ダカインISA世界ジュニア選手権がパナマでスタート。仲村が1位通過。

ダカインISA世界ジュニアがパナマでスタート。仲村拓久未が1位通過。

Miguel Tudela (PER)  Photo: ISA/Rommel González
Miguel Tudela (PER) Photo: ISA/Rommel González
YouTube Preview Image

 

【現地時間2012年4月15日日曜日、プラヤ・ベナオ、パナマ】

国際オリンピック委員会に認められたサーフィンの統括機関である「ISA(インターナショナル・サーフィン・アソシエーション)」による「ダカインISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ(ISA世界ジュニア選手権)」がパナマのプラヤ・ベナオでスタートした。本日はダブルバンクでアンダー18ボーイズ、アンダー16ボーイズのラウンド1が行われ,どちらも24ヒートまでが行われた。

ISAワールド・ジュニアは、世界中のベストアンダー18のサーファーが集結し,個人とチームの栄光とメダルをかけて争う世界大会。300人を超えるサーファーは3つのディビジョン(アンダー18ボーイズ、アンダー16ボーイズ、アンダー18ガールズ)に分かれ8日のコンペティションを戦う。

一昨日までのオーバーヘッドの波を徐々にサイズダウン傾向。新しいスウェルも入り始めたが、潮が上げ始めるとトリッキーなコンディションとなった。忍耐強くセットの波を待ち、良いポジションから波を掴むことが勝敗の鍵を握った。ISAコンペティションでは、過去20年間使用されている4人ヒートのダブル・エリミネイション・フォーマットを採用。クオリファイ・ラウンドのトップ2ポジションでフィニッシュした選手2名は、そのままクオリファイ・ラウンドを戦い続け,3位4位の下位選手は,リパチャージの敗者復活戦に回ることとなる。そして敗者復活戦で3位4位となった選手は、そこで初めてイベントから消去されることとなる。

仲村拓久未が1位でラウンドアップ
JPN - Takumi Nakamura. Credit:ISA/Shawn Parkin
JPN - Takumi Nakamura. Credit:ISA/Shawn Parkin

本日、アンダー16クラスのラウンド1には、ヒート4に日本の仲村拓久未 (三重) が登場し、7.17と6.33のハイスコアをマーク。13.50というヒートスコアで1位でラウンドアップ。ヒート13には野呂海利 (徳島) が登場し2位通過、ヒート17 の村上舜(湘南西) は惜しくも3位となり、敗者復活戦のリパチャージへと回った。

JPN - Kairi Noro. Credit:ISA/Shawn Parkin
JPN - Kairi Noro. Credit:ISA/Shawn Parkin

アンダー18クラスのラウンド1のヒート4には、笹子夏輝(湘南藤沢) が登場。笹子はバックハンドでシャープなリエントリーを繰り返し,6.33のヒートベストスコアをマーク。バックアップを見つけられなかった笹子に対し、対戦相手のハワイのコア・スミスは,5ポイントを2本揃え,1位ラウンドアップ。笹子は2位でラウンド2へ駒を進めた。またヒート13の山中海輝(奈良) は持ち前のパワーサーフィンで6.73をスコアして2位でラウンドアップ。 ヒート17の小林直海(湘南藤沢) も8.70をスコアして2位でラウンド2へ勝ち上がった。

JPN - Natsuki Sasako. Credit:ISA/Rommel Gonzalez
JPN - Natsuki Sasako. Credit:ISA/Rommel Gonzalez

今日のイベントで素晴しいパフォーマンスを見せた一人は、アメリカのトレヴァー・ソーントン。彼はヒートのベストレフトを掴むと,パワフルなフィン・フ リー・スナップから、クローズセクションでフル・ローテーションを見せ,2ウェイブ・トータルスコア14.00で勝利を手に入れた。そんなソーントンだ が、大会前日まで代表としてコンテストに出れるか分からなかった。「アメリカのチームを確定させるために毎日プラヤ・ベナオでヒートを戦って、それがここ までのイベントの中で最もナーバスな部分でした。」と、ソーントンが言った。

USA - Trevor Thorton. Credit:ISA/Rommel Gonzalez
USA - Trevor Thorton. Credit:ISA/Rommel Gonzalez

日本とパナマの時差は-14時間。現地16日は朝8時(日本時間は夜10時)からダブルバンクで,アンダー18ボーイズ、アンダー16ボーイズのラウンド1のヒート25からスタート予定。アンダー18ヒート32には新井洋人、アンダー16ヒート32には安井拓海が登場予定。その後はガールズが行われる予定で、ヒート5に黒川日菜子、ヒート9に岡本愛菜、ヒート13には野呂玲花と田代凪沙が同ヒートで戦う。今回はコンテストのライブ中継も行われるので日本から彼らにエールを送ろう。

 

今回の大会には,日本の代表選手として、昨年ペルーで開催された世界ジュニアのアンダー16で、16位に入った仲村拓久未 (三重)や、2010年にニュージーランドで、日本人として初めてISA世界ジュニア選手権のアンダー16で、ファイナルに進出し4位入賞を果たした新井 洋人など、上位入賞が期待出来る選手が顔を揃える。今回の大会においては、チームジャパンとして個人の上位入賞に加え、国別で8位入賞を目標に掲げた。 年々レベルアップする世界ジュニアではあるが、自分の持てる力を出し切って、日本チーム一丸となって戦って来て欲しいと思う。また今回も選手をサポートするため、日本サーフィン連盟が派遣したスタッフが現地入りしており、現地同行スタッフによるブログを配信。こちらからチェック出来る。がんばろう日本!

 

 

関連記事01:ダカインISA世界ジュニア選手権、いよいよ日本時間今夜10時開幕(4/15)

関連記事00:ISA世界ジュニア選手権大会のチームジャパン結団式を開催(3/27)

 

 

U16クラス
1 村上 舜 (湘南西)
2 野呂 海利 (徳島)
3 仲村 拓久未 (三重)
NSA推薦枠 安井 拓海(埼玉南)

U18クラス
1 小林 直海(湘南藤沢)
2 山中 海輝(奈良)
3 笹子 夏輝(湘南藤沢)
NSA推薦枠 新井 洋人(ASP)

Girls
1 田代 凪沙(横浜)
2 野呂 玲花(徳島)
3 岡本 愛菜(千葉東)
NSA推薦枠 黒川 日菜子(大阪)

 

http://www.dakineisawjsc.com/

 

TEAM JAPAN
TEAM JAPAN/ISA Shawn Parkin