ISA世界ジュニアは大会5日目。仲村拓久未と新井洋人がR5進出。 


TEAM JAPAN Credit:ISA/Shawn Parkin
TEAM JAPAN Credit:ISA/Shawn Parkin
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【現地時間2012年4月19日木曜日、プラヤ・ベナオ、パナマ】

パナマのプラヤ・ベナオで開催中の「ダカインISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ Presented by Billabong(ISA世界ジュニア選手権)」は大会5日目。本日はガールズ・コンペティションから再開。第1会場でガールズのラウンド3、第2会場でガールズのリパチャージR2がスタート。R3ヒート2に黒川日菜 子、ヒート4に田代凪沙。リパR2のヒート5に岡本愛菜、ヒート7に野呂玲花が登場。その後、第1会場ではアンダー18ボーイズのラウンド4、ヒート1に 山中海輝、ヒート4に新井洋人と小林直海が登場。その後行われるアンダー16ボーイズのラウンド4、ヒート2に仲村拓久未が登場した。

新井洋人が2位でR5へラウンドアップ
新井洋人
新井洋人

アンダー18ラウンド4、ヒート1には山中海輝が登場。山中はクローズアウト・セクションにチャージを見せるも,ヒートスコア5.10で惜しくも4位敗退でリパチャージへ回った。そして、ヒート4では新井洋人と小林直海が同じヒートを戦う事となった。ヒートはオーストラリアのジョシュア・ヘイが圧倒的なサーフィンでヒートを完全にリード。3ポイント揃える小林はヒートスコア6.90で2位をキープした。

新井洋人は前半に思ったような波を掴むことが出来ず苦戦を強いられていた。しかし後半に入り徐々にスコアを上げて来た新井は,ラストウェイブでセットのレフトを掴むと,深いボトムターンからクリティカルセクションに当て込むリエントリーを2発決めて6.40をスコア。ヒートスコア9.77をマークし2位でラウンドアップを果たした。

仲村拓久未が1位でラウンド5進出
仲村 拓久未
仲村拓久未が1位でラウンドアップ
仲村 拓久未
仲村 拓久未

続けて行われたアンダー16のラウンド4、ヒート2には仲村拓久未が登場。スタートからアメリカのジェイク・デイヴィスがバックハンドで5.83をスコアしてヒートをリード。 しかし、仲村拓久未はヒート中盤にバックハンドのビッグマニューバを披露してヒートのベストスコアとなる6.50をスコアしてトップへ躍り出る。更に仲村はフォアハンドで6.60をスコア。ヒートスコアを13.10とし完全にヒートを支配。ヒートは波のリズムを掴んだ仲村の独り舞台となった。更にラストウェイブで6.67をスコアするとヒートスコアを13.27に延ばして,圧倒的なサーフィンを披露して圧勝。ラウンド5へ勝ち上がった。

アンダー16のイベント・ハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア8.67をラウンド2でスコアしている仲村拓久未。「このままファイナルまで行って優勝しますから応援お願いします。」とヒーローインタビューで力強いコメントした仲村。今の彼のサーフィンを見ていると負ける気がしないのは自分だけではないはずだ。

田代 凪沙
田代 凪沙はリパチャージへ。

敗退する選手が目立って来た日本チーム。

クオリファイ・ラウンドを勝ち進んでいた日本チームも大会5日目を迎え,リパチャージの崖っぷち追い込まれた選手も目立って来た。ガールズのR3ヒート2の黒川日菜 子、ヒート4の田代凪沙は共にリパチャージへ。そして、既にガールズのリパチャージを強いられていたR2のヒート5の岡本愛菜は2位で、ヒート7の野呂玲花は1位で勝ち進んだ。しかし、リパラウンド3では岡本愛菜は4位で敗退で 43位でフィニッシュ。野呂玲花は1位で勝ち進んだ。これでガールズはリパチャージのラウンド4でヒート1に黒川日菜 子、ヒート3に野呂玲花、ヒート4に田代凪沙となった。また、アンダー18 のリパチャージR4ヒート2の笹子夏輝は4位で敗退となり41位でフィニッシュ。アンダー16のリパチャージR3ヒート5の村上舜は3位で敗退となり33位でフィニッシュとなった。

 

村上舜は3位で敗退となり33位
村上舜は3位で敗退となり33位

ISAコンペティションは、過去20年間使用されている4人ヒートのダブル・エリミネイション・フォーマットを採用しており、クオリファイ・ラウンドのトップ2 ポジションでフィニッシュした選手2名は、そのままクオリファイ・ラウンドを戦い続け,3位4位の下位選手は,リパチャージの敗者復活戦に回ることとなる。そして敗者復活戦で3位4位となった選手は、そこで初めてイベントから消去されることとなる。

 

明日のコンテストは,敗者復活のリパチャージデイとなる。安井拓海は、アンダー16のリパチャージ4ヒート7、ガールズはリパチャージ4のヒート1に黒川日菜 子、ヒート3に野呂玲花、ヒート4に田代凪沙。アンダー18リパチャージ6のヒート2に山中海輝、ヒート4に小林直海が登場する。現在日本の国別順位は7位。

今回はコンテストのライブ中継も行われているので日本から彼らにエールを送ろう。

 

今回の大会には,日本の代表選手として、昨年ペルーで開催された世界ジュニアのアンダー16で、16位に入った仲村拓久未 (三重)や、2010年にニュージーランドで、日本人として初めてISA世界ジュニア選手権のアンダー16で、ファイナルに進出し4位入賞を果たした新井 洋人など、上位入賞が期待出来る選手が顔を揃える。今回の大会においては、チームジャパンとして個人の上位入賞に加え、国別で8位入賞を目標に掲げた。 年々レベルアップする世界ジュニアではあるが、自分の持てる力を出し切って、日本チーム一丸となって戦って来て欲しいと思う。また今回も選手をサポートするため、日本サーフィン連盟が派遣したスタッフが現地入りしており、現地同行スタッフによるブログを配信。こちらからチェック出来る。がんばろう日本!

 

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U16クラス
1 、村上 舜 (湘南西):33位
2 、野呂 海利 (徳島):81位
3 、仲村 拓久未 (三重):ラウンド5進出
NSA推薦枠 、安井 拓海(埼玉南):リパチャージ

U18クラス
1 、小林 直海(湘南藤沢):リパチャージ
2 、山中 海輝(奈良):リパチャージ
3 、笹子 夏輝(湘南藤沢):41位
NSA推薦枠、 新井 洋人(ASP):ラウンド5進出

Girls
1 、田代 凪沙(横浜):リパチャージ
2 、野呂 玲花(徳島):リパチャージ
3 、岡本 愛菜(千葉東):43位
NSA推薦枠、 黒川 日菜子(大阪):リパチャージ

 

http://www.dakineisawjsc.com/

 

TEAM JAPAN
TEAM JAPAN/ISA Shawn Parkin