JPSAショート最終戦「ムラサキプロ 鴨川 」で決まるグラチャンの行方。

JPSAショートボード最終戦「ムラサキプロ 鴨川 supported by 海童」で決まるグラチャンの行方。 


林健太 photo/s.yamamoto
大橋海人 photo/s.yamamoto

JPSAジャパンプロサーフィンツアー2012ショートボード第6戦(最終戦)「ムラサキプロ 鴨川 supported by 海童」が9月13日(木)~16日(日)(※プロトライアル同時開催)で千葉県鴨川市 東条海岸 (マルキ)にて開催される。茨城大洗で開催されたJPSAショートボード第5戦は、男子は大橋海人が今季2度目の優勝。女子は谷口絵里菜が今シーズン初優勝を決めた。

 

茨城までランキング2位だった田中樹が、アーリーラウンドで敗退し、グラチャン争いから脱落。カレントリーダーの林 健太は、茨城でファイナルまで残ればグラチャンが決定していた。しかし、林健太がセミファイナルで破れ、大橋海人が今季2勝目を上げた事で大橋海人にだけ最終戦で林健太とのグラチャン争いをする権利が与えられたのだ。

 

しかし林健太が有利な状況であるのは言うまでもない。全6戦中、上位5戦のポイント合計で年間ランキングを決定するJPSA。最終戦で林がラウンド4で負けた場合、上位5戦の合計は7700ポイント。大橋海人は5910ポイントを所持し、二人の差は1790ポイントとなるため、大橋は2位で獲得出来る1720ポイントでは、7630ポイントで僅かに逆転できず、優勝して2000ポイントを獲得し7910ポイントで林健太に逆転するしかない。そして、林健太がクオーターまで勝ち上がった場合、8120ポイントとなる林に対し、大橋は優勝しても7910ポイントとなるため、その時点で林健太のグラチャンが決定する。

 

女子でもカレントリーダーの野呂玲花が茨城のラウンド3で敗退。ランキング2位だった庵原美穂と3位の谷口絵里菜がファイナルまで勝ち上がり、グラチャン 獲得へのチャンスを開いた。茨城終了後のランキングは谷口絵里菜が1位、庵原美穂が2位、野呂玲花が3位となる。しかし、この3名のポイント差は僅 か。この3名はグラチャンを獲得するために、最終戦でライバルより先に負けるわけにはいかない。ただアドバンテージがあるとすれば、波を知り尽くしたホームブレイクでの開催で庵原美穂が有利。しかし、昨年のグランドチャンピオンとして、この試合の結果によっては2年連続のグランドチャンピオンとなれるプレッシャーが彼女の肩には重くのしかかって来る事だろう。一方、ベテランの谷口は茨城でも優勝し、グラチャン争いを振り出しに戻した。この勢いのまま3度目のJPSAグランドチャンピオンを手にするか。またルーキーで前戦までカレントリーダーだった野呂玲花。ASPのジュニアツアーでも今年、大活躍した彼女が最終戦で王冠を手にするのか。

 

男女とも目が離せないJPSAショートボード最終戦「ムラサキプロ 鴨川 supported by 海童」は、9月13日(木)~16日(日)で千葉県鴨川市 東条海岸 (マルキ)で開催。サーフメディアでは次回も現地から最新情報をお届けします。お楽しみに。また速報はツイッターの@SURFMEDIA_LIVEで配信中。こちらも是非フォローして下さい。

 

JPSAショートボード第6戦(最終戦)
ムラサキプロ 鴨川 supported by 海童
期日/9月13日(木)~16日(日)
※プロトライアル同時開催
会場/千葉県鴨川市 東条海岸 (マルキ)

ライブ中継:http://www.namiaru.tv/ust/jpsa2012_06/