ASPプライム「ミスター・プライス・プロ・バリート」大野修聖、辻裕次郎ともに敗退

ASPプライム「ミスター・プライス・プロ・バリート」
大野修聖、辻裕次郎ともに敗退。


Masatoshi Ohno © Kelly Cestari / Mr Price

2012年7月5日木曜日、ウィラード・ビーチ、バリート、サウス・アフリカ。ASPプライム「ミスター・プライス・プロ・バリート」 は大会4日目。昨日はウエイティングからのスモールコンディションで6ヒートのみ開催。本日はサイズアップし、ラウンドオブ96のヒート16からスタート。ラウンドオブ48のヒート10までが行われた。ファースト・ヒートから、ASPワールドNo.26のヤイディン・ニコル(AUS)、 ミッチェル・コルボーン(AUS)、キロン・ジャボー(HAW)、デイヴィ・キャスルズ(AUS)といった好ゲームが続き、ASPワールド・ジュニア・チャンピオンのカイオ・イベリ(BRA)は、パワフルなアンダーザリップのリバース・マニューバーでベストスコア9.17をスコアし、本日のハイエスト・ヒート・トータル17.17で勝利を掴んだ。

 

辻裕次郎は惜しくも4位敗退。73位でフィニッシュ

今回のイベントに日本から大野修聖とともに参加している辻裕次郎は、ラウンドオブ96のヒート22で、グレン・ホール(IRL)ジョナサン・ゴンザレス(CNY)ジャノ・ベロ(BRA)と対戦した。そのヒートは、スタートからブラジリアン・パワーハウスのジャノ・ベロがパワフルなカーヴィングのコンビネーションで5.67をスコア。ジョナサン・ゴンザレスも5.17で好スタートを切る。辻裕次郎はファーストウェイブでスタックするも、セカンドウェイブでバックハンドの鋭いリエントリーをメイクして4.40をスコアして応戦する。

 

各選手、辛抱強くスコアリング・ウェイブを待つ。前半を折り返し3位を強いられる辻裕次郎。ヒート終盤に入り、フォアハンドのジョナサン・ゴンザレスがグッドウェイブを掴み、7.17をスコアして4位から一気にトップに躍り出る。辻もバックアップを4.13に塗り替え、ヒートスコア8.53にする。しかしグレン・ホールもバックハンドでチャージを見せて7.82をスコア。辻は4位を強いられる。逆転に必要なスコアは7.44という状況で手に入れたラストウェイブ。深いボトムターンからのクリティカル・セクションへのリエントリーのコンビネーションで5.63をスコア。ヒートスコア10.03にするも惜しくも4位敗退。73位でフィニッシュとなった。

 

大野修聖は、惜しくも3位敗退。25位でフィニッシュ

 

大会初日に素晴しいバックハンドサーフィンで、ウィゴリー・ダンタス、タナー・グダスカス、ティミー・レイズといった強者に対し、圧倒的なサーフィンを披露しトップでラウンドアップを果たした大野修聖は、続けて行われたラウンドオブ48のヒート1に再び登場。ティアゴ・ピレス(PRT)、ステュー・ケネディ(AUS)、ベイリック・デ・ブリース(ZAF)と対戦した。

スタートからバックハンドでチャージを繰り返す大野修聖。深いボトムターンからヴァーティカルなオフザトップを繰り出し、6.00をスコアしてヒートをリードする。後半に入り徐々にスコアを詰めてくる他の選手。中でもベイリック・デ・ブリース(ZAF)はエアリバースを決めるなどして7.33、6.17をスコアしてトップへ。ワールドツアー選手のティアゴ・ピレス(PRT)もスコアを揃え、2位に浮上し、底力を見せる。4位に押し出された大野修聖。ヒート終盤に入り、ハイリスクなターンで4.97をマークしバックアップを塗り替えた大野は、3位に浮上。しかし逆転には7.17が必要な状況に追い込まれていた。そして、ラストウェイブのインサイドセクションでもチャージを見せるも逆転ならず。ヒートスコア10.97で惜しくも3位敗退。25位でフィニッシュとなった。

 

このまま、南アフリカに滞在する二人は、7月10日から15日でジェフリーズベイで開催される6スターイベントとなった「ビラボンプロ・ジェフリーズベイ」に出場予定だ。GO!マー&ユージロー! 頑張れ!日本。

 

 

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