オークリーASP-WJCウイメンズはファイナリストが決定。高橋みなと9位、大村奈央17位。

オークリーASP-WJCウイメンズはファイナリストが決定。高橋みなと9位 


bianca butendag photo:s.yamamoto

 

 

クラマス、バリ/インドネシア(2012年10月10日水曜日)2012年のオークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・バリは、会場を島の反対側に位置するクラマスへ移動。ウイメンズのラウンド2、ラウンド3、クオーターファイナル、セミファイナルまでが行われ、途中、潮の時間帯で一時中断もあったが最後まで3~4フィートのコンディションがトップジュニア・ガールズ達に提供された。

 

 

ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)

そんな中で、ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)は、シャープなバックハンド・アタックで、ASPウイメンズ・ワールド・ジュニア・チャンピオンのレイラ・ハースト(HAW)とニューヨーカーのクインシー・デイビス(USA)を破ってファイナル進出を決めた。来年のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンシップ・ツアーにクオリファイを決めた彼女は注目の的。イベントを通してソリッドなスコアを記録した。「ファイナルをメイク出来たなんて信じられません。」と、ブュイティンダッグが言った。「ここまで良いヒートを戦えました。いまはファイナルに集中するだけです。私はバックハンドで育って来たので、ライトの波をリラックスして出来るんです。このコンテストは本当に素晴しいですね。参加しているガールズ達のサーフィンは物凄いです。タフヒートもあって、ビッグスコアをメイク出来て本当に嬉しかったです。」

 

 

インタビューに応えるビアンカ

 

 

そして、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)は、昨年のオークリー・ワールド・プロ・ジュニア第2位のフィリッパ・アンダーソン(AUS)とのシーソーゲームを制して、ファイナル進出を決めた。ファイナルで対戦するブュイティンダッグとヴァン・ダイク。彼女達は、今年のASP 6スター・イベントで多くのバトルを戦っており、今回素晴しいファイナル・ステージが用意された。「本当にワクワクしています!」と、ヴァン・ダイクが言った。「本当に素晴らしい一日でした。2人のガールズだけでクラマスでサーフィン出来るなんて最高です。ファイナルなんて信じられないですね。ファイナルってことは、2分の1の確立で優勝出来るってことですからね。もし今年の最初に、こんなことが起こるって誰かに言われても、私はそれを信じなかったと思いますよ。」

 

 

ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)

 

日本女子、高橋みなと9位、大村奈央17位。

 

 

高橋みなと

本日のファーストヒートとなるラウンド2のヒート1には高橋みなとが、マウド・ル・カー(FRA)、ロザニー・アルバレス(VEN)と対戦した。高橋はミドルサイズの波で2.33をスコアし、ヒートをスタートさせる。マウド・ル・カーはオフザトップとラウンドハウスのコンビネーションで4.00をスコア。しかし高橋もカーヴィングターンのコンビネーションで3.67をスコアして再びトップの座を奪い返す。しかし、すぐにマウド・ル・カーが6.33をスコアして再び逆転。最後に4.67をスコアし、バックアップを塗り替えリードを広げたマウド・ル・カーがトップをキープ。高橋は2位でラウンドアップを果たした。

 

大村奈央

 

ヒート2では大村奈央が、マヒナ前田(HAW)、ジュリアナ・メネガール(BRA)と対戦。スタートからチャージするジュリアナ・メネガールがヒート前半をリード。ヒート中盤、大村はレイトテイクオフから2発のオフザトップで4.10をスコアして、2位に付ける。しかし、後半に入り調子を上げて来た前田が、バックハンドの鋭いリエントリーで6.00をスコアして一気にトップへ。終盤にも6.93をスコアした前田がダントツの1位通過。大村は惜しくも3位敗退。17位でフィニッシュとなった。

 

 

田中樹と高橋みなと

続けて行われたウイメンズ・ラウンド3のヒート4で日本の高橋みなとはビアンカ・ブュイティンダッグと対戦。スローな戦いのとなったヒート4。しかし来年のワールドツアー入りを決めた、優勝候補の一人であるビアンカは、バックハンドの鋭いリエントリーを決め、得点を重ねる。高橋はアウトで良い波を待ち続けたが波は来ず、ここで敗退となり、9位でフィニッシュとなった。

 

高橋みなと、大村奈央

 

明日は、男子が再開されれば、ラウンド2を強いられている日本男子が登場。ヒート7で加藤嵐(JPN)がカノア五十嵐(USA)と、ヒート8で大橋海人(JPN)がスレード・プレストウィッチ(ZAF)と、ヒート13で 新井洋人(JPN)がカイマナ・ハキアス(HAW)と、ヒート14で金尾玲生(JPN)がクーパー・チャップマン(AUS)と、ヒート15で仲村拓久未(JPN)がカウ・ウッド(BRA)と対戦する。頑張れ日本! 現地時間、明朝6時にファーストコール。

 

 

日本チーム

 

アップカミング・オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズ・ファイナル:
ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)対ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)

 

オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズ・セミファイナル結果:
SF 1:ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)15.60 def.クインシー・デイビス(USA)13.94
SF 2:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)14.17 def.フィリッパ・アンダーソン(AUS)11.17

 

クオーターファイナル結果:
QF 1:クインシー・デイビス(USA)11.93 def.マヒナ・マエダ(HAW)11.67
QF 2:ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)14.23 def.レイラ・ハースト(HAW)12.83
QF 3:フィリッパ・アンダーソン(AUS)14.57 def.エリー-ジーン・コフィー(AUS)8.83
QF 4:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)15.30 def.アレッサ・クイゾン(HAW)14.83

 

ラウンド3結果:
ヒート1:マヒナ・マエダ(HAW)10.33defサラ・バウム(ZAF)9.00
ヒート2:クインシー・デイビス(USA)13.50 def.ジョアン・デフェイ(FRA)11.60
ヒート3:レイラ・ハースト(HAW)10.00 def.カネル・ブラード(REU)9.34
ヒート4:ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)9.33 def.高橋みなと(JPN)4.20
ヒート5:フィリッパ・アンダーソン(AUS)6.23 def.ジュリアナ・メネガール(BRA)5.50
ヒート6:エリー-ジーン・コフィー(AUS)14.73 def.マウド・ル・カー(FRA)7.60
ヒート7:アレッサ・クイゾン(HAW)11.37 def.フランキー・ハラー(USA)8.33
ヒート8:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)17.33 def.ブリアンナ・コープ(HAW)13.34

 

ラウンド2結果:
ヒート1:マウド・ル・カー(FRA)11.00、高橋みなと(JPN)6.24、ロザニー・アルバレス(VEN)4.16
ヒート2:マヒナ・マエダ(HAW)12.93、ジュリアナ・メネガール(BRA)8.07、大村奈央(JPN)6.93

 

http://oakleyprojunior.com/

 

撮影:山本貞彦。