バリ島のパダン・パダンで行われたリップ・カール・カップで
カリフォルニアのクリス・ワードが大逆転優勝。
【現地2012年8月9日】インドネシアのバリ島パダン・パダンで開催される究極のチューブライド・コンテスト「第9回リップ・カール・カップ・インヴィテー ショナル・パダン・パダン」が終了。カリフォルニアのクリス・ワードがファイナル終了間際にパーフェクト10のバックサイド・バレルをマークし、世界のベスト・チューブ・ライディング・スペシャリスト達を抑え見事優勝した。
インドネシアで最も名声のあるサーフ・コンテストと言われるこのコンテストは，今年7月15日から8月26日までのウエイティング期間を設け、インド ネシアのベストサーファー16名とワールドトップ・チューブ・ライダーの16名、合計32名の招待されたサーファーによって1日だけで開催される「究極のチューブライディング・コンテスト」。今年は、2009年のパダン・カップ王者ジェイミ・オブライアンをはじめ、ディフェンディング・チャンピオンのリー・ウィルソン（バリ）、ローカル・レジェンドであるリザル・タンジュン（バリ）、オージー・ライト（Aus）等が出場。また今回はイベント初の女性コンペティターとしてベザニー・ハミルトンが出場して話題となっていた。
ファイナル終了間際まで、ワードは逆転するために8.25が必要だった。そして、彼の奇跡的なパーフェクト10のバックサイド・バレルを手に入れて大逆転優勝を果たした。「僕にはスコアが必要なのは分かっていた。」と、ワードが言った。「それが少なくとも8.5であるということも分かっていたよ。去年、僕はオンショア・ヒートで、バレルをメイクすることすら出来ずにファースト・ラウンドで破れてしまったんだ。今日はあらゆる点で全く違うストリートなった。僕は一日中そう感じていた。今年、パダンは僕に波を与えてくれたんだ。」リップ・カール・カップ・チャンピオンとなったワードは優勝賞金6,000ドルを獲得。そして、彼は跪き、一緒に居たガールフレンドにプロポーズ。もちろん彼女の返事は「イエス」。思いがけない出来事に集まったギャラリーも大喝采。イベントは素晴しいエンディングで幕を閉じた。
2012年のリップ・カール・カップ・パダン・パダン・インヴィテーショナル結果：
優勝：クリス・ワード（USA）17.50
第2位：メガ・セマディ（バリ）15.60
第3位：デデ・スリアナ（Java）9.25
第4位：ライ・クレイク（Aus）9.20
オフシャルサイト：http://asia.ripcurl.com/?padangcup12
