ASPロング「Real Bvoice Pro Longboard Taito Press by 海童」でノア・シマブクロ、吉川広夏が優勝。

ASPジャパンツアーLQS2スター「Real Bvoice Pro Longboard Taito Press by 海童」ノア・シマブクロ、吉川広夏が優勝。 


男女ファイナリスト photo:s.yamamoto

【2012年 6月 10日日曜日】2012年のASP JapanツアーLQS 2スター「Real Bvoice Pro Longboard Taito Press by 海童」がファイナルデイを迎え、イベントはメンズラウンドオブ16からスタート。更にメンズ、ウィメンズ、それぞれのマンオンマンによるクオーターファイナル、セミファイナル、ファイナルが行われ、2名の2012年イベントチャンピオンが誕生した。会場の千葉県太東海岸の今朝のコンディションはサイド・オンの風で、波 は2〜3フィート(1メーター前後)のサイズを維持した。

桜岡甲太とノア・シマブクロがファイナルへ。

そんな中,男子のセミファイナルのヒート1では、太東をホームとする師弟対決となった尾頭信弘と桜岡甲太の闘い。太東の波を知り尽くした二人は素晴しいバトルを繰り広げた。スタートから6.5をスコアした桜岡は、得意のビッグ・ラウンドハウス・カットバックとリエントリーのコンビネーションで2本目の6ポイントをスコアし,12.50のヒートスコアをマークしてヒートをリード。更に難しいインサイドセクションでもリエントリーをしっかりと決めた桜岡が8.50をマーク。尾頭の追撃を振り切ってファイナル進出を決めた。

そして、セミファイナル2は,ノア・シマブクロとケビン・コネリーの戦いとなった。スロースタートとなったヒートでマジックフットの異名を持つコネリーは,ドロップニーカットバックとハングファイブとハングテンのコンビネーションでスコアを重ねる。一方,バックハンドで絶妙なボードコントロールを見せるノア・シマブクロは,カーヴィングとリエントリーにハングファイブなどのノーズ技を巧みに入れて高得点をマーク。スタイルこそ違えども両者とも互角の闘いで,常にトップが入れ替わるクロスヒートとなったがシマブクロが僅差でファイナルへ勝ち上がった。

女子のファイナルは植村未来と吉川広夏の闘い。

女子のファイナルは植村未来と吉川広夏の闘い。スタートからグッドセットを掴んだ吉川は,華麗な足さばきで得意のノーズライディングを決めて4.50をスコア。さらに5.75をスコアして,ヒートスコア10.25でファイナルをリードする。対する植村は得意のテールコントロールのサーフィンでカーヴィングを披露するもスコアが伸びない。しかし後半追い上げる植村は4ポイントを2本揃え,その差を縮める。残り時間10秒を切って掴んだラストライド。植村は深いボトムターンからオフザトップ、リエントリーと素晴しいライディングでフィニッシュしたが、逆転には僅かに足らず、吉川が嬉しい今季初優勝を決めた。

優勝はノア・シマブクロ。

男子ファイナルは,絶好調の桜岡甲太とノア・シマブクロの対戦。桜岡甲太は、ファーストセクションでのリエントリーから、スピーディーなビッグ・ラウンドハウス・カットバック、そしてクローズアウト・セクションのリエントリーもキッチリと決め8.40をスコア。更に長いハングファイブで再び8.40をマーク。ヒートスコアを16.80とし前半をリードする。対するシマブクロも,2本目の波でテイクオフからインサイドまで長いハングファイブからのリエントリーを決め8.75をスコア。さらに8.10をスコアしたシマブクロが逆転に成功。絶好調で地元の応援団からの声援を力に変えた桜岡だったが,終盤は思ったような波が入らずタイムアップ。そのままノア・シマブクロが勝利を手に入れた。

 

今回、オフィシャルサイトでは,会場に行けない人のために、インターネット配信によるライブ中継も行われ、また見逃した人のためにオンデマンドでのVTRで全ての大会の模様をご覧頂けます。是非チェックしてみよう。(撮影:山本貞彦)

Real Bvoice Pro Longboard Taito Press by 海童」結果
男子優勝:ノア・シマブクロ、2位 桜岡甲太、3位 尾頭信弘、ケビン・コネリー。
女子優勝:吉川広夏、2位 植村未来、3位 田岡なつみ、鈴木由貴

 

男子優勝はノア・シマブクロ。さすがハワイアン。ノーズ、マニューバーとも完璧な演技。
男子2位。桜岡甲太。今大会は好調で、決勝も積極的に攻めた。この結果が次に繋がる。
男子3位。ケビン・コネリー。 さすがのケビンのソールアーチ。スタイリッシュさは健在。
男子3位。尾頭信弘。太東ローカルの兄弟対決は敗れたものの、兄貴分の実力はきっちり魅せた。
女子優勝。吉川広夏。 うれしい優勝。今大会ではノーズライドの演技がキレていた。
女子2位。植村未来。 最後まで諦めず攻めた未来。ニード5.75ptで終了直前の演技は5.35ptとあと一歩及ばず。
優勝が決まって、未来ちゃんと熱いハグする吉川広夏。

 

 

 

「Real Bvoice Pro Longboard Taito Press by 海童」は、2012年 6月 9日、10日に開催され、下記公式サイトにてイベント通してライブ中継されます:

http://www.aspjapantour.com/webcast/2012/taito/


主催:
サーフタウンフェスタ実行委員会

公認・運営:
ASP JAPAN(世界プロサーフィン連盟日本支局)、株式会社ワールド・サーフィン・プロモーションズ

特別協賛:
Real Bvoice(リアル・ビーボイス)

協賛:
海童(濱田酒造株式会社)
MALIBU(サントリーアライド株式会社)
G-SHOCK
波伝説
アサヒカルピスビバレッジ
Skullcandy
DESTINATION
RAINBOWFINS

後援:
いすみ市一宮町いすみ市商工会、いすみ市観光協会

協力:
千葉テレビ放送株式会社
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