ASP-WJT最終戦
ビラボン・ワールド・ジュニア・サーフィン
チャンピオンシップ

2012年1月20日-29日 バーレーヘッズ、クイーンズランド/オーストラリア


今週末からビラボン・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップがスタート。
優勝候補のデイヴィ・キャスルズが怪我で欠場

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【クーランガッタ、クイーンズランド/オーストラリア(2012年1月18日水曜日】世界中のベスト・ジュニア・サーファーが、2011年のASPワールド・ジュニア・ツアー最終戦である「ビラボン・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ゴールド・コースト」出場のためバーレー・ヘッズに集結する。この2012年1月21日から29日で開催される(1/20はトライアル)、2011年のASPワールド・ジュニア・ツアー最終イベントでは、男女のASPワールド・ジュニア・チャンピオンが決定する。

2011年度のASPワールド・ジュニア・ツアーは、バリとブラジルでエキサイティングなイベントが開催され、最終戦の舞台がバーレー・ヘッズ(オーストラリア)に用意された。これまでビラボンWJCは、シドニーのノース・ナラビーン、ビクトリアのフィリップ・アイランドとマウイのホノルア・ベイで開催されて来たが、今回クラシック・サーフィン・ロケーションであるバーレー・ヘッズで開催されるは初めてとなる。バーレーは1977年のスタビーズで史上初のマンオンマン・コンペティションが開催された場所で、ASPワールド・チャンピオンを決定するのには理想的なロケーションだと言える。

2011年から始まったASPワールド・ジュニア・ツアーは、オーストラリア、ニュージーランド、USA、ブラジル、ペルー、アルゼンチン、日本、タヒチ、サウス・アフリカ、フランス、ポルトガルからの、15~20歳のワールドトップ48のジュニア・サーファーによって行われる。

 

キャスルズの怪我による欠場が正式に発表された。


ツアー2戦が終了した時点で、ツアーランキングでトップを走るのは、ブラジルで優勝したカイオ・イベリ(BRA)と、バリ島の開幕戦で優勝したデイヴィ・キャスルズ(ノース・ナラビーン、NSW/AUS)。「僕はホームで仲間のデイブ・ケネットと多くのフィットネス・トレーニングとサーフィンをしてきました。ネイザン・ウェブスターとは模擬ヒートをしていたので、いい感じですよ」と、キャスルズが言った。

そういったコメントしていたキャスルズだったが、18日に怪我による欠場が正式に発表された。ノース・ナラビーンの彼のホームブレイクでリバースの着地に失敗したキャスルズは、彼の右足首を痛めた。彼はいま、彼なしで行われるタイトル・レースを見守るしかない。「もう呆気にとられて空いた口が塞がらない感じですよ。」と、キャスルズが言った。

「僕は正面の靭帯結合靭帯を損傷していて、部分的に後ろの靭帯結合靭帯も損傷しました。マンリーの全豪オープンには間に合わせたいです。このイベントで、オーストラリアの選手に優勝して、ASPにワールド・ジュニア・タイトルを獲得してもらいたいんです。それでタイトルをオーストラリアに保持したんです。いま世界最高のジュニアは、オーストラリアから出てきていると思うのです。」

現在ASPワールド・ジュニア・ツアーで第3位にランクされるギャレット・パークス(バイロン・ベイ、NSW/AUS)は、ビラボン・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ゴールド・コーストに出場する最高ランクキングのオージーである。「デイヴィ(キャスルズ)とは良い仲間です。昨日彼と話しましたが、彼はかなり参ってましたね。」と、パークスが言った。「すべてのハードワークを経て、イベントの2、3日前に負傷するなんて、不運としか言いようがないです。僕が今、最高ランクキングのオージーであるということが、今回のイベントで良い結果を残すためのエクストラ・モチベーションを与えてくれました。僕は毎日サーフィンとトレーニングをしていました。そして、ライト・ポイント・ブレイクで出来る限りイベントの準備のためにサーフしました。いま良い感じです。」

キャスルズの替わりに出場する事となった、マット・ルイス-ヒューイット(ニュージーランド)は、彼のキャリア最後となるジュニア・イベントで争うために、会場に向かっている。「僕は、イベントに出場出来て最高だけど、デイヴィ(キャスルズ)は本当にショックですね。」と、ルイス-ヒューイットが言った。「僕はホームでいくつかのイベントに出場したり、中国のASP 4-スターにも出たから、ウォームアップは出来ている。良い感じですよ。」

その他に、ソリ・ベイリー(バイロン・ベイ、NSW/AUS)は、ビラボン・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ゴールド・コーストへのスポンサー・ワイルドカードを与えられた。またミッチ・パーキンソン(クーランガッタ、QLD/AUS)、ピーターソン・クリサント(ブラジル)、ジャック・ロビンソン(マーガレット・リヴァー、WA/AUS)、マテイア・ヒクイリー(PYF)は、ワイルドカードでボン・ジッパー・トライアルから出場。このトライアル上位2名はメインイベントに出場出来る。

 

大橋海人、新井洋人、加藤嵐、田中海周、渡辺寛、橋本恋、大村奈央の7名が出場。トライアルに仲村拓久未が出場


今回のイベントには、日本代表として、大橋海人、新井洋人、加藤嵐、田中海周、渡辺寛、橋本恋、大村奈央の7名が出場。コーチとして田中樹も渡豪する予定だ。また、今回のトライアルには、日本から仲村拓久未が出場する。今回のイベントはジュニア世界チャンピオンが決定するASPジュニアツアー最終戦。バリで17位、ブラジル9位となった加藤嵐が現在、総合15位タイで日本男子トップとなっている。また女子では、バリとブラジルで5位となった大村奈央が総合ランキング5位につけている。今年も世界を目指して頑張ろう!日本。