ISA世界ジュニアは大会6日目。敗者復活戦の日本勢は敗退。 


Team Japan Credit:ISA/Rommel Gonzalez
Team Japan Credit:ISA/Rommel Gonzalez

【現地時間2012年4月20日金曜日、プラヤ・ベナオ、パナマ】

パナマのプラヤ・ベナオで開催中の「ダカインISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ Presented by Billabong(ISA世界ジュニア選手権)」は大会6日目。本日は6フィートにサイズアップしたコンディション。終日、敗者復活戦であるリパチャージが行われ、アンダー16、アンダー18、ガールズ18の各リパチャージ4から6までが行われた。クオリファイ・ラウンドを順調に勝ち進んでいた日本チームも、ほとんどの選手が敗者復活戦を強いられていた。そして大会6日目を迎え,リパチャージで世界の分厚い壁に阻まれる結果となった。

黒川 日菜子
黒川 日菜子

ガールズリパチャージ4のヒート1に登場した黒川日菜子は、6.50、5.60をスコア。ヒートスコア12.1で見事1位でラウンドアップした。ヒート3の野呂玲花はファーストウェイブから6.83をスコアして,バックアップ2.77でヒートスコア9.60で2位でラウンドアップを果たした。ヒート4の田代凪沙は惜しくも4位敗退で31位でフィニッシュ。その後行われたリパチャージ5で黒川は惜しくも3位で敗退となり19位でフィニッシュとなった。ガールズ唯一の日本選手となった野呂玲花は,リパチャージ5を2位でラウウドアップして,リパチャージ6まで勝ち上がった。しかし、そこで僅差の戦いに敗れ4位敗退。個人16位でフィニッシュとなった。

野呂 玲花
野呂 玲花

アンダー18リパチャージ6のヒート2に山中海輝は3位敗退で17位でフィニッシュ。ヒート4の小林直海は最後の最後で逆転され,惜しくも3位敗退で17位でフィニッシュとなった。安井拓海は、アンダー16のリパチャージ4ヒート7を2位でラウンドアップ。しかしリパチャージ5で4位敗退となり,29位でフィニッシュとなった。これでリパチャージの選手も全て消え,日本選手はアンダー16の仲村拓久未、アンダー18の新井洋人の2人だけとなった。

安井 拓海
安井 拓海

ISAコンペティションは、過去20年間使用されている4人ヒートのダブル・エリミネイション・フォーマットを採用しており、クオリファイ・ラウンドのトップ2 ポジションでフィニッシュした選手2名は、そのままクオリファイ・ラウンドを戦い続け,3位4位の下位選手は,リパチャージの敗者復活戦に回ることとなる。そして敗者復活戦で3位4位となった選手は、そこで初めてイベントから消去される。

 

明日は,リパチャージ7の後,アンダー18のクオリファイ・ラウンド5のヒート1に新井洋人、アンダー16のクオリファイ・ラウンド5のヒート2に仲村拓久未が登場する。現在日本は31ヶ国の中で7位をキープしている。

今回はコンテストのライブ中継も行われているので日本から彼らにエールを送ろう。

JPN - Naomi Kobayashi. Credit:ISA/Shawn Parkin
JPN - Naomi Kobayashi. Credit:ISA/Shawn Parkin
JPN - Kaiki Yamanaka. Credit:ISA/Shawn Parkin
JPN - Kaiki Yamanaka. Credit:ISA/Shawn Parkin

Team Points After Day 6:
1- Hawaii. 7770
2- Australia. 7440
3- USA. 6700
4- Brazil. 5970
5- Peru. 5163
6-France. 4980
7. Japan 4498
8- South Africa. 4325
9- Portugal. 3623
10- New Zealand. 3590
11- Costa Rica. 3160
12- Argentina. 2866
13- Tahiti. 2473
14- Barbados. 2440
15- Great Britain. 2220
16- Venezuela. 1926
17- Panama. 1856
18- Mexico. 1852
19- Germany. 1732
20- Ecuador. 1688
21- Uruguay. 1480
22- Puerto Rico. 1436
23- El Salvador. 1160
24- Spain. 1040
25- Guatemala. 952
26- Jamaica. 904
27- Italy. 720
28- Chile. 692
29- Canada. 544
30- Switzerland. 384
31- Nicaragua. 336

 

今回の大会には,日本の代表選手として、昨年ペルーで開催された世界ジュニアのアンダー16で、16位に入った仲村拓久未 (三重)や、2010年にニュージーランドで、日本人として初めてISA世界ジュニア選手権のアンダー16で、ファイナルに進出し4位入賞を果たした新井 洋人など、上位入賞が期待出来る選手が顔を揃える。今回の大会においては、チームジャパンとして個人の上位入賞に加え、国別で8位入賞を目標に掲げた。 年々レベルアップする世界ジュニアではあるが、自分の持てる力を出し切って、日本チーム一丸となって戦って来て欲しいと思う。また今回も選手をサポートするため、日本サーフィン連盟が派遣したスタッフが現地入りしており、現地同行スタッフによるブログを配信。こちらからチェック出来る。がんばろう日本!

 

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U16クラス
1 、村上 舜 (湘南西):33位
2 、野呂 海利 (徳島):81位
3 、仲村 拓久未 (三重):ラウンド5進出
NSA推薦枠 、安井 拓海(埼玉南):29位

U18クラス
1 、小林 直海(湘南藤沢):17位
2 、山中 海輝(奈良):17位
3 、笹子 夏輝(湘南藤沢):41位
NSA推薦枠、 新井 洋人(ASP):ラウンド5進出

Girls
1 、田代 凪沙(横浜):31位
2 、野呂 玲花(徳島):16位
3 、岡本 愛菜(千葉東):43位
NSA推薦枠、 黒川 日菜子(大阪):19位

 

http://www.dakineisawjsc.com/

 

TEAM JAPAN
TEAM JAPAN/ISA Shawn Parkin