ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第4戦「ボルコム・フィジー・プロ」がスタート。

ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第4戦
「ボルコム・フィジー・プロ」がソリッド・コンディションでスタート。


Mitch Coleborn (AUS), © ASP / SCHOLTZ

YouTube Preview Image

クラウドブレイク、タヴァルア/フィジー(2012年6月3日日曜日)ついにクラウドブレイクのアイコニック・レフトハンダーに世界最高峰のサーファー達が戻ってきた。オープン・オーシャン・リーフ・パスでASPトップ34によるボルコム・フィジー・プロのバトルの火蓋が切って落とされた。2012年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第4戦である「ボルコム・フィジー・プロ」は,ボルコムにとって初のASPワールド・チャンピオンシップ・イベント。大会初日はプライマリ会場であるクラウドブレイクの6-8フィートのソリッド・コンディションでスタートしラウンド1が終了した。

ワイルドカードのコルボーンがハイエスト・スコア。

そんな中で、ボルコム・フィジー・プロにワイルドカード出場を果たしたミッチ・コルボーン(AUS)は、11タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)と危険なグーフィー・フッター、カイ・オットン(AUS)を下す,番狂わせを引き起こした。センセーショナルなスタイルを見せたコルボーンは、ヒート中盤に9.27をマークしていたものの,ヒート終了間際まで3位を強いられていたが、ラストウェイブで8.10をスコアし,本日のハイエスト・ヒート・トータルとなる17.37をマークし,大逆転のトップ通過を果たした。

「最終的にヒートは良いエンディングとなりましたが、スタートは悪夢のようでしたね。」と、コルボーンが言った。「それで僕はあの9ポイントのライディングを手に入れて、そこから自分の方に運が向いてきた感じでしたね。プルインすると最高のバレルになるのは分かっていたんです。メイクで来たときは笑いが止まらなかった。それでも逆転に、もう1本スコアが必要で,最後にソリッドなヤツを手に入れたんです。あのヒートの良い波を全部自分が乗った感じですよ。」

近い将来、エリートのASPトップ34に加わるため戦い続けている、ASPワールド・ランキングで現在62位のコルボーンは今回、フィジーのワールドクラス・ウェイブでのコンテストに、ワイルドカードとして参加出来たことに非常に興奮していた。「他のコンテストと比較して、ここに来ることは違いますね。スウェルもやって来ている。これがフィジーなんです。最悪の状態なんてあり得ないんですよ。ここに居られて本当にハッピーです。」

テクニカル・バレルをナビゲートしたパーコ。

卓越したオープニング・ラウンド・パフォーマンスを見せたのは、カレントASPワールドNo.1のジョエル・パーキンソン(AUS)。オニ・モンテイロ(BRA)とワイルドカードのイセイ・トコヴォウ(FIJ)に対し,得意のテクニカル・バレルをナビゲートして勝利を掴んだ。「ヒートの後半は、本当に良かった。」と、パーキンソンが言った。「スタートは,まとまりのないコンディションで、そのあとに変わって行った。いまは自分のやっていることを楽しんでいるよ。トップのポジションは経験済み。何度もがっかりさせられたことがあるからね。一つずつ確実にやっていくよ。これはベスト・コンテストだね。自分自身、本当に楽しんでいるよ。」

ジョディ・スミス(ZAF)

ジョディ・スミス(ZAF)は、バックハンドでディープなバレルにレイトドロップし、イベントのオープニング・ヒートを開始。そのライドは,エクセレントな9ポイント・スコアをもたらし、ハワイのフレデリック・パターチア(HAW)とカリフォルニアのブレット・シンプソン(USA)を下した。「最初はかなりハードだった。あの2本をキャッチ出来て最高でしたね。」と、スミスが言った。「あの9ポイントが出た波は,本当にパーフェクトに開いた。みんながインサイドでハマっている時に,運良く出くわしたんだ。出口がずっと開いたままで、バレルをメイクしたあとに何度かターンも入れられた。最高でしたね。クラウドブレイクはツアーに参加した年に来たっきりで、良い思い出が無いんですけど,今回は波も良くて最高ですね。」

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)

先月のブラジル戦でASP WC初優勝を手に入れたジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、同じルーキーのミゲール・プポ(BRA)とベテランのキーレン・ペロー(AUS)に対して,大逆転のドラマを演じた。「ここの波は自信が有るんですけど,数日前まで風邪で調子が悪かったんです。」と、フローレンスが言った。「先日ここで素晴しいセッションがあって、自信がついたんです。ちょっとゾッとするぐらい最高のウォームアップになりましたね。」

イベント主催者は、明朝、午前6時30分に再びファーストコール。午前8時30分のスタートを目指す。コンペティションが再開されれば、ラウンド2のオープニング・ヒートでは、ローカル・ワイルドカードのイセイ・トコヴォウ(FIJ)に対するケリー・スレーター(USA)が登場する。

 

VOLCOM FIJI PRO ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Jordy Smith (ZAF) 13.67, Fredrick Patacchia (HAW) 7.67, Brett Simpson (USA) 3.67
Heat 2: C.J. Hobgood (USA) 12.33, Patrick Gudauskas (USA) 8.86, Josh Kerr (AUS) 6.10
Heat 3: Damien Hobgood (USA) 11.00, Taylor Knox (USA) 10.16, Taj Burrow (AUS) 4.17
Heat 4: Adriano de Souza (BRA) 10.60, Bede Durbidge (AUS) 7.10, Willian Cardoso (BRA) 2.93
Heat 5: Mitch Coleborn (AUS) 17.37, Kelly Slater (USA) 13.50, Kai Otton (AUS) 13.27
Heat 6: Joel Parkinson (AUS) 15.93, Raoni Monteiro (BRA) 8.33, Isei Tokovu (FIJ) 2.23
Heat 7: Owen Wright (AUS) 14.87, Tiago Pires (PRT) 11.50, Yadin Nicol (AUS) 10.26
Heat 8: Mick Fanning (AUS) 15.66, Matt Wilkinson (AUS) 4.90, Adrian Buchan (AUS) 2.00
Heat 9: John John Florence (HAW) 15.37, Miguel Pupo (BRA) 11.73, Kieren Perrow (AUS) 6.33
Heat 10: Heitor Alves (BRA) 8.70, Julian Wilson (AUS) 6.70, Kolohe Andino (USA) 5.67
Heat 11: Jeremy Flores (FRA) 13.80, Travis Logie (ZAF) 7.50, Gabriel Medina (BRA) 6.00
Heat 12: Alejo Muniz (BRA) 15.27, Adam Melling (AUS) 9.97, Michel Bourez (PYF) 9.70

VOLCOM FIJI PRO ROUND 2 RESULTS:
Heat 1: Kelly Slater (USA) vs. Isei Tokovu (FIJ)
Heat 2: Taj Burrow (AUS) vs. Willian Cardoso (BRA)
Heat 3: Josh Kerr (AUS) vs. Taylor Knox (USA)
Heat 4: Julian Wilson (AUS) vs. Patrick Gudauskas (USA)
Heat 5: Michel Bourez (PYF) vs. Fredrick Patacchia (HAW)
Heat 6: Gabriel Medina (BRA) vs. Yadin Nicol (AUS)
Heat 7: Miguel Pupo (BRA) vs. Matt Wilkinson (AUS)
Heat 8: Adrian Buchan (AUS) vs. Kieren Perrow (AUS)
Heat 9: Tiago Pires (PRT) vs. Kolohe Andino (USA)
Heat 10: Brett Simpson (USA) vs. Travis Logie (ZAF)
Heat 11: Bede Durbidge (AUS) vs. Adam Melling (AUS)
Heat 12: Kai Otton (AUS) vs. Raoni Monteiro (BRA)

オフィシャルサイトではライブ映像を配信中。http://volcomfijipro.com/