大野修聖は痛恨のインターフェア、辻裕次郎も4位敗退。(3/20)

大野修聖は痛恨のインターフェア、辻裕次郎も4位敗退。(3/20)

マーガレット・リヴァー、WA/オーストラリア(2012年3月20日火曜日)男子ASPプライム・イベント「テルストラ・ドラッグ・アウェア・プロ」はケリー・スレーターも出場するワールドツアーランキング上位者とシードを含めた96人しかエントリーできないイベント。本日はラウンドオブ96からスタートし、20ヒートを消化した。

3-5フィートのバンピーでヘビーなコンディションで行われたヒート4 に大野修聖が登場。WTサーファーのエイドリアン・バカンをはじめ、ゲイブ・クリング、ジェイ・トンプソンといった強豪と対戦した。スタートからビッグなセットを掴み、バックハンドでハードなボトムターンとオフザトップを見せた大野修聖は、4.50、5,60をスコアしてヒートをリードする。強いオフショアに煽られながらも各選手ハードな突っ込みを見せるバトルが展開される。

ヒート後半に入り、エイドリアン・バカンが素晴しいレフトの波をキャッチし、ビッグ・パワーカーヴィングで8.17というエクセレントスコアをマークしトップに躍り出る。2位となった大野修聖。その後にクリングがビッグスナップで7.17をスコアして2位に浮上。残り時間10分を切り3位に転落した大野だったが再びハンクハンドで5.00をスコアして大逆転。しかしクリングに必要なスコアは3.43。充分に逆転が可能なスコアだった。ワンピークでの波の取り合いで、各選手がインタフェアぎりぎりのところで激しく争う。

残り時間3分を切ってクリングが予想通りバックハンドで5.43をスコアして逆転。追い込まれた大野修聖は終盤に逆転を狙い起死回生の波をジェイ・トンプソンと奪い合い、同じ波にテイクオフ。そして大野修聖のジェイ・トンプソンに対するインターフェアがコールされ4位に転落。前回の6スターイベントに続くインターフェアによる敗退となった。全く引けを取らないサーフィンをしていただけに非常に悔やまれる敗退となった。

 

ヒート9 には辻裕次郎が登場。その頃になるとマーガレット・リヴァーは更にサイズアップし、チャレンジングなコンディションへと変貌して行った。辻裕次郎の対戦相手は、WTサーファーのビード・ダービッジ(AUS)、ネイザン・ヨーマンズ(USA)、ホデイ・コラゾ(EUK)。各選手は、そんなハードなコンディションでもチャージを見せた。辻裕次郎も形の良いセットを掴みチャージを繰り返すもスコアが伸びない。結局、ライトブレイクにハードなリエントリーを見せ7.83と6.67とをスコアしたビード・ダービッジ(AUS)がダントツのトップ通過。ホデイ・コラゾ(EUK)との熾烈な2位争いを勝ち抜いたネイザン・ヨーマンズ(USA)がラウンドアップ。辻裕次郎はヒートスコア5.40で4位敗退となった。

 

女子では、昨日見事1位でトップシードが待つRound of 48進出を決めた大村奈央は、Round of 48のヒート3でアリーゼ・アルノー、ビアンカ・ブュイティンダッグ、メラニー・レッドマン-カーと対戦する。頑張れ!大村奈央。

今回のイベントはライブ中継も行われているので、ビッグなマーガレット・リヴァーでの彼等の活躍を期待し、エールを送り続けよう。頑張れ日本!

 

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