クイックシルバーKOTGワールド・ファイナル2012で仲村拓久未は5位。

クイックシルバーKOTGワールド・ファイナル2012で仲村拓久未は5位。 


YouTube Preview Image

ラ・グラヴィエール、ホセゴー/フランス(2012年10月1日月曜日)ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第7戦.「クイックシルバー・プロ・フランス」は、より良いコンディションを待ってレイデイとなり、16歳以下の世界最強グロムを決める「KING OF THE GROMs(K.O.T.G)」のクオーターファイナルからセミファイナルまでが行われた。

サイズダウンしたものの、昨日とは打って変わってクリーンなオフショア・コンディションでスタートしたKOTG。クオーターヒート2にはカノア五十嵐、オニール・マシン、ジョン・メルと日本の仲村拓久未が対戦した。

 

仲村はバックハンドのオフザトップとクローズアウト・セクションのフローターで6.17をスコアして幸先の良いスタートを切る。続けて右側のライトでバレルを狙うも抜けられない。そのあと直ぐにタヒチのオニール・マシンがバレルをメイクして7.83をスコア。ヒートをリード。仲村は2位でオニールを追いかける。

 

カノアは前半、波を選び切れず4位を強いられる。ヒート中盤3位だったジョン・メルに逆転されるも、仲村は、すかさず3.93をスコアして逆転し返し2位をキープして後半戦へ。残り時間10分となり、カノアがバックハンドで鋭いリエントリーを2発決めて7.43をスコア。一気に1位に躍り出る。2位だった仲村は3位へ押し出される。仲村に逆転に必要なスコアは4.50。バックアップを塗り替えたい仲村。

 

しかし残り時間5分を切り、オニールが再びバレルをメイクして8.73をスコア。カノアを逆転してオニールが1位となる。追い込まれた仲村。ラストウェイブに望みを繋ぎ、2マニューバーのバックハンドで6.17をスコアし、バックアップを塗り替えヒートスコアを12.34とするも僅かに逆転ならず。そこでタイムアップとなり惜しくも3位敗退となった。僅差の戦いで充分に勝てるヒートだっただけに悔しい敗退となったが、彼がこの大会へ向けて積み重ねてきたものは次に繋がる素晴しい経験になったに違いない。彼の次なる目標は、バリ島で10月6日から開催される ASP WJC(ワールドジュニアチャンピオンシップ)「2012 OAKLEY WORLD PRO JUNIOR CHAMPIONSHIP」だ。気持ちを切り替えて、WJCに挑んで欲しいと思う。

 

予定されていたファイナルは、コンディション不良のため延期。KOTGファイナルは、オーウェン、タイラーというワールドツアーサーファーを兄姉にもつサラブレッドのマイキー・ライトと、アメリカのNSSAで1シーズンに30回という最多優勝記録の保持者であり、全米タイトルも獲得したカノア五十嵐の対戦となる。

イベント主催者は、明朝午前9時のスタートを目指し、午前8時30分、日本時間10月2日の15:30に再びコールする。