ステファニー・ギルモア(AUS)が早くも今季2勝目。

TSBバンク・ニュージーランド・サーフ・フェスティバルで
ステファニー・ギルモア(AUS)が早くも今季2勝目を挙げた。

Stephanie Gilmore & Carissa Moore © ASP / Robertson
Stephanie Gilmore & Carissa Moore © ASP / Robertson

タラナキ、ニュー・ジーランド(2012年4月14日土曜日)4月11日からニュージーランドのタラナキで開催されていたASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンシップ・ツアー第3戦「TSBバンクNZサーフ・フェスティバル・フィーチャーリング・ダウ・アグロサイエンス・プロ」が終了。クリーンな3フィートのコンディションで行われたファイナルで,カリッサ・ムーア(HAW)を下したステファニー・ギルモア(AUS)が見事優勝した。

2012年に全7戦が予定されているASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンシップ・ツアーの第3戦となるTSBバンクNZサーフ・フェスティバルはASPウイメンズのワールド・タイトルレースにおいて、極めて重要なポイントを各選手に与えた。また今年のイベントは,過去3年間行われて来たイベントの中で,最も素晴しい波が提供され,クラシック・ウェイブで最高のパフォーマンスが披露された。

Stephanie Gilmore © ASP / Robertson
Stephanie Gilmore © ASP / Robertson

ステファニー・ギルモア(AUS)が見事優勝

4タイムASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンで現在ASPウイメンズ・ワールドNo.1であるギルモアは、TSBバンク・ニュージーランド・サーフ・フェスティバルで2011年と2010年に第9位でフィニッシュしたが、今日はエキサイティングなファイナルでトップの座を獲得した。接戦となったファイナルは、両者ともエクセレント・スコアが炸裂する互角の戦い。そして、最終的に二人の差は僅か0.70だった。

「今シーズンは自分のキャリアのなかで、間違いなく最高のスタートですね。」と、ギルモアが言った。「開幕から3戦続けてファイナルまで勝ち上がれて,信じられない気分です。本当に最高ですね。ファイナルは本当に接戦で,どちらが勝ってもおかしくないと思ってました。波の裏からカリッサのライディングを見ていました。彼女は物凄いファースト・ターンをして、次のセクションに繋げて行きました。もし彼女が、あそこでもう一つターンを決めていたら、スコアを手に入れていたと思います。運が私に味方してくれて嬉しいです。」

Carissa Moore (HAW), © ASP / Robertson
Carissa Moore (HAW), © ASP / Robertson

カリッサ・ムーア(HAW)が2位。

ASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンに君臨するムーアは、このTSBバンク・ニュージーランド・サーフ・フェスティバルにおいて、エクセレントな記録を持っている。彼女は2010年の第1回大会に勝って、それから昨年はファイナル進出し第2位でフィニッシュ。3年目で3回目のファイナル進出を果たした。「自分がプライオリティーを持っている状況で、いくつかの波を渡してしまいました。 」と、ムーアが言った。「私は,それほど良い波ではないと思いました。しかしステフ(ギルモア)はその波で本当に良いパフォーマンス見せました。彼女を甘く見たら痛い目に遭いますよ。4度のASPウイメンズ・ワールド・タイトルを獲得しているんですから。」

Paige Hareb © ASP / Robertson
Paige Hareb © ASP / Robertson

ページ・ハレブ(NZL)

ホームタウン・ヒーローのページ・ハレブ(NZL)は、ギルモアとのタイトなセミファイナルに破れ3位となった。ハレブは大半のヒートでリードを保持したが、ギルモアは今日のベスト・ウェイブの1つをキャッチして、クリーンなバレルをメイクし、2つのマッシヴ・ターンで逆転した。とはいえ、今回の結果はハレブの持つツアー・ベスト・リザルトと並び、ワールドツアー・レイティング7位へ彼女を押し上げた。「ホームタウン・ギャラリーのサポートを得て、かなり気合いが入りました。」と、ハレブが言った。「海から振り返って見ると、家族や友達、タラナキのみんながいるのが見えて最高でしたね。セミファイナルでは、あの1つの爆弾ウェイブが届いて、ステフ(ギルモア)が偶然その時に優先権を持っていたんです。それは私にはどうすることもできませんでした。」

 

17歳のレイキー・ピーターソン(USA)は、TSBバンクNZサーフ・フェスティバルを通して素晴らしいパフォーマーだった。そして、彼女はクラシック・カリフォルニア・スタイルで絶えずエクセレントなスコアを記録、その勢いでクオーターファイナルで昨年のイベント・チャンピオンであるサリー・フィッツギボンズ(AUS)を下した。セミファイナルでは、惜しくもムーアに破れたが,ルーキーの彼女にとって3位入賞はベストリザルトとなった。「私のベスト・リザルトなので、がっかりなんてしていません。」と、ピーターソンが言った。「3位は私にとって本当に良い結果です。波はスーパー・ファンでしたが、あのヒートではちょっと動揺しました。自分のパフォーマンスについては、へこんだりしていませんが,もう少しでファイナルだったので,それが残念でした。でもカリッサ(ムーア)、ステフ(ギルモア)サリー(フィッツギボンズ)のようなガールズに対してサーフィンをすることが出来たことは,より良い方向へ私をプッシュしてくれます。コンテストを通して良い波で出来て最高でした。いつもなら絶対にあり得ないですよ。」

 

TSBバンクNZサーフ・フェスティバル・ファイナル結果:
優勝:ステファニー・ギルモア(AUS)15.76
2位:カリッサ・ムーア(HAW)15.06
TSBバンクNZサーフ・フェスティバル・セミファイナル:
SF 1:ステファニー・ギルモア(AUS)16.44 def.。ページ・ハレブ(NZL)14.07
SF 2:カリッサ・ムーア(HAW)12.93 def.。レイキー・ピーターソン(USA)11.92
TSBバンクNZサーフ・フェスティバル・クオーターファイナル:
QF 1:ページ・ハレブ(NZL)14.33 def.。ローラ・エネバー(AUS)12.16
QF 2:ステファニー・ギルモア(AUS)12.33 def.。タイラー・ライト(AUS)11.60
QF 3:レイキー・ピーターソン(USA)16.50 def.。サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.00
QF 4:カリッサ・ムーア(HAW)15.66 def.。コートニー・コンローグ(USA)12.90

大会オフィシャルサイト:http://www.nzsurffestival.co.nz/

 

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