JPSAショートボード第4戦『ALL JAPAN PRO 新島』は男女ともベスト4が決定。

JPSAショートボード第4戦『ALL JAPAN PRO 新島』は
男女ともベスト4が決定。


攻めの姿勢と波への対応力に優れていたが、波回りで惜敗した高橋健人。photo:sahara

 

2012年8月30日(木)JPSAジャパンプロサーフィンツアー2012 JPSAショート第4戦『ALL JAPAN PRO 新島』は大会2日目。ウエイティングから午前7:00より男子R3がスタート。昨日よりサイズダウンしたがロータイドに向け波の状況は良くなり、熱いデッドヒートが繰り広げられ、男女ともにベスト4が決定した。そんな中、コンスタントに波が入って来ない状況で番狂わせも発生。昨年のグランドチャンピオンである田中英義が一本も波に乗らずノーライドで敗退。また、加藤嵐、中村昭太、椎葉順といった優勝候補の選手もラウンド4で姿を消した。

 

本日のハイライトとも言うべきヒートは、クオーターファイナルのヒート2の田中樹と林健太のバトル。スタートから6.00をスコアしてヒートを始める田中樹。一方、会場右奥にポジションを取った林健太はスタートから4.75、そしてフォアハンドの素晴しいカーヴィングターンで7.25をスコアしてヒートをリードする。林がリードのまま残り時間は5分。田中を完全にマークする林。しかし林がプライオリティを田中に渡してしまう。そして、最後に波を掴んだ田中樹はフィンフリーのリエントリーで6.90をスコアして逆転に成功。残り時間は30秒となった。しかし林健太のところに再び肩の張ったライトが入ってくる。林健太はテイクオフからスピードを付けて得意のエアリバースを決めて再び逆転で勝利を手に入れた。

 

男子ベスト4には、林健太、高梨直人、ルーキーの和光大、善家尚史。女子は庵原美穂、谷口絵里菜、野呂玲花、宮坂桃子となった。明日のファイナルデイはマンオンマンによるセミファイナルからのスタートとなる。 明日は7:00 選手集合でファーストコール。LIVE配信も7:30頃から配信予定。
今回もサーフメディアでは現地から最新情報をお伝えしますのでお楽しみに。

JPSA Ustream配信はコチラ⇒http://www.namiaru.tv/ust/jpsa2012_04/

撮影、フォトキャプション:佐原健司

 

スタイリッシュなレールワークとパワフルな攻めが特徴の庵原美穂。photo:sahara
板の返しの速さがキレとなる見本。パワーも備える和光大。photo:sahara
得意のバックサイドで高得点を重ねる高梨直人。photo:sahara
軽やかなレールワークで、セットを捉える嗅覚も鋭い宮坂桃子。photo:sahara
谷口絵里菜は中盤、バックサイドでエクセレントな8.0ポイントをマーク。photo:sahara
絶好調の小川直久をエアリアル360°で粉砕した善家尚史。photo:sahara
マンオンマンで、プライオリティーは林健太。photo:sahara
僅差で破れた田中樹、林健太とのヒートはファイナルの迫力があった。photo:sahara
プライオリティーを持つ林健太の波を田中樹が妨害したと抗議する。photo:sahara

終了間際、田中樹を再び逆転した林健太のエア。photo:sahara