オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップがスタート。日本男子は全員ラウンド2へ。

オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップがスタート。日本男子は全員ラウンド2へ。


Peterson Crisanto (BRA) ASP/Robertson.
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チャングー、バリ/インドネシア(2012年10月6日土曜日)2012年のオークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・バリがチャングーのエコービーチでスタート。男子のラウンド1が終了した。アンダー21のワールド・ベスト・サーファーたちは、3~4フィート(1.5メートル)のコンディションにおいて、パワフルでプログレッシブなマニューバーを披露。彼らは2012年のASPワールド・ジュニア・チャンピオンを目指す。

 

そんな中で、好調な滑り出しを見せたのが、ピーターソン・クリサント(BRA)。彼はオープニング・ヒートで昨年の第2位であるアンドリュー・ドヘニー(USA)と同じブラジリアンのジョバニ・フェレイラ(BRA)に対して素晴しいパフォーマンスを見せた。そして、クリサントはパーフェクトなウェイブ・セレクトで素晴しいエアリアル・マニューバーを披露。20点満点の19.00というパーフェクトな2ウェイブ・ヒート・トータルをスコアした。

 

一方、ブラジル生まれのスパニッシュ、ヴィセンテ・ロメロ(ESP)は、パワフルなカーヴィングと巨大なエアリアルで9.93をマーク。ASPワールド・ジュニア・チャンピオンのカイオ・イベリ(BRA)を破る番狂わせを起こした。また、イベントのトップ・シード選手のキアヌ・アシン(HAW)や、カノア五十嵐(USA)、ジャック・フリーストーン(AUS)、ジャック・ロビンソン(AUS)といった注目選手達もラウンド2を強いられている。

 

 

Kaito Ohashi © ASP / Robertson

 

日本男子は全員ラウンド2へ。

今回、田中樹がコーチとして参加している日本代表選手は、ヒート5に大橋海人(JPN)ヒート6に加藤嵐(JPN)ヒート13に新井洋人(JPN)ヒート14に金尾玲生(JPN)ヒート15に仲村拓久未(JPN)が登場した。

 

大橋海人は、ラムジィ・ボウカム(MAR)とルアン・カバーロ(BRA)と対戦。ラムジィがバックハンドのビッグマニューバーで6.88をスコアしてヒートをリード。大橋もヒート前半にクリティカルセクションに豪快に当て込むリエントリーで4.83と4.77をスコアして2位に付けて追いかける。ルアン・カバーロはフォアハンドでエアリバースを何度も決めるがスコアは伸びない。エアリバースでも飛んで回るだけでハスコアはでないのだ。大橋は後半に入りリ再びビッグセットを掴むと得意のバックァンドハックで4.43をスコアするも逆転出来ずラウンド2へ回った。

 

イズキ、カイト、アラシ© ASP / Robertson

 

加藤嵐は、イズキール・ラウ(HAW)、イタロ・フェレイラ(BRA)と対戦。クリティカルセクションにバーティカルなリエントリーを決める加藤嵐は、オープニングライドで7.17をスコアして幸先の良いスタートを切る。バックアップも5.33を揃えヒートスコア12.50でヒートリードする。今年の田原の4スターで優勝したイズキールは。持ち前のパワーサーフィンとビッグエアで8.00をスコア。フェレイラはバックハンドエアリバースで応戦。後半に入り、イズキール・ラウ(HAW)が6.70をスコアして加藤を逆転。加藤は逆転に7.54が必要な状況に追い込まれる。残り時間5分で加藤はビッグセットにテイクオフ。カーヴィングターン、リエントリーのコンビネーションで7.33をスコアをするも僅かに逆転出来ず、2位でラウンド2へ。

 

 

新井洋人は、トーマス・ウッズ(AUS)、カイマナ・ハキアス(HAW)と対戦。トーマス・ウッズがハイスコアを連打して圧倒的なヒート展開をする。新井洋人はオープニング・ウェイブで良い波を掴み、バーティカルなリエントリーをクリティカルセクションに決めるが、クローズアウトセクションでワイプアウト。ハイスコアのチャンスを逃してしまう。スタイリッシュで安定したサーフィンでハイスコアを続けるウッズ。コンビネーションに追い込まれていた新井洋人はオープニングライドと同じようなサイズのある素晴しいライトを掴み、4発のオフザトップで5.27をスコア。2位に浮上する。しかし後半から調子を上げたハキアスがフォアハンドのフルローテーションでハイスコアをマーク。再び逆転され新井は3位となり、そのままタイムアップでラウンド2へ。

 

金尾玲生は、カルロス・ムニョス(CRI)、クーパー・チャップマン(AUS)と対戦。カルロス・ムニョスがスタートから物凄いフロントサイド・グラブレール・エアリバースで7.83をスコア。クーパー・チャップマンもスタイリッシュなカーヴィングターンで7ポイント・ライドを2本揃え、ヒートをリードする。そして終盤に入り、カルロス・ムニョスが持ち前のパワーサーフィンを炸裂させ、8.57をスコアしてトップでラウンドアップ。金尾は思うような波を掴めず、ヒート中盤にコンビネーションに追い込まれ万事休す。ラウンド2へ回った。

 

 

仲村拓久未は、タナー・ヘンドリクソン(HAW)、カウ・ウッド(BRA)と対戦。タナー・ヘンドリクソンがスタートから派手なアクションで先制攻撃を仕掛けて来た。5.17、6.33をスコアしたタナーは、ヒートスコア11.50でヒートをリード。ヒート中盤にはフォアハンドのフルローテーション1発で8.10をスコア。2位以下の選手に大差をつける。前半思うような波を掴めていなかった仲村拓久未は、後半に入り彼らしいビッグカーヴィングとリエントリーのコンビネーションで5.50、5.13をスコアするも、逆転することは出来ず。ラウンド2を強いられた。これで日本男子全員がラウンド2行きとなった。しかし個々のサーフィンにはスコアは出ているので、ラウンド2では巻き返しを見せてくれることを願おう。ラウンド2ではヒート7で加藤嵐(JPN)がカノア五十嵐(USA)と、ヒート8で大橋海人(JPN)がスレード・プレストウィッチ(ZAF)と、ヒート13で 新井洋人(JPN)がカイマナ・ハキアス(HAW)と、ヒート14で金尾玲生(JPN)がクーパー・チャップマン(AUS)と、ヒート15で仲村拓久未(JPN)がカウ・ウッド(BRA)と対戦する。頑張れ日本!

 

ラウンド2マッチアップ

ヒート1:キアヌ・アシン(HAW)対ニョマン・サトリア(IND)
ヒート2:ジャック・フリーストーン(AUS)対ガザリ・ハムザ(IND)
ヒート3:カイオ・イベリ(BRA)対ジャック・ロビンソン(AUS)
ヒート4:ベイリック・デ・ブリース(ZAF)対ジョバニ・フェレイラ(BRA)
ヒート5:マカイ・マクナマラ(HAW)対イタロ・フェレイラ(BRA)
ヒート6:アンドリュー・ドヘニー(USA)対ルアン・カバーロ(BRA)
ヒート7:加藤嵐(JPN)対カノア五十嵐(USA)
ヒート8:大橋海人(JPN)対スレード・プレストウィッチ(ZAF)
ヒート9:エヴァン・トンプソン(USA)対ジョセリン・ポウラウ(PYF)
ヒート10:ソリ・ベイリー(AUS)対ウエイド・カーマイケル(AUS)
ヒート11:ハイリ・アンワー(IND)対ディラン・ライトフット(ZAF)
ヒート12:テイラー・クラーク(USA)対デイヴィッド・シルヴァ(BRA)
ヒート13:カイマナ・ハキアス(HAW)対 新井洋人(JPN)
ヒート14:クーパー・チャップマン(AUS)対金尾玲生(JPN)
ヒート15:カウ・ウッド(BRA)対 仲村拓久未(JPN)
ヒート16:カラニ・デビッド(HAW)対デイヴィ・ブランド(ZAF)

 

 

オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズ:ラウンド1

 

ヒート1:ジョアン・デフェイ(FRA)、レイラ・ハースト(HAW)、マヒナ前田(HAW)
ヒート2:サラ・バウム(ZAF)、カネル・ブラード(REU)、ロザニー・アルバレス(VEN)
ヒート3:ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)、フランキー・ハラー(USA)、高橋みなと(JPN)
ヒート4:フィリッパ・アンダーソン(AUS)、エリー-ジーン・コフィー(AUS)、ジュリアナ・メネガール(BRA)
ヒート5:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、大村奈央(JPN)、ブリアンナ・コープ(HAW)
ヒート6:アレッサ・クイゾン(HAW)、マウド・ル・カー(FRA)、クインシー・デイビス(USA)

 

 

OAKLEY ASP WORLD JUNIOR CHAMPIONSHIPS MEN’S ROUND 1 RESULTS:
HEAT 1: Ryan Callinan (AUS) 13.44, Wade Carmichael (AUS) 13.17, Beyrick De Vries (ZAF) 12.83
HEAT 2: Maxime Huscenot (FRA) 15.67, Soli Bailey (AUS) 10.77, Jocelyn Poulou (PYF) 7.94
HEAT 3: Vicente Romero (ESP) 17.03, Caio Ibelli (BRA) 15.23, Slade Prestwich (ZAF) 11.67
HEAT 4: Luke Davis (USA) 13.16, Evan Thompson (USA) 11.26, Kanoa Igarashi (USA) 8.17
HEAT 5: Ramzi Boukhiam (MAR) 13.10, Kaito Ohashi (JPN) 9.60, Luan Carvalho (BRA) 8.57
HEAT 6: Ezekiel Lau (HAW) 14.70, Arashi Kato (JPN) 14.50, Italo Ferreira (BRA) 12.54
HEAT 7: Peterson Crisanto (BRA) 19.00, Andrew Doheny (USA) 13.00, Geovane Ferreira (BRA) 10.50
HEAT 8: Michael February (ZAF) 16.67, Keanu Asing (HAW) 12.84, Nyoman Satria (IND) 7.06
HEAT 9: Koa Smith (HAW) 16.60, Jack Freestone (AUS) 14.63, Gazali Hamzah (IND) 10.57
HEAT 10: Matt Banting (AUS) 15.00, Jack Robinson (AUS) 9.43, Makai McNamara (HAW) 9.14
HEAT 11: Vasco Ribeiro (PRT) 15.50, Hairil Anwar (IND) 13.20, Dylan Lightfoot (ZAF) 10.50
HEAT 12: Conner Coffin (USA) 14.50, Deivid Silva (BRA) 12.50, Taylor Clark (USA) 10.33
HEAT 13: Thomas Woods (AUS) 14.17, Kaimana Jaquias (HAW) 11.84, Hiroto Arai (JPN) 8.87
HEAT 14: Carlos Munoz (CRI) 16.40, Cooper Chapman (AUS) 14.07, Reo Kanao (JPN) 7.74
HEAT 15: Tanner Hendrickson (HAW) 14.43, Caue Wood (BRA) 11.34, Takumi Nakamura (JPN) 10.63
HEAT 16: Frederico Morais (PRT) 11.97, Davey Brand (ZAF) 11.17, Kalani David (HAW) 9.17

 

http://oakleyprojunior.com/