ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第5戦「ビラボン・プロ・タヒチ」がスタート。デ・スザが19.43の最高点で大会初日をリードする。
チョープー、タイアラプ/タヒチ（2012年8月16日木曜日）ASP-WCT第5戦「ビラボン・プロ・タヒチ」がスタート。シフトする3～5フィートのチョープーで、ラウンド１とラウンド2ヒート2までが終了した。昨年の歴史的なコンディションにはほど遠いが、素晴しいレフトハンダーで世界最高峰のサーフィンが披露された。
そんな中で、常に最も有力なASPワールド・タイトル候補と考えられているエイドリアーノ・デ・スザ（BRA）は、バックハンドの素晴しい2本のバレルをメイクして、本日のベストスコアとなる19.43というパーフェクトに近いスコアをマークしてラウンド１を勝ち上がった。「凄くうれしいですね。」と、デ・スザが言った。「昨年は本当にビッグでしたが、今日はわずか4フィート。でも最高に楽しい波でしたね。僕はただ楽しんで、良いバレルをキャッチした。それがジャッジに評価された感じですね。
デ・スザは、現在ASP WCTレイティングでNo.4をマーク、先月ジェフリーズ・ベイで行われたASPプライム・イベントでは優勝し今シーズンも好調さを伺わせている。「今年はいい感じですね。」と、デ・スザが言った。「毎年、僕は自分を改善するために何が必要かにフォーカスして、それに取り組んでいます。全てのスポットで強く自信を感じていて、最高のボードを手にしているんです。」
ジョン・ジョン・フローレンス（HAW）
ASP WCTレイティングNo.5のジョン・ジョン・フローレンス（HAW）は、コンディションがシフトするモーニング・ウインドの中、チョープーのファースト・コンペティションで、バレルとマニューバーでソリッド・スコアを手に入れラウンド3へ勝ち進んだ。「実際のところ朝から、相当食らいましたね。」と、フローレンスが言った。「朝は最悪でしたよ。太陽だ出て来て、いくつかの小さいバレルが現れました。それは楽しかったんですけど。タヒチは大好きです。僕はよりクリーンなオープン・ウェイブを見つけて、僕の出来ること全てをトライしていました。」と、フローレンスが言った。「1本は、ターンをたくさん入れて、最後はリーフに所まで来ていましたね。もう1本は小さなバレルを手に入れることができました。でもこのサイズで、バックハンドでこのコンディションは怖いです。直ぐにリーフに乗り上げてしまいますからね。でも勝ち上がれて良かったです。」
ケリー・スレーター（USA）
まだタヒチに到着していなかった、11度のASPワールド・チャンピオンに君臨する、昨年のビラボン・プロ・タヒチ勝利者であるケリー・スレーター（USA）は、何とかヒートに間に合って、いくつかのソリッド・バレルを見つけて、ダイレクトにラウンド3へ進んだ。「自分のヒートに出場するために、最終便の飛行機に乗れて、辛うじてヒートをメイクすることができたんだ。」と、スレーターが言った。「カリフォルニアの波がタヒチより良いなんてことは滅多にない。今日は波数が少なかったね。ホームでは、かなり良い波にありついたよ。」今年のイベントには、あまり好ましい波予報が出ていないようであるが、20年間で3つのタイトルを獲得しているタヒチにおいて、どのようなコンディションでもスレーターは、優勝候補の一人であることは間違いない。
テイラー・ノックス（USA）
また、現在ASP WCTランキング No.34のテイラー・ノックス（USA）は、今朝のオープニング・ラウンドで現在のASP WCT フロントランナーのミック・ファニング（AUS）をラウンド2へ追いやる番狂わせを引き起こした。ノックスがラウンド1を勝ったのは今季初である。「タフなシーズンだった。」と、ノックスが言った。「これを打破するために何をすれば良いか分からなかった。自分のベストを尽くすだけだ。この数ヶ月はサーフボードの調整に取り組んで、それによりシーズンの最初よりは随分変わったと思う。このツアーの選手のレベルは信じがたい。しかし、このツアーに居て、その一員でいることは本当に楽しい。」ノックスに敗れたファニングは、今日の午後行われたラウンド2でローカルのアライン・リオウ（PYF）と対戦し、見事ラウンドアップを果たしている。一方、2年連続度のトライアル勝利者であるリカルド・ドとして、サントス（BRA）は今日のファイナル・ヒートでビラボン・プロ・タヒチ・コンペティションからカレントASP WCT No.8ジョディ・スミス（ZAF）（24）を消去する番狂わせを引き起こした。
イベント主催者は、明朝、午前7時30分のスタートを目指してコンディションをチェックし午前7時にファーストコールする。
BILLABONG PRO TAHITI ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: John John Florence (HAW) 17.34, Miguel Pupo (BRA) 13.50, Patrick Gudauskas (USA) 10.50
Heat 2: Taj Burrow (AUS) 11.77, Damien Hobgood (USA) 11.23, Dusty Payne (HAW) 7.00
Heat 3: Taylor Knox (USA) 11.83, Mick Fanning (AUS) 8.87, Brett Simpson (USA) 5.50
Heat 4: Adriano de Souza (BRA) 19.43, Willian Cardoso (BRA) 10.60, Bede Durbidge (AUS) 9.13
Heat 5: Joel Parkinson (AUS) 15.50, Ricardo dos Santos (BRA) 11.33, Kai Otton (AUS) 2.83
Heat 6: Kelly Slater (USA) 16.00, Alain Riou (PYF) 8.30, Travis Logie (ZAF) 8.10
Heat 7: Josh Kerr (AUS) 16.23, Jadson Andre (BRA) 13.67, Tiago Pires (PRT) 3.93
Heat 8: Adrian Buchan (AUS) 13.83, Kieren Perrow (AUS) 7.60, Jordy Smith (ZAF) 4.40
Heat 9: Owen Wright (AUS) 13.96, Yadin Nicol (AUS) 10.! 53, Alejo Muniz (BRA) 6.90
Heat 10: Heitor Alves (BRA 9.50), Matt Wilkinson (AUS) 9.46, Julian Wilson (AUS) 2.57
Heat 11: Gabriel Medina (BRA) 15.43, Michel Bourez (PYF) 10.77, Adam Melling (AUS) 3.27
Heat 12: C.J. Hobgood (USA) 16.93, Jeremy Flores (FRA) 13.77, Fredrick Patacchia (HAW) 11.70
BILLABONG PRO TAHITI ROUND 2 RESULTS:
Heat 1: Mick Fanning (AUS) 17.60 def. Alain Riou (PYF) 16.63
Heat 2: Ricardo dos Santos (BRA) 15.37 def. Jordy Smith (ZAF) 9.67
BILLABONG PRO TAHITI REMAINING ROUND 2 MATCH-UPS:
Heat 3: Julian Wilson (AUS) vs. Willian Cardoso (BRA)
Heat 4: Jeremy Flores (FRA) vs. Dusty Payne (HAW)
Heat 5: Michel Bourez (PYF) vs. Patrick Gudauskas (USA)
Heat 6: Alejo Muniz (BRA) vs. Jadson Andre (BRA)
Heat 7: Tiago Pires (PRT) vs. Kieren Perrow (AUS)
Heat 8: Miguel Pupo (BRA) vs. Yadin Nicol (AUS)
Heat 9: Damien Hobgood (USA) vs. Matt Wilkinson (AUS)
Heat 10: Brett Simpson (USA) vs. Adam Melling (AUS)
Heat 11: Bede Durbidge (AUS) vs. Fredrick Patacchia (HAW)
Heat 12: Kai Otton (AUS) vs. Travis Logie (ZAF)
詳しいイベント情報は、オフィシャルサイトでご覧下さい。
http://billabongpro.com/tahiti12
