ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第4戦 「ボルコム・フィジー・プロ」のラウンド2はトップシードが支配。

ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第4戦
「ボルコム・フィジー・プロ」のラウンド2はトップシードが支配。


Julian Wilson © ASP / Kirstin

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クラウドブレイク、タヴァルア/フィジー(2012年6月4日月曜日)2012年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第4戦である「ボルコム・フィジー・プロ」は大会2日目。クラウドブレイクは、再び世界最高峰のサーファー達のために最高の舞台を用意し、クリーンな4~6フィートのコンディションで,ラウンド2の10ヒートまでを完了。今日行われた10ヒートのなかで、勝ち上がった9人のサーファーは,昨日のファーストラウンドから崖っぷちのラウンド2を強いられていたトップシードの選手だった。

ジュリアン・ウィルソン(AUS)がハイエスト・ヒート・トータル。

ASPドリーム・ツアー2年目で、カレントASPワールドNo.11のジュリアン・ウィルソン(AUS)は、すばやくクラウドブレイクのラインナップでリズムを見つけ、2本の長いバックハンド・バレルで、9.47と9.10をスコア。18.57というイベント・ハイエスト・ヒート・トータルをマークし,ワンサイドゲームでパトリック・グダスカス(USA)を下した。「今日のコンディションは本当に良いですね。」と、ウィルソンが言った。「かなりパーフェクトな感じです。昨日はひどい時間帯があって、本当にがっかりしましたよ。スタートから良いスコアを出せて最高の気分でしたね。僕のファースト・ウェイブは良かったですよ。それから、僕はバックアップの波をもう一つ見つけました。いくつかのグッド・スコアを手に入れて、ヒートをモノに出来て最高の気分ですよ。」

今回が初フィジーのウィルソンは、フィジーのオープン・オーシャン・ラインナップでの経験がない。「ここでサーフしたのは4回目です。少しづつポイントのことが理解できてきました。この場所が初めてなんて信じられないですよ。少年に色々教わっています。ここではルーキーなのでね。ここは人も島も本当に素晴しいです。天気も波も最高で,僕は楽しい時間を過ごしていますよ。」ウィルソンはラウンド3でミゲール・プポ(BRA)と対戦する。

Gabriel Medina © ASP / Kirstin
ガブリエル・メディーナ(BRA)はイベント初のパーフェクト10。

信じられないほど長いフォアハンドのバレルをメイクしたガブリエル・メディーナ(BRA)は、イベント初のパーフェクト10を手に入れた。このオープニング・ライドで勢いに乗ったメディーナは、同じルーキーのヤイディン・ニコル(AUS)を下し,ラウンド3へ勝ち上がった。「それは異常でしたね。」と、メディーナが言った。「満点を出してヒートを勝ち上がれて最高ですよ。本当に楽しんでいます。あの波をメイク出来るとは思わなかったんですが,行くしかないと思ったんです。フィジーは2度目で,新たなスウェルが来ていると聞いています。コンテストがビッグ・コンディションで本領を発揮する「レストランツ」で行われれば,もっと楽しいだろうと思いますよ。」メディーナは、ラウンド3で同じブラジリアンのアレホ・ムニーツ(BRA)と戦う。

ジョシュ・カー(AUS)

昨日のオープニング・ヒートで足首に怪我を負ったジョシュ・カー(AUS)は、その痛みに耐え、ベテランのテイラー・ノックス(USA)を下してラウンド3へ勝ち上がった。「 医者は僕の足首が回復するまでには8~12週かかると言ったから,少し心配していた。」と、カーが言った。「傷は触ると痛い感じ。テープで巻いているから、足首は動きにくいんだ。バレルのなかで弾んで良い気分ではなかったよ。でもあの波をメイク出来て嬉しかった。」

Kelly Slater © ASP / Kirstin
ケリー・スレーター(USA)はラウンド3へ。

ラウンド2を強いられていた11XASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、ローカル・ワイルドカードのイセイ・トコヴォウ(FIJ)を下すことによって,軌道修正に成功した。スレーターは トコヴォウにはクラウドブレイクでワールド・ベストサーファーと戦うだけの才能と機会がある言った。「メローな感じがするヒートに、突然6フィートの爆弾がやって来た。」と、スレーターが言った。「イセイ(トコヴォウ)はあの爆弾で10を手に入れることもできた。しかし、その波は少しばかり速かった。多くのエネルギーがまだアウトにある、しかし、それはまだ少しスローである。このようなコンテストでローカル選手を過小評価してはならない。彼らは常にここでサーフィンをして、どれがベスト・ウェイブであるか理解しているんだ。」

前回のリオデジャネイロで行われたASP WCTイベントを怪我のために欠場したスレーターは、フィジーでウイルス性胃腸炎にかかり、後半のラウンドまでに回復させたいと思っている。「僕は全く100パーセントではないよ。昨日は最悪だったね。僕の足はまだ少し震えていた。」と、スレーターが言った。「ラウンド1の言い訳ではないよ。ミッチ(コルボーン)はベスト・ウェイブをキャッチして絶好調だったからね。数日後にジャイアント・スウェルがやって来るようなんだ。僕の足は良くなった。スウェルが入ってくれば、僕は7’6”~8’6”レンジのビッグ・ボードを使う準備はできているよ。」

スレーターは、ラウンド3で、リーサル・グーフィー・フッターのフレデリック・パターチア(HAW)と戦う。

イベント主催者は、明朝、午前6時30分に再びファーストコール。午前8時30分のスタートを目指す。

 

OLCOM FIJI PRO ROUND 2 RESULTS:
Heat 1: Kelly Slater (USA) 15.90 def. Isei Tokovu (FIJ) 6.10
Heat 2: Taj Burrow (AUS) 12.66 def. Willian Cardoso (BRA) 8.07
Heat 3: Josh Kerr (AUS) 12.00 def. Taylor Knox (USA) 8.56
Heat 4: Julian Wilson (AUS) 18.57 def. Patrick Gudauskas (USA) 7.50
Heat 5: Fredrick Patacchia (HAW) 13.67 def. Michel Bourez (PYF) 10.54
Heat 6: Gabriel Medina (BRA) 16.67 def. Yadin Nicol (AUS) 9.37
Heat 7: Miguel Pupo (BRA) 16.96 def. Matt Wilkinson (AUS) 15.76
Heat 8: Adrian Buchan (AUS) 17.04 def. Kieren Perrow (AUS) 16.23
Heat 9: Tiago Pires (PRT) 11.00 def. Kolohe Andino (USA) 5.93
Heat 10: Brett Simpson (USA) 12.40 def. Travis Logie (ZAF) 12.20

VOLCOM FIJI PRO REMAINING ROUND 2 MATCH-UPS:
Heat 11: Bede Durbidge (AUS) vs. Adam Melling (AUS)
Heat 12: Kai Otton (AUS) vs. Raoni Monteiro (BRA)

VOLCOM FIJI PRO ROUND 3 MATCH-UPS:
Heat 1: Taj Burrow (AUS) vs. TBD
Heat 2: John John Florence (HAW) vs. Adrian Buchan (AUS)
Heat 3: Josh Kerr (AUS) vs. Damien Hobgood (USA)
Heat 4: Mick Fanning (AUS) vs. Tiago Pires (PRT)
Heat 5: Alejo Muniz (BRA) vs. Gabriel Medina (BRA)
Heat 6: Joel Parkinson (AUS) vs. Mitch Coleborn (AUS)
Heat 7: Kelly Slater (USA) vs. Fredrick Patacchia (HAW)
Heat 8: Jeremy Flores (FRA) vs. Heitor Alves (BRA)
Heat 9: Owen Wright (AUS) vs. Brett Simpson (USA)
Heat 10: Jordy Smith (ZAF) vs. C.J. Hobgood (USA)
Heat 11: Julian Wilson (AUS) vs. Miguel Pupo (BRA)
Heat 12: Adriano de Souza (BRA) vs. TBD

オフィシャルサイトではライブ映像を配信中。http://volcomfijipro.com/