ASP-WCT第6戦「Hurley Pro at Trestles」はラウンド2が終了。

ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第6戦「Hurley Pro at Trestles」大会2日目。ラウンド2が終了。


Adam Melling (AUS): © ASP/ ROWLAND

 

ロウワー・トラッスルズ、カリフォルニア/USA(2012年9月17日月曜日)ASP-WCT第6戦「Hurley Pro at Trestles」は大会2日目。クリーンな3~4フィート(1メートル)のコンディションでラウンド2が行われた。今日のコンディションを上手く利用し、素晴しいパフォーマンスを見せたのが、レノックス・ヘッドのトレーニング・グラウンドからやって来たアダム・メリング(AUS)。彼は、猛烈なフォアハンドのカーヴィング・コンビネーションでハーレー・プロのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアをスコアして、ダミアン・ホブグッド(USA)をイベントから消去した。

 

「あのヒートは波が結構あると思っていたんだ。でも、かなり波を待つことになって、結局は小さい波を料理することになった。」と、メリングが言った。「ダミアンにはスイッチを入れていかないとダメだと思っていたよ。あの残り時間10秒で波が来て最高にうれしかったね。」ASP WCTランキングNo.27のメリングは、2013年にトップ34を維持するためには結果が必要で、今回のイベントでも、この勢いのまま勝ち続けたいと願っている。「僕は、このイベントでスイッチを入れなければならない」と、メリングが言った。「全てのヒートは異なる。そして、全ての波でサーフィンして、楽しみたい 。ここは最高なリッパブル・ウェイブだからね。」メリングは、ラウンド3で、タジ・バロウ(AUS)と戦う。

 

ジェレミー・フローレス(FRA)は、ローカルで異彩を放つパトリック・グダスカス(USA)に対して、17.30対16.93のハイスコアリング・バトルを演じ、その戦いに競り勝った。グダスカスが巨大なエアで勝負を挑んで来たのに対し、パワフルなカーヴィング・コンビネーションで応戦したフローレスがラウンドアップを果たした。「パット(グダスカス)は素晴らしいエア・サーファーだから、僕は彼がクレージーなエアをするのを予想していた。」と、フローレスが言った。

 

「僕は、そんな彼とのエア合戦に陥りたくなかったんだ。僕はエア選手でないからね。僕は、僕のカーヴィング・ターンで違いを見せて、少しそれをかき混ぜたかった。アンダーザリップのターンを最初にやっていたのはアンディ(アイアンズ)なんだ。僕が出来るのは、このワンターン。スコアが必要なときは、いつもこれをやるんだよ。」フローレスは、ハーレー・プロのラウンド3で、カイ・オットン(AUS)と戦う。

 

まさかの敗退を喫したコロへ,© ASP/ ROWLAND

 

ヘイター・アルベス(BRA)は、ロウワーズの波を知り尽くしたローカル・スタンドアウトのコロヘ・アンディーノ(USA)に対して、コンスタントなサーフィンを見せることが出来なかった。しかし、ライトハンド・ランプで信じがたいバックハンドのロデオ・フリップを成功させて9.00をスコア。大逆転でラウンド2を生き残った。「僕は、あの波に祈った」と、アルベスが言った。「自分のベストで挑んで9ポイントを手に入れることができた。残り時間が5分あったから本当に緊張した。ベスト・ウェイブが必要だと思っていたんだ。フリーサーフィンでは、あのマニューバーにトライするけど、これまでヒートではやった事は無かった。勝つためには何か特別な事が必要だと思っていて、着地成功。あのヒートに勝てて本当にうれしいよ。」コンペティションが再開するときアルベスはエイドリアン・バカン(AUS)と戦う。

 

昨日のラウンド1で思わぬラウンド2を強いられていた、カレントASP WCT No.2のジョエル・パーキンソン(AUS)は、今朝のクリーンなオフショア・コンディションで行われた第1ヒートで、ワイルドカードのコナー・コフィン(USA)とのバトルを制し、ラウンド3へ勝ち上がった。「その日のファーストヒートは難しい事が多いんだ。ジャッジがどうなのかを知る事が出来ないからね。」と、パーキンソンが言った。「実験台のヒートのようだよ。何も分からずにパドルアウトしてヒートを開始する。それが5ポイントなのか9ポイントなのかに関わらず、それに乗らなければならない。波はクリーンで、オフショアだった。僕はコナー(コフィン)が本当に素晴らしいカーヴィングを見せるのを知っていたんだ。だから彼のサーフィンはこの波にマッチすると思っていた。早朝は波がたくさん来ていたんだけど、ヒートが開始されると、いきなりスローになった。あの波で9ポイントを手に入れることが出来て本当にうれしかったよ。」パーキンソンは、ラウンド3で、テイラー・ノックス(USA)と戦う。

 

その他に、19歳のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、同じ年のイベント・ワイルドカード、エヴァン・ガイゼルマン(USA)とラウンド2で対戦。非常に高いバックハンドのエア・リバースでラウンドアップ。ブレット・シンプソン(USA)もキーレン・ペロー(AUS)に対して、ライトハンダーにチャージを繰り返してラウンド2を生き残った。イベント主催者は、明朝午前7時30分にファーストコール。午前8時のスタートを目指す。※現地時間の 2012年9月18日7時30分 は、日本時間の 2012年9月18日23時30分。予報では、ソリッド・サウス・スウェルは高まって、最も強烈なコンディションが水曜と木曜日。明日午後その兆候が見え始め、金曜日までゆっくり続く見込み。ファン・サイズのSWスウェルは、週末まで続くだろう。

 

 

 

トラッスルズのハーレー・プロは、9月16日から22日までウエイティング期間を保持し、http://www.hurley.com/hurleypro/live.cfmでライブ中継される。またオフィシャルサイトではオンデマンドで見逃したヒートもチェック可能。http://www.hurley.com/hurleypro/dvr/dvr.cfm

 

ハーレー・プロ:ラウンド2結果
ヒート1:ジョエル・パーキンソン(AUS)15.83 def.コナー・コフィン(USA)10.73
ヒート2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)14.37 def.エヴァン・ガイゼルマン(USA)13.93
ヒート3:テイラー・ノックス(USA)12.16 def.オーウェン・ライト(AUS)10.60
ヒート4:ジェレミー・フローレス(FRA)17.63 def.パトリック・グダスカス(USA)16.93
ヒート5:ジュリアン・ウィルソン(USA)14.63 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)14.27
ヒート6:マット・ウィルキンソン(AUS)14.66 def.C.Jホブグッド(USA)11.30
ヒート7:ヘイター・アルベス(BRA)14.50 def.コロヘ・アンディーノ(BRA)14.33
ヒート8:アダム・メリング(AUS)17.30 def.ダミアン・ホブグッド(USA)17.13
ヒート9:トラヴィス・ロギー(ZAF)12.93 def.ミゲール・プポ(BRA)11.77
ヒート10:ブレット・シンプソン(USA)15.83 def.キーレン・ペロー(AUS)12.70
ヒート11:アレホ・ムニーツ(BRA)16.30 def.フレデリック・パターチア(HAW)15.90
ヒート12:カイ・オットン(AUS)16.50 def.ティアゴ・ピレス(PRT)16.27

 

ハーレー・プロ:ラウンド3予定
ヒート1:ケリー・スレーター(USA)対マット・ウィルキンソン(AUS)
ヒート2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート3:タジ・バロウ(AUS)対アダム・メリング(AUS)
ヒート4:ジェレミー・フローレス(FRA)対カイ・オットン(AUS)
ヒート5:ヘイター・アルベス(BRA)対エイドリアン・バカン(AUS)
ヒート6:ミック・ファニング(AUS)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート7:ジョエル・パーキンソン(AUS)対テイラー・ノックス(USA)
ヒート8:ガブリエル・メディーナ(BRA)対ミシェル・ボウレズ(PYF)
ヒート9:ジョシュ・カー(AUS)対ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート10:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対トラヴィス・ロギー(ZAF)
ヒート11:ジョディ・スミス(ZAF)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート12:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対ヤイディン・ニコル(AUS)