JPSA「伊豆下田 CHAMPION PRO」 大橋海人がJPSA初優勝。庵原は今季初優勝。

JPSAショートボード第3戦「伊豆下田 CHAMPION PRO」
大橋海人がJPSA初優勝。庵原美穂は今季初優勝。 


JPSA初優勝の大橋海人 photo:s.yamamoto

7月1日(日)、静岡県下田市白浜で行われたJPSAジャパンプロサーフィンツアー2012ショートボード第3戦「伊豆下田 CHAMPION PRO presented by LesPros entertainment」はファイナルデイ。昨日より若干サイズアップし腰前後のコンディションとなった伊豆白浜のコンテスト会場。セットの波はワイドだが、各選手は上手く走れる場所を見つけ出し、ファイナルデイに相応しいハイパフォーマンスが続出した。

本日は男子クオーターファイナルからスタートし、セミファイナルヒート1には、高梨 直人、椎葉 順、飛田剛、高橋 健人。男子セミファイナルヒート2には、小川直久、中村昭太、田中樹、大橋海人といったメンバーが顔を揃えた。セミファイナルヒート1は、小波でもフォアハンドで巧みにサーフボードを操りハイスコアを集めた椎葉順と、バックハンドでハードに波を攻め続けた飛田剛がファイナルへ。男子セミファイナルヒート2では、ベテランの小川直久がスタートから形の良いレフトの波を掴みハイスコアをマーク。レフトの波に的を絞った大橋海人も、エアリバースを決めるなどして6.00をマークして前半をリード。しかし、ヒート中盤に入り、今回調子の良い中村昭太がハイラインからのエアーマニューバーで7.75をスコアして大逆転。波とのリズムが合わなかった田中樹はここで敗退。中村昭太と大橋海人がファイナル進出を決めた。

 

 

庵原美穂は今季初優勝 photo:s.yamamoto

庵原美穂が今季初優勝

 

女子ファイナルは、今シーズンの開幕戦でJPSA公認プロとなり、そのデビュー戦で優勝し勢いのある野呂玲花、そして昨年のグランドチャンピオンである庵原美穂、世界を中心にASPツアーを回り、JPSAのバリ島では2年連続優勝を決めた大村奈央、セミファイナルでは最後の波でファイナルに滑り込んだプロ2年目の宮坂桃子の4名。スタートから野呂玲花と、庵原美穂が激しいデッドヒートを繰り広げる。野呂は4ポイントを2本揃え、ファイナルをリードする。前半から他の選手にマークされ全く波に乗れなかった大村奈央も、後半に入り、少しづつスコアを上げ追い上げるが逆転ならず。そして、後半に逆転に成功した庵原美穂がそのまま逃げ切り、両親の見守る中、今季初優勝を決めた。「両親の結婚記念日に優勝をプレゼントしたかった。親に感謝したいです。」と庵原美穂はヒーローインタビューに応えコメントした。

 

 

大橋海人。ツーショット♡ photo:s.yamamoto

大橋海人がJPSA初優勝

 

男子ファイナルは、椎葉順、大橋海人、飛田剛、中村昭太。椎葉順が1本目からエアリバースを決めて6.75をスコアして幸先のいいスタートを切る。直後に中村昭太もスピードの有るライディングを披露するもフィニッシュでスタック。しかし2本目の波で見事にコンプリートさせて5.00をメイクする。男子のファイナルが始まり、極端に波数が減る中でヒートアップした飛田剛が波の取り合いで大橋海人に対して痛恨のインターフェアを侵す。その後、更に中村昭太も大橋海人に対してインターフェアを侵すという波乱の展開となった。

しかし、ヒート後半に入ると中村昭太は、ライトの波にテイクオフすると超高速ライディングからのエアーリバースを見事に決めて、7.9をスコアして大逆転でトップに躍り出る。ファイナルも終盤に差し掛かり、各選手スコアを重ね、椎葉と中村が激しいバトルを展開する。そんな中で、大橋海人がレフトの波に的を絞り、ファーストアプローチのエアでエクセレントの9.00をスコア。更にバックハンドで6.00をスコアして大逆転。中村昭太はファイナルのベストスコアとなる9.65をスコアするもインタフェアが最終的に仇となり、大橋海人がJPSA初優勝を決めた。

撮影:山本貞彦
今回のコンテストはUSTREAMによるライブ配信も行われた。

http://www.namiaru.tv/ust/jpsa2012_03/

「伊豆下田 CHAMPION PRO presented by LesPros entertainment」

男子優勝:大橋海人、2位 中村昭太、3位 椎葉順、4位 飛田剛、
5位 高橋健人、小川直久、7位 高梨直人、田中樹。

女子優勝:庵原美穂、2位 野呂玲花、3位 大村奈央、4位 宮坂桃子、
5位 武知実波、北澤麗奈、7位 谷口絵里菜、村松爽香。

大橋海人。LesPros entertainmentに所属しての優勝はカッコ良すぎるぜ。今回は家族も応援に駆けつけた。
2位 中村昭太。インターフェアで優勝は逃すものの「吹っ切れた」と笑顔でコメント。
3位 椎葉順。残念ながら前半のリードを守れなかった椎葉順。
4位 飛田剛。今回は積極的に攻めたトビツヨ。序盤のインターフェアが響いた。
女子優勝 庵原美穂。この優勝で次からの試合に集中。「グラチャン二連覇できるよう頑張る」とコメント。
女子 2位 野呂玲花−。決勝に行くにつれ調子を上げた野呂玲花。しかし、リードを守る事ができなかった。
女子 3位 大村奈央。ファイナルは全員からガードされ、波に乗れなかった大村奈央。
女子 4位 宮坂桃子。コンペのスキルはまだまだだが、実戦を重ねるごとに強くなっている。
「伊豆下田 CHAMPION PRO presented by LesPros entertainment」男子 表彰式。
「伊豆下田 CHAMPION PRO presented by LesPros entertainment」女子 表彰式。
ファイナリストとLesPros entertainmentのアーティスト、モデルで記念写真。

 

 

今回は、今村 大介、厚兄弟をはじめ、スポンサーシードでラウンド4から登場する小川啓など、注目の伊豆出身プロが多数参戦。彼らの活 躍に期待がかかったが惜しくもファイナルデイを前に全員敗退となった。

また今回の試合の特別協賛である株式会社 レプロエンタテインメントは、俳優、バラエティタレント、モデル、歌手、スポーツ選手、文化人等のマネージメントプロデュースをする会社。大橋海人、水野 亜彩子、高橋みなともレプロエンタテインメント所属サーファーである。そして、週末にはクイックシルバー主催によるサーフレッスンも開催され、所 属タレントがサーフィンに挑戦。イベントに華を添えていた。

次回JPSAのスケジュールは7月7日(土)~8日(日)神奈川県藤沢市 辻堂で行われるJPSAジャパンプロサーフィンツアー2012 ロングボード第3戦「WellBeing presents マーボーロイヤル Kjプロ」こちらのリポートもお楽しみに。

 

 

【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSAジャパンプロサーフィンツアー2012
ショートボード第3戦
伊豆下田 CHAMPION PRO
presented by LesPros entertainment
期   日/6月29日(金)~7月1日(日)
会   場/静岡県下田市 白浜
特別協賛/株式会社 レプロエンタテインメント
協   賛/クイックシルバー・ジャパン 株式会社
主   催/JPSA

大会の写真はこちらからご覧下さい。

http://twitpic.com/photos/SURFMEDIA_LIVE

また今大会の情報はJPSAのオフィシャルページに掲載されています。