JPSAショートボード第2戦「ALL JAPAN PRO 新島」

【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSA 震災復興支援チャリティーツアー2011

JPSAショートボード第2戦
「ALL JAPAN PRO 新島」


期日/10月28日(金)~30日(日)会場/東京都新島村 羽伏浦
特別協賛/東京都新島村 協賛/SURFDAY.TV 協力/東海汽船㈱
賞金総額/¥3,000,000 (男子¥2,400,000 / 女子¥600,000)
特 別 賞 ¥300,000 (男子¥200,000 / 女子¥100,000) 

 


JPSAショート第2戦ALL JAPAN PRO新島
高梨直人、悲願の初優勝。庵原美穂は2連勝

10月28日(金)より、東京都新島で行われていたJPSA震災復興支援チャリティーツアー2011ショートボード第2戦「ALLJAPAN PRO新島」が終了。男子で高梨直人、女子で庵原美穂が優勝した。

地元サーファー達の協力のもと、その日のベスト・ポイントへ会場を移動するモバイル形式での開催となっている「ALLJAPAN PRO新島」。会場をメインサイトの羽伏浦 から北に位置する「羽伏磯」へ移動し男子クオーターファイナルからスタート。吹き続ける強い北東風のサイドオンショアのなか、パワフルなオーバーヘッドのコンディションでハイパフォーマンスが繰り広げられた。

大会最終日、男子クオーターファイナルのヒート1で高橋健人を破った梅野紘聖、ヒート2でダレン・ターナーを破った高梨直人、ヒート3で河村海沙を破った深川達哉がセミファイナルに進出した。そして、ヒート4では椎葉順と田中英義いったランキング上位2名による事実上のファイナルといっても過言ではないヒートが繰り広げられた。

 

田中英義は椎葉順をコンビネーションで制圧。セミでは9.25までマーク


レフトの波でハードなバックハンド・リエントリーを決め5.75をスコアしたのは椎葉順。昨日、今大会のベスト・シングルスコア8.75をスコアした田中英義は、その勢いのまま特大セットを掴むと安定感のある深いボトムターンからの鋭いリエントリーを2発決めて9.00をスコア。自身の持つベストスコアを塗り替えた。そしてバックアップも7.75を揃えて、椎葉順をコンビネーションに追い込み、そのまま圧倒的な強さを見せてセミファイナルへ勝ち上がった。

女子のセミファイナルでは、第1ヒートでランキングトップで、今大会のベストスコア8.0を持つ庵原美穂が大江なぎさと、第2ヒートではランキング2位の谷口絵里菜が、今年プロになったばかりの17歳、北沢麗奈と対戦。庵原は貫禄の強さを見せファイナルへ勝ち上がったが、谷口絵里菜は北沢麗奈との僅差の勝負に逆転負けを食らった。

 

梅野紘聖、深川達哉が大健闘


男子セミファイナルの第1ヒートは、高梨直人と梅野紘聖、第2ヒートは深川達哉と田中英義が対決。高梨は梅野とのドラマチックな僅差のクロスヒートを競り勝ちファイナル進出。第2ヒートの田中英義は、ライトの波で安定したサーフィンを見せ6.00をスコアしリード。更にレフトの波にテイクオフした田中英義は、ファーストアプローチのフリフォール・フローターからのオフザトップを決め、アプローチ、技のバリエーションとも申し分のない圧倒なサーフィンを見せ、9.25をスコア。再び自身の持つベストスコアを塗り替えた。深川も持ち前のパワフルなサーフィンで応戦するも絶好調の田中英義の前に敗れた。

今回セミファイナルまで勝ち上がった梅野紘聖、深川達哉は、シード権を持っていない選手。ともにセミファイナルで破れ3位タイでフィニッシュとなったが、このパワフルな新島という最高の舞台で素晴しい演技を見せた。またクオーターまで初めて勝ち上がった河村海沙、高橋健人、ラウンド4へ勝ち上がった岩田隆ニなどニューヒーローを期待させるパフォーマンスを見せた。彼らの次回バリでの活躍に期待したい。

 

庵原美穂は圧倒的な強さを見せて2連勝。17歳の北沢麗奈が大健闘


女子のファイナル。庵原美穂はセミファイナルのヒート中、眉の上に板を当てて負傷。ショアブレイクで痛めた足も応急処置をしてのファイナルとなった。そんな庵原と対戦するのは、今回、大健闘でファイナルまで勝ち上がった17歳の北沢麗奈。ファイナルはスローなスタート。そして前半に入ったレフトの波を掴んだ庵原は、バックハンドでノートリムのボトムターンから角度のあるリエントリーを見せて5.50をスコア。北沢もライトの波を掴み、フォアハンドのカーヴィングで3.25をスコアする。しかし、庵原は特大のレフトを掴むと深いボトムターンから掘れた場所でオフザトップを披露。バックアップとなる4.25をスコアして完全にファイナルをコントロール。そのまま庵原が鉾田に続く2連勝を決めた。

「どうしてもファイナルまで勝ち上がりたかったです。グランドチャンピオンは、まだ僅差だと思うのでバリで優勝して、それにグラチャンが着いて来たら嬉しいですね。今回はMCの声も聞こえる余裕も会って、皆さんの応援メッセージが本当に励みになりました。ありがとうございます。次回もがんばって行きますので、これからも応援お願いします。」と庵原美穂がヒーローインタビューで応えた。

 

高梨直人が悲願のJPSA初優勝。オールジャパン・タイトル獲得


男子のファイナル。スタートからバックハンドのヴァーティカルなリエントリーで3.75をマークする高梨直人。続けてレフトの波で、フィンフリーなリエントリーを決めたあと、レイバックで倒れ込んだように見えたがスープの中から姿を現して技をコンプリート。6.25をスコアしファイナルをリードする。

そんな追い込まれた状況でも、集中力を切らさない田中英義は、ライトのセットを掴み、キレのある3つのカーヴィング・コンビネーションで5.75をスコアして追い上げる。田中英義に必要なスコアは、4.26。時間は15分を経過。リードを広げたい高梨は、鋭いリエントリーを連打し、ショアブレイクまで乗り繋ぎ6.75をスコア。トータルスコアを13.00とする。田中英義もセットのライトで素晴しいカーヴィングターンで5.15をスコアするも逆転ならず。更に絶好調の高梨は、駄目押しとなる素晴らしいレフトの波で8.15をスコア。田中英義も起死回生のエアリバースを試みるもインコンプリート。素晴らしくドラマチックなファイナルを制した高梨直人が悲願のJPSA初優勝を決めた。

「チャレンジシリーズを数えれば8年振りの優勝ですね。JPSAのプロシリーズとしては初優勝です。この8年間は辛かったですね。新島では全日本アマのときでも優勝していて、好きな波だったので優勝で来て良かったです。グラチャンを意識してなかったと言ったら嘘になりますが、とりあえず優勝が目的だったので、達成出来て本当に嬉しいです。応援して下さった皆さんに感謝したいです。ありがとうございました。」と高梨直人はインタビューに応えた。

「ALL JAPAN PRO新島」ショートボード/

男子 優勝 高梨直人、2位 田中英義、3位 梅野紘聖、深川達哉。

女子 優勝 庵原美穂、2位 北沢麗奈、3位 大江なぎさ、谷口絵里菜。

また今回は、イベント最高得点をマークした選手にSurfday.tv賞として 田中英義¥200,000 / 庵原美穂¥100,000が贈られた。

 

梅野紘聖、深川達哉が大健闘


男子セミファイナルの第1ヒートは、高梨直人と梅野紘聖、第2ヒートは深川達哉と田中英義が対決。高梨は梅野とのドラマチックな僅差のクロスヒートを競り勝ちファイナル進出。第2ヒートの田中英義は、ライトの波で安定したサーフィンを見せ6.00をスコアしリード。更にレフトの波にテイクオフした田中英義は、ファーストアプローチのフリフォール・フローターからのオフザトップを決め、アプローチ、技のバリエーションとも申し分のない圧倒なサーフィンを見せ、9.25をスコア。再び自身の持つベストスコアを塗り替えた。深川も持ち前のパワフルなサーフィンで応戦するも絶好調の田中英義の前に敗れた。

今回セミファイナルまで勝ち上がった梅野紘聖、深川達哉は、シード権を持っていない選手。ともにセミファイナルで破れ3位タイでフィニッシュとなったが、このパワフルな新島という最高の舞台で素晴しい演技を見せた。またクオーターまで初めて勝ち上がった河村海沙、高橋健人、ラウンド4へ勝ち上がった岩田隆ニなどニューヒーローを期待させるパフォーマンスを見せた。彼らの次回バリでの活躍に期待したい。

 

庵原美穂は圧倒的な強さを見せて2連勝。17歳の北沢麗奈が大健闘


女子のファイナル。庵原美穂はセミファイナルのヒート中、眉の上に板を当てて負傷。ショアブレイクで痛めた足も応急処置をしてのファイナルとなった。そんな庵原と対戦するのは、今回、大健闘でファイナルまで勝ち上がった17歳の北沢麗奈。ファイナルはスローなスタート。そして前半に入ったレフトの波を掴んだ庵原は、バックハンドでノートリムのボトムターンから角度のあるリエントリーを見せて5.50をスコア。北沢もライトの波を掴み、フォアハンドのカーヴィングで3.25をスコアする。しかし、庵原は特大のレフトを掴むと深いボトムターンから掘れた場所でオフザトップを披露。バックアップとなる4.25をスコアして完全にファイナルをコントロール。そのまま庵原が鉾田に続く2連勝を決めた。

「どうしてもファイナルまで勝ち上がりたかったです。グランドチャンピオンは、まだ僅差だと思うのでバリで優勝して、それにグラチャンが着いて来たら嬉しいですね。今回はMCの声も聞こえる余裕も会って、皆さんの応援メッセージが本当に励みになりました。ありがとうございます。次回もがんばって行きますので、これからも応援お願いします。」と庵原美穂がヒーローインタビューで応えた。

 

高梨直人が悲願のJPSA初優勝。オールジャパン・タイトル獲得


男子のファイナル。スタートからバックハンドのヴァーティカルなリエントリーで3.75をマークする高梨直人。続けてレフトの波で、フィンフリーなリエントリーを決めたあと、レイバックで倒れ込んだように見えたがスープの中から姿を現して技をコンプリート。6.25をスコアしファイナルをリードする。

そんな追い込まれた状況でも、集中力を切らさない田中英義は、ライトのセットを掴み、キレのある3つのカーヴィング・コンビネーションで5.75をスコアして追い上げる。田中英義に必要なスコアは、4.26。時間は15分を経過。リードを広げたい高梨は、鋭いリエントリーを連打し、ショアブレイクまで乗り繋ぎ6.75をスコア。トータルスコアを13.00とする。田中英義もセットのライトで素晴しいカーヴィングターンで5.15をスコアするも逆転ならず。更に絶好調の高梨は、駄目押しとなる素晴らしいレフトの波で8.15をスコア。田中英義も起死回生のエアリバースを試みるもインコンプリート。素晴らしくドラマチックなファイナルを制した高梨直人が悲願のJPSA初優勝を決めた。

「チャレンジシリーズを数えれば8年振りの優勝ですね。JPSAのプロシリーズとしては初優勝です。この8年間は辛かったですね。新島では全日本アマのときでも優勝していて、好きな波だったので優勝で来て良かったです。グラチャンを意識してなかったと言ったら嘘になりますが、とりあえず優勝が目的だったので、達成出来て本当に嬉しいです。応援して下さった皆さんに感謝したいです。ありがとうございました。」と高梨直人はインタビューに応えた。

「ALL JAPAN PRO新島」ショートボード/

男子 優勝 高梨直人、2位 田中英義、3位 梅野紘聖、深川達哉。

女子 優勝 庵原美穂、2位 北沢麗奈、3位 大江なぎさ、谷口絵里菜。

また今回は、イベント最高得点をマークした選手にSurfday.tv賞として 田中英義¥200,000 / 庵原美穂¥100,000が贈られた。

 

激化するJPSAショートのグラチャン争い


ロングから始まり4日間に渡って行われたオールジャパンプロ新島が終わり、2011年のJPSAも、インドネシアのバリ島クラマスで、今回の新島と同様にロング、ショートが行われる「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」を残すのみとなった。【ロング11月7日(月)~10日(木)、ショート11月10日(木)~14日(月)】

グラチャン争いも最終戦までもつれ込み、バリでの結果次第となった。下の表に記したように、今回の新島が終了した時点で、田中英義がトップをキープ。3位だった今回優勝した高梨直人が2位に浮上した。ご存知のように、JPSAは全6戦中、上位5戦のポイント合計で年間ランキングが決定されるシステムであるため、全6戦に出場した選手は一番悪かった結果を切り捨てることが出来る。各選手が次のバリで自分のワースト結果を上回る結果を出すと仮定し、現在のワースト結果を切り捨てると順位が変わってくる。

アジャスト後の暫定順位では、高梨直人が僅か50ポイント差で田中英義を逆転してトップ。次いで720ポイント差で3位に田中樹、100ポイント差で4位に椎葉順となる。この数字から簡単に推測出来るのは、田中英義がバリで2度目のグラチャンを獲得するためには、初のグラチャンを狙う高梨直人より上位でフィニッシュしなければならないということ。3位の田中樹は、トップと770ポイント差。

暫定上位2位のふたりが3位以上に入ると田中樹は優勝しても彼らを超えることは出来ない。椎葉順はふたりが5位で、中村昭太は9位で彼らを超えられない。また、女子ではこの2戦で連勝した庵原美穂と谷口絵里菜の6000ポイントを集めているふたりの戦いとなりそうだ。アジャストして540ポイント差があるため庵原が優勢という状況。ショートボードの最終戦は、11月10日(木)~14日(月)(※10日(木)プロトライアル)バリ島 クラマスで開催。注目の最終戦。サーフメディアは現地から最新情報をお伝えする予定です。

 

JPSA2011男子ランキング
第1戦 

伊豆

第2戦 

新島

第3戦 

大洗

第4戦 

千葉

第5戦 

鉾田

第6戦 

バリ

新島後の計算式 暫定順位 

(新島後)

アジャスト
田中英義 1720 1720 1220 1460 1220(L) ? 5620+1720=7340-1220=6120
田中樹 1220 800(L) 1460 1720 1000 ? 5400+800=6200-800=5400
高梨直人 1110 2000 900(L) 1340 1720 ? 5070+2000=7070-900=6170
椎葉順 1460 1220 1720 900 900(L) ? 4980+1220=6200-900=5300
中村昭太 1110 1000 720(L) 2000 1000 ? 4830+1000=5830-720=5110

※ 全6戦中、上位5戦のポイント合計で年間ランキングを決定。

ただし、同順位の場合は全6戦のポイント合計で決定。更に、同順位の場合は最高ポイントで決定。(L)が

 

JPSA2011男子/最終戦で可能な獲得ポイント
バリ島 優勝 

2000

2位 

1720

3位 

1460

5位 

1220

9位 

1000

新島後のアジャスト計算 暫定順位 

(新島後)

アジャスト
田中英義 6120 8120 7840 7580 7340 7120 5620+1720=7340-1220=6120
田中樹 5400 7400 7120 6860 6620 6400 5400+800=6200-800=5400
高梨直人 6170 8170 7890 7630 7390 7170 5070+2000=7070-900=6170
椎葉順 5300 7300 7020 6760 6520 6300 4980+1220=6200-900=5300
中村昭太 5110 7110 6830 6570 6330 6110 4830+1000=5830-720=5110

 

 

JPSA2011女子ランキング
第1戦 

伊豆

第2戦 

新島

第3戦 

大洗

第4戦 

千葉

第5戦 

鉾田

第6戦 

バリ

新島後の計算式 暫定順位 

(新島後)

アジャスト
庵原美穂 1220(L) 2000 1460 1720 2000 ? 6400+2000=8400-1220=7180 1
谷口絵里菜 1460 1460 1110(L) 2000 1720 ? 6290+1460=7750-1110=6640 2 2

※ 全6戦中、上位5戦のポイント合計で年間ランキングを決定。

ただし、同順位の場合は全6戦のポイント合計で決定。更に、同順位の場合は最高ポイントで決定。