クイックシルバー・プロ・フランスはラウンド1が終了。 KOTGの仲村はベスト8進出。

ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第7戦.「クイックシルバー・プロ・フランス」ラウンド1が終了。 KOTG の仲村はベスト8進出。 


 

Gabriel Medina (BRA) © ASP/ CESTARI

ラ・グラヴィエール、ホセゴー/フランス(2012年9月30日日曜日)昨日、コンディション不良でレイデイを強いられたASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第7戦.「クイックシルバー・プロ・フランス」が、シフトする3-5フィートのラ・グラヴィエールのバレルで再開。しかしラウンド1の残りの3ヒートのみで本日は終了。続けて同時開催の16歳以下の世界最強グロムを決める「KING OF THE GROMs(K.O.T.G)」のラウンド2と3が開催された。

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)が9.00をスコア。

 

クイックシルバー・プロ・フランスのディフェンディング・チャンピオンである18歳のガブリエル・メディーナ(BRA)は、オープニング・ライドでソリッドなバックハンド・バレルで9.00をスコア。今朝のアクションを支配した。「今年のサンドバーは、去年と比べて全く違いますね。」と、メディーナが言った。「去年は、ターンとエアが良い感じで出来ていましたが、今年はバレルあるのみ。今朝のコンディションはタフでしたけど、良い波を選べれば、グッドスコアをマーク出来ました。フランスでのファースト・ヒートを勝てて最高ですよ。」

 

ジョディ・スミス(ZAF)はラウンド3へ。

 

カレントASP WCT No.9のジョディ・スミス(ZAF)は、ラ・グラヴィエールのタフなコンディションのなか、自分の力でラウンド1の勝利を勝ち取った。「明らかにタフなコンディションだった。」と、スミスが言った。「最後のセクションが厳しい。ヒートを通して、誰もビッグスコアがなかった。ファースト・ヒートを勝ち上がれてうれしいよ。フランスでは家族のサポートをたくさん受けている。ここは大好きな場所なんだよ。」

 

キーレン・ペロー(AUS)はラウンド3へ

 

カレントASP WCT No.26のキーレン・ペロー(AUS)は、元イベント勝利者のエイドリアン・バカン(AUS)と昨年のイベント第2位のジュリアン・ウィルソン(AUS)を下し、ダイレクトにラウンド3へ勝ち上がった。2011年のビラボン・パイプライン・マスターズの勝利者であるペローは、リラックスしたバレル・ライドを披露した。「これまでの最も低いスコアでの勝利だよ。でもラウンド1は、どんな形でも勝ちたいからね。」と、ペローが言った。「小さなバンクがあって、それが素晴しいね。良い波を見つけられれば、素晴しい戦いになる。エース(バカン)とジュリアン(ウィルソン)は素晴しいサーファーだけど、このようなコンディションでは凄くリラックスしてやれるんだよ。コンディションが更に良くなることを望むよ。」

 

仲村拓久未がクオーターファイナル進出。

 

「クイックシルバー・プロ・フランス」終了後には、同時開催の「KING OF THE GROMs(K.O.T.G)」が再開。ラウンド3には勝ち上がっていた日本代表の仲村拓久未が登場した。かなりラフなコンディションのなか、優勝候補のジャック・ロビンソンらと対戦した仲村。スタートからバレルをメイクして5.00をスコアし、幸先の良いスタートを切る。更にヒート終盤には、深いボトムターンからのクリティカル・セクションへのリエントリーと得意のカーヴィングのコンビネーションでヒートのベストスコアとなる6.83をスコア。他の選手を圧倒するサーフィンでヒートスコア11.83をマーク。トップでクオーターファイナル進出を決めた。これでベスト8進出を決めた仲村拓久未。昨年の自己記録9位を塗り替え、更なる頂を目指せ!

 

バレルをメイクして5.00をスコアするタクミ
真剣な面持ちでゼッケンを受け取るタクミ。

 

 

イベント主催者は、明朝午前9時のスタートを目指し、午前8時30分、日本時間10月1日の15:30に再びコールする。

 

 

クイックシルバー・プロ・フランス:ラウンド1
ヒート10:ジョディ・スミス(ZAF)2.33、ヘイター・アルベス(BRA)8.63、アダム・メリング(AUS)2.47
ヒート11:キーレン・ペロー(AUS)9.23、エイドリアン・バカン(AUS)は6.84、ジュリアン・ウィルソン(AUS)6.54
ヒート12:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.33、フレデリック・パターチア(HAW)9.34、C.Jホブグッド(USA)5.23

 

クイックシルバー・プロ・フランス:ラウンド2ヒート組
ヒート1:ジョエル・パーキンソン(AUS)対ウィゴリー・ダンタス(BRA)
ヒート2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート3:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対テイラー・ノックス(USA)
ヒート4:ジョシュ・カー(AUS)対コロヘ・アンディーノ(USA)
ヒート5:ジェレミー・フローレス(FRA)対ヤイディン・ニコル(AUS)
ヒート6:オーウェン・ライト(AUS)対マット・ウィルキンソン(AUS)
ヒート7:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対アダム・メリング(AUS)
ヒート8:C.Jホブグッド(USA)対フレデリック・パターチア(HAW)
ヒート9:エイドリアン・バカン(AUS)対トラヴィス・ロギー(ZAF)
ヒート10:ヘイター・アルベス(BRA)対ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート11:カイ・オットン(AUS)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート12:ダミアン・ホブグッド(USA)対ミゲール・プポ(BRA)

 

 

クイックシルバー・プロ・フランスは、9月28日から10月8日までウエイティング期間を保持し、http://quiksilverlive.com/profrance/2012/home.en.htmlでライブ中継される。またオフィシャルサイトではオンデマンドで見逃したヒートもチェック可能。http://quiksilverlive.com/profrance/2012/heat_review.en.html