ジョン・ジョン・フローレンスは、トリッキーなコンディションでパーフェクト10をスコア

ケリーが破れ、オッキーがQF進出。ジョン・ジョンはパーフェクト10をスコア。(3/24)

Mark Occhilupo (AUS) is gunning for his third Telstra Drug Aware Pro Margaret River title. © ASP/Robertson.

【マーガレット・リヴァー、WA/オーストラリア(2012年3月23日金曜日)】ASP男子プライム/女子6スターイベント「テルストラ・ドラッグ・アウェア・プ ロ」の大会5日目は5~6フィートにサイズアップ。素晴しい晴天の中、絵に描いたようなパーフェクトウェイブが世界最高峰のサーファー達に届けられ、男子のベスト8が決定した。

一方で番狂わせも続出。11 x ASPワールド・チャンピオン・ケリー・スレーター(USA)は、トム・ウィッタカー(AUS)に敗れ、ミック・ファニング(AUS)もアダム・メリング(AUS)に敗退。またオラマナ・エレオグラム(HAW)が、オーウェン・ライト(AUS)に大金星を挙げてクォーターファイナルへ進んだ。

ウィッタカーはスマートにヒートをサーフィンし、彼はベスト・ウェイブをキャッチして、彼の最大限のポテンシャルを見せた。「ケリーに対する戦略はひとつだけだよ。」と、ケリーを下したウィッタカーが言った。「ベスト・ウェイブを待って、自分のベストを出し切る。ケリーと戦うプレッシャーなんて無いからね。負けて当然。ハードにサーフィンするだけだよ。」

また、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はモンスター・エア・リバースでイベント初のパーフェクトな10ポイント-ライドを決めた。バックアップも9.70をマークした彼は、19.70というイベント・ハイエスト・ヒート・トータルをスコアした。「ヒートのスタートしたときは、かなり風にあおられてましたね。でも後半は、その風を上手く利用してエアマニューバーを決めました。緊張してましたよ。アンディーノは簡単にエアを決めるサーファーですからね。自分はフリーサーフィンのつもりでやって、それが上手く行きました。」

1999年のASPワールド・チャンピオンで2度マーガレット・リヴァー・イベント・チャンピオンであるマーク・オクルーポ(AUS)は、フレデリック・パターチア(HAW)との極めてタイトなヒートを勝ち上がりクオーターファイナルへ勝ち進んだ。今回のオッキーのサーフィンは現役時代を彷彿とさせる勢いがある。

 

TELSTRA DRUG AWARE PRO MEN’S QUARTERFINALS::
QF 1:ジョシュ・カー(AUS)対オラマナ・エレオグラム(HAW)
QF 2:マーク・オクルーポ(AUS)対トム・ウィッタカー(AUS)
QF 3:ニック・マスクロフト(AUS)対ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
QF 4:カイ・オットン(AUS)対CJホブグッド(USA)

今大会には3名の日本人選手が出場。大会初日に「Wave of the day」を獲得し、1位でトップシードが待つRound of 48進出を決めた大村奈央も惜しくも4位敗退となり、6スターで37位でフィニッシュ。また、ラウンドオブ96ヒート4 に大野修聖、ヒート9 に辻裕次郎が出場。しかし両者とも惜しくも4位で敗退となった。

 

http://www.telstradrugawarepro.com/