ジョエル(パーキンソン)の後に続く結果を残せて嬉しいですね。」と、フリーストーンが言った。「彼は僕の大好きなサーファーで、我々は同じクーランガッタ出身なので、本当に信じられない感じです。彼は今メンズASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーにいます。それは僕の目指す場所で、きっと今回の結果が僕に自信を与えてくれると思います。」

 

 

ステールフィッシュ・グラブ

 

今年のASPワールド・ジュニア・チャンピオンは、独立型イベントとして行われたオークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・バリのみの結果で決定した。フリーストーンは、シフトするチャングーのビーチブレイクから、ビッグなクラマス・チューブ。そして、ファイナルデイのオンショアで乱されたクラマスといった、あらゆるコンディションで世界最高峰のジュニアサーファーとのバトルを勝ち上がり、王冠を手にするのに相応しいサーファーだった。

ジャック・フリーストーン(AUS)

 

「僕が2010年にASPワールド・ジュニア・タイトルを手に入れたのは、ただの運だったと思います。」と、フリーストーンが言った。「今年のイベントは全く異なったもので、1戦しかありませんでした。しかし、僕にはプレッシャーは全くなく、それが上手くいったんだと思います。数ヶ月前までは、このイベントに出るつもりはなかったくらいです。でも優勝出来て本当に嬉しいです。信じられない気分です。」

ママと抱き合うジャック・フリーストーン(AUS)

 

 

 

2位となったイズキール・ラウ(HAW)

イズキール・ラウ(HAW)
シバッツとイズキール・ラウ(HAW)

パワフルなハワイアン・サーファーのイズキール・ラウ(HAW)は、イベントを通して素晴しいパフォーマンスを見せたが、イベントの最後はフリーストーンに惜しくも破れた。ファイナルはチェス・マッチ。同じようなパワフルでプログレッシブ・スタイルを持つ二人のサーファーによる、トップが何度も入れ替わる激しいASPワールド・ジュニア・タイトル・バトルとなった。「僕は本当に優勝したかった。」と、ラウが言った。「しかし、ジャック(フリーストーン)はリズムを掴んで、ファイナルのベスト・ウェイブを掴んだ。彼にお祝いを言いたいです。ハワイで行われるトリプルクラウンが近づいて来たので、僕はハワイに戻ります。」

 

2位のイズキール・ラウ(HAW)

 

 

アンドリュー・ドヘニー(USA)はラウによってセミファイナルで破れ、昨年の彼の2位という記録を上回ることは出来なかった。予測できないスタイルのドヘニーは、イベントで最もエキサイティングなサーファーの1人で、ギャラリーを魅了した。「僕は落ち込むだろうって思ってました。」と、ドヘニーが言った。「でも以外と気分は良いですね。去年は2位でしたが、今年の3位よりも上位を期待していたわけではないので。イズキール(ラウ)には僕がやりたいことをやられてしまいました。彼はたくさんの波をに手に入れ、リズムを掴んだんです。」

 

アンドリュー・ドヘニー(USA)

 

 

ラムジィ・ボウカム(MAR)はセミファイナルで大暴れのフリーストーンの餌食になった。「僕はエアの選手でないですよ。波がビッグならば、僕は9ポイント-ライドも記録することができます。優勝はしたかったけど、3位になれて嬉しいですよ。」フリーストーンは、そのヒートで エクセレント・レンジの複数のスコアを記録。オークリーASPでワールド・ジュニア・チャンピオンシップのヘッドジャッジであるグレン・エリオットは、「ASPの歴史なかで、1ヒートのテクニカル・エアリアル・サーフィンとしてはベスト・ディスプレイの1つである。ジャック(フリーストーン)は、2ステールフィッシュ・グラブ、スロブ・グラブとフル・ローテーション・カーラプト・グラブ・エア・リバースを成功させた。このヒートについては長く語り継がれるでしょう。」とヒートを説明した。

ジャックのフルローテーション
ラムジィ・ボウカム(MAR)

 

 

オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ最終結果:
優勝:ジャック・フリーストーン(AUS)13.83
2位:イズキール・ラウ(HAW)13.77

 

オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ・セミファイナル:
SF 1:イズキール・ラウ(HAW)15.20 def.アンドリュー・ドヘニー(USA)7.50
SF 2:ジャック・フリーストーン(AUS)19.53 def.ラムジィ・ボウカム(MAR)2.17

 

オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ・クオーターファイナル:
QF 1:イズキール・ラウ(HAW)16.37 def.ウエイド・カーマイケル(AUS)10.26
QF 2:アンドリュー・ドヘニー(USA)14.77 def.クーパー・チャップマン(AUS)12.67
QF 3:ジャック・フリーストーン(AUS)15.0 def.コナー・コフィン(USA)14.27
QF 4:ラムジィ・ボウカム(MAR)14.00 def.フレデリコ・モライス(PRT)8.37

 

 

http://oakleyprojunior.com/
撮影、フォトキャプション:山本貞彦。

 

フレデリコ・モライス(PRT)
コナー・コフィン(USA)
クーパー・チャップマン(AUS)
ウエイド・カーマイケル(AUS)
ラムジィ・ボウカム(MAR)
アンドリュー・ドヘニー(USA)
イズキール・ラウ(HAW)
イズキール・ラウ(HAW)
イズキール・ラウ(HAW)
ジャックとイズキール
ジャック・フリーストーン(AUS)
ジャック・フリーストーン(AUS)